この記事の結論
- 貼り方は3ステップ。文字を選ぶ→リンク挿入→記事タイトルの一部で検索して選ぶ。URLは不要。
- 「1記事に何本まで」という基準をGoogleは示していない。記事の役割と5つの逆質問で1本ずつ決める。
- 先に手をつけるべきは新しく貼ることより既存記事の棚卸し。リンクを受けていない記事から直す。
内部リンクの貼り方は、リンクにしたい文字を選び、リンク挿入(Ctrl+K)を押し、リンク先の記事タイトルの一部を打って候補から選ぶ、の3ステップです。URLをコピーしてくる必要はありません。むずかしいのは操作ではなく「どの記事からどの記事へ、何本貼るか」の設計です。本記事では役割別の方向早見表・判定表・棚卸しシートの3つを渡します。

内部リンクとは(外部リンク・被リンクとの違い)
内部リンクとは、同じサイトの中でページどうしをつなぐリンクのことです。混同されやすい3語を整理します。
| 呼び方 | リンクの向き | 自分で決められるか |
|---|---|---|
| 内部リンク | 自分のサイト内 → 自分のサイト内の別ページ | 決められる(この記事のテーマ) |
| 外部リンク(発リンク) | 自分のサイト → 他人のサイト | 決められる |
| 被リンク | 他人のサイト → 自分のサイト | 決められない |
内部リンクを貼ると何が変わるか
内部リンクの役割とは、読者と検索エンジンの両方に「次に見るべきページ」を示すことです。Googleは「新しいページは、既知のページからリンクを抽出することで検出されます。」と説明しています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。
公式の記述で言えること・言えないこと
- 言える: 「関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも 1 つ以上の別のページからのリンクがあることが推奨されます。」(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)
- 言える: 「適切なアンカー テキストがあれば、ユーザーと検索エンジンは、リンクされたページにアクセスする前にその内容を簡単に把握できます。」(同上)
- 言えない: 「内部リンクを増やすと順位が上がる」。確認した公式ドキュメントに順位上昇と結びつける記述はなく、書かれているのは発見・理解・移動がしやすくなる、までです。
- 言えない: 「リンクジュース」「3クリック以内」。今回確認した公式ドキュメント(記事末尾の出典7件)には登場しない通説です。

WordPressでの内部リンクの貼り方【3ステップ】
リンクを付ける機能は Link control(リンクコントロール)と呼ばれ、段落や見出しなどのブロックで使えます(出典: wordpress.org・2026年7月30日確認)。

| ステップ | 操作 | つまずきポイント |
|---|---|---|
| 1. 文字を選ぶ | リンクにしたい語句をドラッグして選択する | 先に選ばないとリンク文字が空になる |
| 2. リンクを挿入 | ツールバーのリンクボタン、または Ctrl+K(Macは ⌘+K) | ショートカットのほうが速い |
| 3. 記事を検索して選ぶ | キーワードや投稿タイトルを打つと自サイト内の候補が出る | 他サイトへ貼るときだけ完全なURLを貼る |
文字を選択すると、自サイトの固定ページ・投稿・画像を検索できるダイアログが開くと公式に明記されています(同上)。URLを探しに戻る必要はありません。知っておきたい仕様が3つあります。
- 相対パスでもよい: 公式のURL形式一覧に、同一サイト内のパス(例: /about)とページ内アンカー(例: #contact)があります(同上)。
- ショートカット一覧に
[[がある: Ctrl+K(リンクに変換)とCtrl+Shift+K(リンク解除)に加え、[[(利用可能なリンクから選んで追加する)が公式表に掲載されています(出典: wordpress.org のブロックエディター ショートカット一覧・2026年7月30日確認。表記は英語版)。 - リンク切れは検証されない: WordPressはURLの形式しか見ておらず、リンク先が実在するかは確認しません(出典: wordpress.org「リンクの編集」・2026年7月30日確認)。切れていても警告は出ません。
なおGoogleがリンクをクロールできるのは、通常「リンクが href 属性を持つ <a> HTML 要素(アンカー要素とも呼ばれます)である場合のみ」とされていますが、標準機能で貼れば自動的にこの形になります(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。
内部リンクを置く場所と、初心者が触るべき優先順位
設置場所は一般に次のように分かれます。記事が数十本の段階で手を入れる価値があるのは、実質「本文中」だけです。本文のどこに置くかは、見出し構成の作り方(H2・H3の組み立て)とセットで考えると迷いません。
| 置く場所 | 設定の手間 | 押される度合い | 着手順 |
|---|---|---|---|
| 本文中のテキストリンク | 記事ごとに数十秒 | 高い(読んでいる文脈の続き) | 1番目。まずここだけでよい |
| パンくずリスト | テーマ設定で1回 | 中 | 2番目 |
| 記事下の関連記事 | テーマ・プラグインで1回 | 中 | 3番目 |
| グローバルナビ | メニュー設定で1回 | 中 | 4番目(カテゴリー確定後) |
| サイドバー・フッター・HTMLサイトマップ | ウィジェットやプラグイン | 低い | 後回し |
サイト構造そのものが気になった人へ。Googleは論理的な整理をすすめる一方で、「ただし、今すぐ整理し直す必要はありません。」と書いています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。カテゴリーの作り直しは後回しで構いません。
【独自1】記事の役割別・内部リンク方向早見表
「重要なページにリンクを集めましょう」と言われても、自分のどの記事が重要ページか判断できません。記事を4つの役割に分け、向きを機械的に決めます。いま書いている記事がどの行かを選ぶだけです。
| 記事の役割 | 出す先 | 受ける元 | 本文中の本数 | 形式 | やりがちなNG |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. 入門・用語解説 | 手順記事・比較記事 | 他の入門記事 | 多め | 本文中のテキスト | 定義の説明の途中で外に出す |
| 2. 手順(やり方) | 入門記事と収益記事 | 入門記事・比較記事 | 中 | テキスト+節末にカード1枚 | 各ステップに散らして本文を細切れにする |
| 3. 比較・選び方 | 収益記事(選んだサービス側) | 入門記事・手順記事 | 中 | テキスト | 比較表に埋め込み結論をぼかす |
| 4. 収益(申込・紹介) | 最小限(前提記事1〜2本) | すべての役割から集中的に | 少なめ | テキスト | 関連記事を並べ申込直前に逃がす |
この配分は一般的な運用上の目安であり、Googleが公表している基準ではありません。Googleはむしろ「1 ページあたりに含まれるリンクの数に関して、理想的な値というものはありません。」と明記しており、「1記事3本まで」という通説に公式の裏づけはありません(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。役割4は、AIブログの収益化7ステップのような申し込みにつながる記事です。
【独自2】「このリンク、貼るべき?」5つの逆質問
本数の上限がない以上、判断は1本ごとに行います。迷ったら次の5問で「貼る/貼らない/形式を変える」の3択に落とします。
| 質問 | YESなら | NOなら |
|---|---|---|
| Q1 いま読者が抱えている疑問に、リンク先は答えているか | 貼る | 貼らない(記事後半の関連記事欄へ) |
| Q2 同じ段落・同じ画面内に、すでに別のリンクがあるか | 貼らない(1本に絞る) | 貼ってよい |
| Q3 リンク先は、この記事より詳しいか | 貼る | 貼らない(同じ深さなら戻ってこない) |
| Q4 ブログカードを置くと本文が3行以上分断されるか | テキストリンクに変える | ブログカードでよい |
| Q5 同じ記事へ本文中から貼るのは3回目か | 貼らない(本文中は2回まで) | 貼ってよい |
Q2には公式の裏づけがあります。Googleは「リンクのすぐ隣にリンクを配置しないでください。読者がリンク同士を識別しにくくなります。」と明記しています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。一方、Q5の「2回まで」やQ4の「3行」は一般的な運用上の目安であり、Googleが公表している基準ではありません。同じページへ重複してリンクしたときの扱いも、今回確認した公式ドキュメントには説明がありません。本数について公式が書いているのは上限ではなく感覚のほうで、「ただ、リンクの数が多すぎると感じる場合、実際にそうである可能性が高いと言えます。」とされています(同上)。

アンカーテキストの書き方(NG→OKの書き換え例)
アンカーテキストとは、リンクが設定された文字そのものです。Googleは「良いアンカー テキストとは、内容が具体的で、適度に簡潔で、テキストが掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキストです。」と定義しています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。そして「こちら」は、Googleが挙げる悪い例そのものです。公式ページの「悪い例(大雑把すぎる)」の下に、「こちら」をクリックして詳細をご確認ください、という形の文が載っています。
| NGのアンカーテキスト | 何が問題か | OKの書き換え例 |
|---|---|---|
| 詳しくはこちら | 公式が悪い例に挙げる代表格。単体で意味が通らない | WordPressの初期設定でやることリスト |
| この記事を読んでください | 何の記事か分からない | ブログのキーワード選定の手順 |
| リンク文字が空・画像だけ | 公式は空のリンクテキストを悪い例として掲載 | 画像リンクなら説明的なalt属性を入れる |
| 内部リンク 貼り方 コツ SEO 効果 | キーワードの詰め込み。スパムポリシー違反に言及されている | 内部リンクの貼り方 |
| 1文まるごとをリンクにする | 公式は不自然に長い例を悪い例として並記 | 文の前半だけをリンクにする |
判定方法も公式にあります。「文脈を無視してアンカー テキストだけを読み、テキストが具体的でそれだけで意味が通じるかを試してください。」(同上)。画像リンクではalt属性がアンカーテキストとして使用されるため、バナーほどaltを手抜きしないでください。入れる語をどう決めるかは、アンカーテキストに入れるキーワードの選び方と同じ考え方です。
【独自3】既存記事の内部リンク棚卸し【4ステップ】
内部リンクの棚卸しとは、公開済み記事の「受けている本数」と「出している本数」を数え、直す順番を決める作業です。これから書く記事より、いま20〜30本ある記事を直すほうが、読者の移動はすぐ改善しやすくなります。
ステップ1・2: 記事を書き出し、受けている本数を数える
投稿一覧やHTMLサイトマップから、公開済み記事のタイトルとURLを表に写します。受けている本数はSearch Consoleのリンクレポートで確認します。場所は「リンクレポート > [上位の内部リンクページ] の表」で、表の中のURLを選ぶと、そのURLへの他のページからのリンクが表示されます(出典: support.google.com・2026年7月30日確認。画面名は2026年7月時点)。
リンクレポートの限界(公式ヘルプに明記)
- 「このレポートは、サイト上のすべてのリンクを網羅したものではありません。」表示されるのはサンプルです。
- 「表の行数は 1,000 行に制限されているため、大規模なサイトやリンク先が多いサイトではテーブルが切り捨てられる場合があります。」
- 「このレポートでは、リンクが nofollow としてマークされているかどうかは示されてません。」(公式の表記のまま)
出典: support.google.com・2026年7月30日確認。
0本と判定した記事は、サイト内検索でも確認してください。
ステップ3・4: 出している本数を数え、表を埋めて上から直す
各記事の本文中から他記事へ向かうリンクを数えます。全記事に自動で入る記事下の関連記事やサイドバーは数えません。次の形の表を作ります(5行は記入例)。
| 記事タイトル | 受けている本数 | 出している本数 | 役割(1〜4) | 次にやること |
|---|---|---|---|---|
| (例)ChatGPTの始め方 | 4 | 2 | 1 入門 | 何もしない |
| (例)ブログのPR表記のやり方 | 0 | 3 | 1 入門 | 最優先。3本受けさせる |
| (例)レンタルサーバーの選び方 | 2 | 0 | 3 比較 | 収益記事へ2本出す |
| (例)AIブログで稼ぐ方法 | 1 | 5 | 4 収益 | 出しすぎ。受けを増やす |
| (例)〇〇とは(半年アクセスなし) | 6 | 1 | 1 入門 | 中身を直すか統合する |
判定ルール(上から順に処理する)
- 受け0本: 最優先。関連する既存記事3本から本文中のリンクを受けさせる。
- 出し0本: 読者の次の一歩がない。2本出す。
- 役割4で出しが受けより多い: 向きが逆。出しを減らし受けを増やす。
- 受け5本以上でも成果なし: 内部リンクの問題ではない。中身かキーワード選定を疑う。
この「3本」「2本」「5本以上」は一般的な運用上の目安であり、Googleが公表している基準ではありません。
受け0本の記事は一般に「孤立ページ」と呼ばれます。ただしこれは広く使われている呼び方で、Googleの公式用語ではありません。今回確認した公式ドキュメントに該当する記述はないため、「Googleは孤立ページを評価しない」といった説明は裏づけがないものとして扱ってください。
やりがちな失敗5つ
内部リンクで避けたい5つの行為
- リンクを隣り合わせに並べる: 公式が「リンクのすぐ隣にリンクを配置しないでください。」と明記しています。末尾に大量に箇条書きするやり方は、この書きぶりと相性がよくありません。
- スラッグを変えて放置する: WordPressはリンク先が実在するかを確認しません。スラッグやカテゴリーを変えたら、そこへ向かうリンクを貼り直します。
- URL表記が揺れている: httpとhttps、wwwのあり・なし、末尾スラッシュを統一します。記事検索から選べば揺れません。
- 内部リンクにnofollowを付ける: 公式は通常のリンクにrel属性は不要と説明し、自サイト内のクロールを止めたい場合は robots.txt の disallow ルールを案内しています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。
- 貼ったあと自分で踏まない: 公開翌日に実際のページを開き、正しく飛ぶかを確認します。
外部リンクにすべてnofollowを付ける運用も公式に否定されています。「nofollow は情報提供元を信用していない場合のみ使用し、すべての外部リンクに使用することは避けてください。」(同上)。リンクの確認は、公開前チェックリスト15項目の1項目にしてしまうのが確実です。

よくある質問
内部リンクは1記事に何本貼ればいいですか?
本数の正解はありません。Googleは「1 ページあたりに含まれるリンクの数に関して、理想的な値というものはありません。」と明記しています(出典: developers.google.com・2026年7月30日確認)。「3本まで」という通説に公式の根拠はなく、5つの逆質問で1本ずつ判定するのが現実的です。
内部リンクに「こちら」と書いてはいけないのはなぜですか?
Googleの公式ドキュメントが「悪い例(大雑把すぎる)」として掲載している表現だからです(同上)。「詳細」「ウェブサイト」「記事」も同じ並びです。
ブログカードとテキストリンクはどちらを使えばいいですか?
どちらが良いという公式の記述はありません。運用上は、文の流れで補足したいときはテキストリンク、区切りのよい場所で次に読む記事を示したいときはブログカードです。ブログカードは本文を分断するため、文の途中には挟みません。
内部リンクを貼ったのに順位が上がりません。
内部リンクと順位上昇を結びつける記述は、確認した公式ドキュメントにはありません。受けが5本以上あるのに成果が出ないなら、記事の中身かキーワード選定を見直してください。
まとめ: 今日やることは1つだけ
- 貼り方は、文字を選ぶ→Ctrl+K→記事タイトルの一部で検索して選ぶ、の3ステップで完結する。
- Googleは1ページあたりのリンク数に理想的な値はないと明記している。通説ではなく記事の役割と5つの逆質問で決める。
- 「こちら」はGoogleが悪い例として挙げている表現。リンク文字だけを読んで意味が通るかで判定する。
- Googleが推奨するのは、関心のあるすべてのページが同じサイト内の別ページから最低1本のリンクを受けている状態。
- 棚卸しでは受け0本の記事を最優先で直す。受けが5本以上あるのに成果が出ないなら、原因は内部リンクではない。
最初の一歩は1つだけです。 Search Consoleのリンクレポートを開き、内部リンクの表に出てこない記事を1本見つけてください。その記事に関連する既存記事を3本選び、本文中からリンクを貼る。今日はそれで十分です。運営全体の流れはAIブログの始め方完全ガイドで確認できます。
出典(すべて公式ページで確認・2026年7月30日)
- リンクに関するベストプラクティス https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/links-crawlable?hl=ja
- 外部リンクの rel 属性 https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/qualify-outbound-links?hl=ja
- SEOスターターガイド https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
- Google検索の仕組み https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/how-search-works?hl=ja
- Search Console「リンクレポート」 https://support.google.com/webmasters/answer/9049606?hl=ja
- WordPress公式「リンクの編集」 https://wordpress.org/documentation/article/link-editing/
- WordPress公式「ブロックエディターのショートカット一覧」 https://wordpress.org/documentation/article/block-editor-keyboard-shortcuts/


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