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Claude Codeには、WordPressへの入稿も公開も任せられます。当社はこのサイトの記事をClaude CodeにREST API経由で入稿・公開させていて、2026年9月17日時点で156本を公開しています。ただ、任せてみて最初に必要になったのは書く速さではなく、AIの「完了しました」を確かめる仕組みでした。当社は一度、その表示を信じたまま本文0文字の記事を4本作りかけています。
先に結論(当社の運用記録から・2026年9月17日時点)
| 区分 | 当社の中身 |
|---|---|
| AIに任せたこと | 下書きの入稿/アイキャッチの作成と設定/条件を満たした記事の公開/公開記事の一覧の作り直し |
| AIに任せなかったこと | 公開してよい条件を決めること/サーバーなどの契約/課金 |
| 必ず入れた確認 | 入稿のたびに本文の長さと見出しの数を取り直す/未分類を全件走査で数え、一覧はREST APIから作り直す/WAFに弾かれる文字列を入稿前に機械で探す/公開済みの記事は本文だけを送る |
当社の収益は累計0円です。うまくいった話ではなく、実際に起きた失敗と、手順書で止めている注意点の記録です。
この記事の根拠と、当社の立場
この記事の根拠とは、当社がClaude Codeに渡している記事制作の手順書と、そこに日付つきで残した事故の記録のことです。2026年9月17日に当社が読み直し、書いてある出来事だけを並べました。
この記事の調べ方
- 公開本数:156本(2026年9月17日にWordPressのREST APIで取得)
- 収益:累計0円(当社の管理会計帳簿。Googleアナリティクスの収益も0円=2026年9月12日取得)
- WordPressとClaude Codeの仕様:各公式文書を2026年9月17日に開いて確認したものだけ
当社はConoHa WINGを2026年7月20日に契約し、このサイトをそのサーバーで動かしています(この記事の後半に広告リンクを1本置いています)。契約後に当社がこのサーバーで何をして何が起きたかは、ConoHa WINGを53日使って起きたことの記録にまとめました。この記事ではAIにWordPressを触らせる運用の部分だけを書きます。
当社がClaude Codeに任せている作業と、人が決めていること
Claude Codeとは、公式ドキュメントの概要ページ冒頭で「コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合します。」と説明されているツールです(2026年9月17日確認)。当社はこの「コマンドを実行できる」性質を使い、WordPressのREST API(外部のプログラムから記事を読み書きする窓口)へ記事を送らせています。
| 作業 | 担当 | 当社の決まり |
|---|---|---|
| 下書きとして入稿する | AI | 入稿用の道具は「下書き」に固定 |
| 原稿を検品する | AI(書いた担当とは別) | 90点未満・重大な誤り1件以上なら入稿しない |
| アイキャッチを作って設定する | AI | 設定後、未設定のままでないかをREST APIで確かめる |
| 公開する | AI(条件つき) | 条件をすべて満たした記事だけ。欠けたら人の承認待ち |
| 公開記事の一覧を作り直す | AI | REST APIから全件を取り直して上書き |
| 公開の条件を決める/契約・課金 | 人(運営者) | AIには任せない |
まとめると、当社がAIに渡したのは決まった手順の実行で、「何を満たせば出してよいか」の線引きは人が持っています。
起きたこと① 「完了」と表示されたのに、本文が0文字だった
本文0文字の事故とは、入稿の道具が成功を報告したのに、WordPressに作られた記事の中身が空だったことです。2026年7月27日、当社の入稿用スクリプトは4本すべてに「完了」と表示しましたが、WordPress側の4本はどれも本文が0文字でした。
下書きだったので読者の目には触れていません。ただ、表示を信じて公開していれば、空の記事が4本公開されていました。
当社が入稿のたびに行う確認
- 入稿した記事を、REST APIで編集用の形のまま取り直す
- 取り直した本文の文字数とH2見出しの数を数える
- 0文字、または見出しの数が原稿と違えば、本文だけを送り直す(公開・下書きの状態は送らないので変わらない)
まとめると、AIの報告は「送った」という意味でしかなく、「届いた」の証明にはなりません。
起きたこと② 未分類と一覧の書き漏れが繰り返した
ここで扱うのは、記事は公開できているのに、公開後の設定や記録が抜けていた事故です。
| 起きたこと | 当社の記録 | いまの止め方 |
|---|---|---|
| カテゴリーが「未分類」のまま | 2026年8月5日に公開32本中20本/8月17日に前日公開の4本すべて | 公開後に全記事を走査し、未分類が0件かを数える |
| 公開記事の一覧に書き漏れ | 手で1行足す運用で、2026年8月12日・16日・17日と3回続けて漏れた | 手で足すのをやめ、REST APIから全件を取り直して上書き |
| 題名に本文と合わない社名 | 2026年9月8日、当社が運営する別のサイトで発生 | 題名に並べた固有名が本文の見出しにあるかを機械で照合 |
未分類の件は道具の作りにも原因があり、カテゴリーの指定を書き忘れると、公開用スクリプトは何も言わずに通してしまう作りでした。題名の件は、検品が本文だけを見ていて、入稿の瞬間に付けた題名を誰も検品していなかったことが原因です。
まとめると、未分類も一覧の書き漏れも、「気をつける」では繰り返し起きました。いまは、未分類は全件を走査して数え、一覧は全件を取り直して上書きしています。
手順書の注意点① サーバーのWAFが、本文の英単語で入稿を弾く
WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)とは、攻撃に見える通信を、サイトに届く前に止める仕組みです。当社の手順書には、当社の環境で働くSiteGuard Liteが入稿を弾くことが、注意点として書かれています(手順書には、いつ起きたかの日付は書かれていません)。
弾かれる原因は本文の文字列です。前後に空白のある半角英字の「or」「and」、ハイフンが2つ続く並び、スラッシュとアスタリスクの並びなどが残っていると、SQLインジェクション(データベースを狙う攻撃)と誤検知されます。画像も、このサイトでは通常の形で送るアップロードが拒否されるため、当社はフォームと同じ送り方(multipart/form-data)で送っています。
当社が入稿前に行う機械の検査
- □ 本文ファイルからWAFに弾かれる文字列を検索し、0件になるまで入稿しない
- □ 画像はフォームと同じ送り方でアップロードする
手順書の注意点② 公開中の記事を下書きに戻す使い方
ここでいう注意点とは、事故になる前に、手順書で禁止して止めている使い方のことです。当社の入稿用スクリプトは、記事を送るときに状態を必ず「下書き」にする作りです。同じスクリプトで公開中の記事を番号指定で更新すると、記事は下書きに戻り、公開ページが消えます。当社の記録に、公開記事が実際に下書きに戻った出来事はありません。手順書はこの使い方を禁止し、直し方を次の4段階に決めています。
公開済みの記事を直す手順(当社)
- WordPress側の最新の本文を取り直す(手元の原稿ファイルは古いことがある)
- 取り直した本文の該当箇所だけを置き換える
- 本文だけを送る(状態は送らないので公開のまま)
- もう一度取り直して反映を確かめ、公開URLでも表示を見る
まとめると、AIに道具を渡すときは「どの場面で使ってはいけないか」まで書いておく必要があります。
AIにWordPressを任せる前に決めておくこと
始める前に決めておくこととは、「認証の置き場所」「公開の線引き」「確かめる工程」の3つです。公式文書で裏づけられる範囲と、当社のやり方を分けて書きます。
認証:アプリケーションパスワードを使い、値を画面やファイルに出さない
WordPress公式の開発者向け文書によると、WordPressは5.6からアプリケーションパスワードを標準で備え、管理画面のユーザー編集ページで発行できます。認証情報はHTTPS(「served over https://」)で提供されるREST APIへの要求に、Basic認証で付けて送ると説明されています。ユーザー名とパスワードを毎回送る認証プラグインについては、開発とテスト用で「not in a production environment」、つまり本番環境では使わないよう書かれています(いずれも2026年9月17日確認)。WordPressの統合ガイドには、発行したパスワードをユーザー編集ページで取り消せると書かれています(同日確認)。
当社は、認証情報をファイルや画面に出さない形でAIに渡しています。渡っていないときは、AIに値を推測・入力させず、作業を止めて報告させる決まりです。
公開の線引き:条件を先に文章にしておく
Claude Code公式ドキュメントには「CLAUDE.md はプロジェクトルートに追加するマークダウンファイルで、Claude Code はすべてのセッションの開始時に読み取ります。」とあります(2026年9月17日確認)。当社も、AIに毎回守らせる決まりはこの仕組みで読ませています。当社の公開の条件には、検品が90点以上、重大な誤りが0件、広告リンクがあるならPR表記がある、社内向けのメモ書きが本文に残っていない、が入っています。
確かめる工程:AIの報告を別の工程で確かめる
当社は、原稿を書いた担当に自分で検品させず、入稿後の確認もWordPressから取り直して行います。もう1つ、2026年8月20日に当社はAIの週の利用上限に達し、8月23日の朝まで約2日半、自動の作業も対話の作業もすべて止まりました。当社は原因を「作業のたびにAIが読み直す資料の量」と判断し、毎回読ませる文書に文字数の上限を設けました。
任せる前のチェックリスト
- □ サイトはHTTPSで表示されているか
- □ AI用のアプリケーションパスワードを発行し、値を出さない置き場所を決めたか
- □ 公開してよい条件と、満たさないときの行き先を文章にしたか
- □ 入稿後に本文の長さと見出しの数を取り直す手順があるか
- □ AIに毎回読ませる文書の量に上限を決めたか
自分で試すための置き場所
自分で試すための置き場所とは、アプリケーションパスワードが使えるHTTPSのWordPressサイトのことです。
これから用意する場合、サーバー選びはConoHa WINGとエックスサーバーを同じ条件で並べた記事、1契約で複数サイトを置けるかはレンタルサーバー1契約で何サイト作れるかの記事、申し込みの流れはConoHa WINGでWordPressブログを開設する手順にまとめています。なお、この記事のWAFの記録は当社の環境で起きたことで、サーバーの良し悪しを比べたものではありません。
当社が使っているConoHa WINGの公式サイトで、最新の料金を確認できます。
この運用が要らない人
ここでいう「要らない人」とは、AIに入稿や公開まで任せると、確かめる手間のほうが大きくなる人のことです。次に当てはまるなら、手で入稿するほうが合っています。
| 当てはまる人 | 理由 |
|---|---|
| 手で書いて、月に数本だけ公開する人 | 数本なら、管理画面で自分の目で確かめるほうが確実です |
| AIの出力を確かめる時間を取れない人 | 当社の事故は、どれも確かめる工程を足して止めたものです |
| サーバーの設定に自分で向き合いたくない人 | 入稿を弾くのが、AIではなくサーバー側のWAFのことがあります |
AIで記事づくりのどの工程が速くなり、どの工程が増えるかはAIで記事作成の時間を短くする方法の記事で工程ごとに分けています。
よくある質問
Q. Claude Codeだけで、WordPressの記事を公開まで進められますか?
A. 当社はREST APIとアプリケーションパスワードを使い、入稿から公開までClaude Codeに実行させています。ただし公開は、文章で決めた条件を満たした記事だけです。アプリケーションパスワードはWordPress 5.6から標準の機能です(WordPress公式・2026年9月17日確認)。
Q. AIが「入稿が完了しました」と言ったら、信じてよいですか?
A. 当社は信じていません。2026年7月27日、4本すべてに「完了」と表示されたのに本文が0文字だったためです。入稿のたびにWordPressから取り直し、本文の長さと見出しの数を数えています。
Q. Claude Codeを使うには何が必要ですか?
A. 公式ドキュメントには「ほとんどのサーフェスには Claude サブスクリプション または Anthropic Console アカウントが必要です。」とあります(2026年9月17日確認)。当社はClaudeを契約して使っています。
Q. この運用で、記事から収益は出ますか?
A. 当社の記録からは言えません。このサイトは156本を公開していますが、収益は累計0円です(2026年9月17日時点)。
まとめ
- 当社はClaude CodeにREST API経由で入稿・公開を任せ、このサイトで156本を公開しています(2026年9月17日時点)。収益は累計0円です。
- 2026年7月27日、入稿の道具が4本すべてに「完了」と表示したのに本文は0文字でした。当社は入稿のたびに本文の長さと見出しの数を取り直しています。
- 未分類(2026年8月5日・17日)と一覧の書き漏れ(8月に3回)が起きました。いまは未分類を全件走査で数え、一覧はREST APIから全件を取り直しています。
- WAF(SiteGuard Lite)に弾かれる文字列は入稿前に機械で検査し、公開済みの記事は本文だけを送る手順で、事故になる前に止めています。
出典
- WordPress Developer Resources「Authentication(REST API Handbook)」(確認日 2026年9月17日)
- Make WordPress Core「Application Passwords: Integration Guide」(確認日 2026年9月17日)
- Claude Code Docs「概要」(確認日 2026年9月17日)
- 当社の記事制作の手順書(入稿・入稿後の検証・アイキャッチ・公開済み記事の直し方・記録の節。記載の事故は2026年7月27日〜9月8日)
- 当社の公開本数(WordPress REST APIで取得・2026年9月17日)、当社の管理会計帳簿の収入(累計0円)


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