AIボイスレコーダーは買う価値ある?無料アプリと年間総額で比較

仕事でAI活用

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この記事の結論

  • 見るのは「月に何分ぶんを文字にするか」と「何年使うか」の2つだけ。録音時間ではなく、文字起こしにかける時間で決まります。
  • 月300分(5時間)以内なら専用機が最安。Plaud Noteは本体27,500円に毎月300分の無料枠が付き、3年使っても27,500円で打ち止めです。
  • 月300分を超えると専用機のほうが高い。月1,800分の人の3年総額は、アプリだけなら42,660円、専用機なら134,900円と3.2倍の差になります。

会議のあと、録音を聞き直しながら議事録を打ち直す。1時間の会議を文字にするのに、また1時間かかる。この時間をなくしたくて「AIボイスレコーダー」を調べ始めた人が、最初にぶつかるのが「3万円近く払う価値が本当にあるのか」という問いです。

先に結論を書きます。専用機を買って得になるのは「文字起こしする時間が月300分以内で、それを3年以上続ける人」だけでした。これより少ない人は買わなくてよく、これより多い人は専用機のほうがむしろ高くつきます。

AIボイスレコーダーを買うべきかの結論を1枚にまとめた図。月60分以下なら買わない、月60分超〜300分以内なら専用機、月300分を超えるならアプリの契約が安い、と3つに分かれる
使う量で答えが3つに分かれる(各社の公式ページより・2026年8月15日確認)
  1. この記事の根拠と、書いていないこと
  2. AIボイスレコーダーとは、録音から文字起こしまでを1台で完結させる機器のこと
    1. 「買い切り」という言葉が指しているのは本体だけ
  3. 3社の無料枠と有料プランを、公式表記のまま並べる
    1. 文字起こしの無料枠と有料プラン(2026年8月15日 公式確認)
    2. 追加購入のしくみ(枠を使い切ったとき)
  4. 年間総額で比べる|使う量で順位が入れ替わる
    1. 1年目に払う金額(本体+文字起こし・税込)
    2. 3年間の合計金額(同じ条件で3年続けた場合)
    3. 数字が動く理由は「無料枠を超えた瞬間」にある
    4. 買い足しを使うと、表よりも安くなる場合がある
  5. 買わなくていい人の選択肢|スマホだけで足りる場合
    1. ただし無料には条件が3つ付いている
    2. Nottaのフリープランを会議に使えない理由
  6. それでも専用機が効く3つの場面(金額に表れない価値)
  7. 選び方|2つの質問で答えが決まる
    1. Q1. 文字起こしする時間は、月300分を超えますか?
    2. Q2.(300分以内の人へ)月60分以内で足りますか?
    3. 機種を選ぶときに見る4項目
  8. 主な機種を公式データで並べる
    1. PLAUD 3機種(公式「Plaudデバイスの比較」より・2026年8月15日確認)
    2. オートメモ 2機種(公式「専用ボイスレコーダー」より・2026年8月15日確認)
  9. 用途別のおすすめ(3択)
  10. 買う前に知っておきたい注意点(デメリット・向いていない人)
    1. 1. 無料枠は月ごとの枠で、持ち越せるかは公式に書かれていない
    2. 2. 追加購入した時間には有効期限がある
    3. 3. 録音の同意は自分で取る必要がある
    4. 4. 録音の中身はクラウドに送られる
    5. 向いていない人
  11. この記事で確認できなかったこと
  12. よくある質問
    1. AIボイスレコーダーは「買い切り」ですか?
    2. スマホの無料アプリでは代わりになりませんか?
    3. 結局どれがいちばん安いですか?
    4. PLAUDとオートメモはどちらがいいですか?
    5. 無料枠を使い切ったらどうなりますか?
  13. まとめ
  14. 出典(すべて2026年8月15日に確認)

この記事の根拠と、書いていないこと

この記事の金額・仕様は、すべてメーカーの公式ページを2026年8月15日に開いて確認したものです。比較記事や販売店の情報は使っていません。開いたページのURLは記事末尾に全件リンクで載せています。

筆者はこれらの製品を購入して使ってはいません。ですので「音質がよかった」といった使用感は一切書きません。書いているのは公式ページの数字と条件、そしてそれを使った計算だけです。実機レビューを読みたい方には、この記事は向いていません。

計算の前提も先に開示します。

前提 内容
金額 すべて税込。年払いを選べるものは年払いで計算
「月◯分」 録音した音声のうち、文字起こしにかける時間の合計。この記事は文字起こしにかかる費用だけを比べています
3年総額 本体1台を3年使い、プランを3年継続した場合。故障・買い替え・アクセサリーは含まない
PLAUD 月1,800分だけはProプラン+文字起こしパッケージ(公式の組み合わせの中で最も安くなる形)で計算。ほかの使用量はプランのみ
オートメモ プランで計算(時間チャージは有効期限180日で、使うペースにより総額が変わるため。詳しくは後述)
割引 Nottaの年間プランには「40% OFF」の表示があります。PLAUD・オートメモのページには割引の表示が見当たりませんでした(割引中の価格と、割引表示のない価格を並べた比較になっています)
Nottaのフリープラン 会議用途の比較からは除外(理由は後述の「1回3分」)

AIボイスレコーダーとは、録音から文字起こしまでを1台で完結させる機器のこと

AIボイスレコーダーとは、録音した音声をクラウドのAIに送り、自動で文字起こしと要約まで行う録音機のことです。従来のICレコーダーが「録る」だけだったのに対し、AIボイスレコーダーは「録る→文字にする→要点をまとめる」までを製品側の仕組みとして持っています。

ここで多くの人が誤解するのが、「本体を買えば全部使える」わけではないという点です。文字起こしはクラウド側の処理なので、そこには別の料金体系があります。

「買い切り」という言葉が指しているのは本体だけ

Google検索で「aiボイスレコーダー」と入力すると、候補に「買い切り」という語が出てきます。読者が期待しているのは「一度払えば、あとはずっと使える」でしょう。しかし公式ページを読むかぎり、正確にはこうなります。

  • 本体は買い切り(1回だけ払う)
  • 文字起こしは月ごとの枠制(毎月の無料枠があり、超えたら別料金)
PLAUDの料金構造を階段状に示した図。本体27,500円からの買い切りの上に、無料のStarterプラン(月300分)、Proプラン年16,800円(月1,200分・不足分はパッケージで買い足せる)、Unlimitedプラン年40,000円(無制限)が積み上がる
「買い切り」なのは本体だけ。文字起こしは月ごとの枠で決まる(PLAUD公式より・2026年8月15日確認)

PLAUDの公式ページには、こう書かれています。

Plaud製の全てのAIボイスレコーダーには、毎月300分の文字起こしできるスタータープラン(無料)がはじめから付属しています。より長い時間の文字起こしが必要な場合、もしくはさらに高度なAI機能を使用したい場合は、ProプランまたはUnlimited (無制限)プランにアップグレードすることもできます。

(出典:PLAUD公式「Plaud Note Pro」製品ページ・2026年8月15日確認)

つまり月300分(5時間)までなら追加料金はゼロです。ここは誠実な設計だと言えます。一方で300分を超える場合、公式が案内しているのはProプラン(年16,800円)またはUnlimitedプラン(年40,000円)へのアップグレード、あるいは文字起こしパッケージの追加購入です。超えた分を文字にしたいなら、本体代とは別の支払いが要ります。「買い切り」という語だけを信じて月20時間使うつもりで買うと、想定と大きくずれます。

この「無料の範囲がどこまでで、どこから有料になるか」を先に読む作業は、AIサービス全般に共通します。同じ読み方をChatGPTの料金でやったものがChatGPT無料版と有料版の違い|差が出る3か所とプランの選び方です。

まとめると:本体価格だけを見て比べても意味がありません。比べるべきは「本体代+自分の使う量に必要な文字起こし料金」の合計です。

3社の無料枠と有料プランを、公式表記のまま並べる

最初に、判断の材料になる料金表を出します。すべて各社の公式料金ページの表記をそのまま書き写したものです。

文字起こしの無料枠と有料プラン(2026年8月15日 公式確認)

サービス 無料で使える量 有料プラン 有料時に使える量
PLAUD(Starter) 月300分(本体購入で付属) Proプラン 年16,800円 月1,200分
PLAUD(同上) Unlimitedプラン 年40,000円 無制限(1日につき最大24時間)
オートメモ(お試しプラン) 月1時間 プレミアムプラン 年14,800円(一括)または月1,480円 月30時間
Notta(フリー) 月120分(ただし1回3分まで) プレミアム 年14,220円(一括・「40% OFF」表示あり) 月1,800分
Notta(同上) ビジネス 年30,096円(一括・同上) 無制限

この表から読み取れることが3つあります。

この表から読み取れること

  • 無料枠の大きさが3社でまったく違います。PLAUDが月300分、オートメモが月60分、Nottaが月120分。同じ「無料枠あり」でも5倍の開きがあります。
  • オートメモには中間のプランがありません。無料が月1時間、次が月30時間で、その間がないのです。月2時間しか使わない人でも、選択肢はプレミアムプラン(年14,800円)か、下で説明する時間チャージの追加購入になります。ここがPLAUDとの構造的な違いで、後述する総額の差を生む原因になります。
  • Nottaのフリープランには「1回につき3分まで文字起こし可能」という条件が付いています。月120分という数字だけ見ると使えそうですが、1時間の会議は、1回では3分ぶんしか文字にできません。無料枠を比べるときに、この条件を見落とすと判断を誤ります。

追加購入のしくみ(枠を使い切ったとき)

サービス 追加購入 金額 有効期限
PLAUD 文字起こしパッケージ 600分 2,000円 アクティベート後2年以内
PLAUD 文字起こしパッケージ 3,000分 10,000円 アクティベート後2年以内
PLAUD 文字起こしパッケージ 6,000分 15,000円 アクティベート後2年以内
オートメモ 文字起こし時間チャージ 10時間 1,980円 180日
オートメモ 文字起こし時間チャージ 50時間 9,900円 180日

PLAUDのパッケージは1分あたり2.50〜3.33円で、6,000分がいちばん割安です。オートメモの100時間チャージだけは、公式ページの読者に見える範囲で金額を確認できませんでした(詳しくは後述の「確認できなかったこと」)。

まとめると:追加購入には有効期限があります。オートメモのチャージは180日で失効するため、「安いから買っておく」が損になる場合があります。

年間総額で比べる|使う量で順位が入れ替わる

ここがこの記事の中心です。本体代と文字起こし料金を足した合計を、使う量ごとに計算しました。同じ製品でも、使う量が変われば順位そのものが入れ替わります。

1年目に払う金額(本体+文字起こし・税込)

月に文字起こしする時間 スマホ+オートメモApp(お試し) スマホ+Nottaプレミアム スマホ+オートメモプレミアム オートメモ R(本体13,860円) Plaud Note(本体27,500円) Plaud Note Pro(本体30,800円)
月60分 0円 14,220円 14,800円 13,860円 27,500円 30,800円
月300分 足りない 14,220円 14,800円 28,660円 27,500円 30,800円
月900分 足りない 14,220円 14,800円 28,660円 44,300円 47,600円
月1,800分 足りない 14,220円 14,800円 28,660円 63,300円 66,600円

3年間の合計金額(同じ条件で3年続けた場合)

月に文字起こしする時間 スマホ+オートメモApp(お試し) スマホ+Nottaプレミアム スマホ+オートメモプレミアム オートメモ R Plaud Note Plaud Note Pro
月60分 0円 42,660円 44,400円 13,860円 27,500円 30,800円
月300分 足りない 42,660円 44,400円 58,260円 27,500円 30,800円
月900分 足りない 42,660円 44,400円 58,260円 77,900円 81,200円
月1,800分 足りない 42,660円 44,400円 58,260円 134,900円 138,200円
3年間の合計金額を月300分・月900分・月1800分の3つの使い方で比べた棒グラフ。Plaud Noteは月300分では27,500円で最安だが、月1,800分では134,900円で最も高くなる
3年間の合計金額は、使う量で順位が入れ替わる(各社公式ページより・2026年8月15日確認)

数字が動く理由は「無料枠を超えた瞬間」にある

グラフで赤い棒(Plaud Note)だけが大きく伸びているのが分かります。理由は単純です。

  • 月300分以内:Starterプラン(無料)で足りるので、本体27,500円を払ったあとの支払いはゼロ。3年で27,500円。
  • 月900分:Starterでは足りず、Proプラン(年16,800円)が必要。3年で 27,500+16,800×3=77,900円
  • 月1,800分:Proの月1,200分でも足りないので、不足する月600分(年7,200分)をパッケージで買い足します。6,000分15,000円+600分2,000円×2=19,000円。年16,800+19,000=35,800円。3年で 27,500+35,800×3=134,900円

一方、Nottaプレミアムは月1,800分まで年14,220円のまま変わりません。だから使う量が増えるほど、専用機との差が開いていきます。

買い足しを使うと、表よりも安くなる場合がある

上の2つの表は、上限側の見積もりです。どちらの会社にも「使った分だけ買い足す」方法があり、使い方によっては表より安くなります。

  • PLAUD:月1,800分でUnlimitedプラン(年40,000円)を選ぶと3年147,500円ですが、上のとおりProプラン+パッケージなら3年134,900円で12,600円安く、表はこの安いほうを採用しています。
  • オートメモ:たとえば月300分の人なら、プレミアム(年14,800円)ではなく10時間チャージ(1,980円)で不足分を賄う手もあります。無料枠を超えるのは月4時間なので、必要になるたびに1本ずつ買えば年5本=9,900円という単純計算になり、プレミアムより安く収まります。ただしチャージは有効期限180日で、まとめ買いして使い切れないと割高になります。買い方で総額が変わり一意に決まらないため、表には反映していません。

つまり、表の専用機の金額は「これ以上はかからない」という上限だと読んでください。

まとめると:専用機の強みは「本体を買った人にだけ付いてくる大きな無料枠」であって、たくさん使う人向けの安さではありません。使うほど得になる、という直感は逆です。

買わなくていい人の選択肢|スマホだけで足りる場合

「月60分以下」の人が1年目に払う金額を並べると、こうなります。

月60分しか文字起こししない人が1年目に払う金額を比べた棒グラフ。オートメモAppのお試しプランなら0円、Plaud Note Proなら30,800円で、同じ使い方でも30,800円の差がつく
月60分しか文字にしない人が1年目に払う金額(各社公式ページより・2026年8月15日確認)

オートメモには「オートメモ App」というスマートフォンアプリがあり、公式ページはこう説明しています。

「オートメモ App」は、録音から文字起こしまで完結できるボイレコアプリです。/無料でダウンロードできます

(出典:AutoMemo公式「スマホアプリ(オートメモ App)」・2026年8月15日確認)

そして文字起こしはお試しプランで毎月1時間まで無料です(公式の料金ページに「無料のお試しプランは、毎月1時間までテキスト化できます。」とあります)。月1時間で足りるなら、3年使っても0円です。ここで3万円の機器を買う理由は、少なくとも金額の面にはありません。

ただし無料には条件が3つ付いている

制限 内容 どういう不便が起きるか
文字起こし時間 月1時間まで 1時間の会議が月2回あると足りない
要約回数 1ファイル1回まで 要約をやり直せない
データ閲覧期間 7日間(例外あり・下記) アプリだけを無料で使う場合、1週間を過ぎると過去の文字起こしが見られなくなる

(出典:AutoMemo公式「文字起こし料金プラン」・2026年8月15日確認)

3つめには公式が明記している例外があります。同じ料金ページに「以下の対象製品をご購入済みのお客様は、お試しプランご利用中でも無期限でデータを閲覧できます。」とあり、対象に専用ボイスレコーダー(R/S)と文字起こし時間チャージ(10時間/50時間/100時間)が挙げられています。

つまり公式の案内どおりなら、専用ボイスレコーダーや時間チャージ(10時間1,980円)を買った人は、お試しプランのままでも閲覧期限がありません。「7日で消えるのが嫌だから年14,800円のプランにする」という判断は、公式の記載を読むかぎり必要ないことになります。これはオートメモRを買う場合の見えにくい利点でもあります(本体13,860円で、お試しプランのままでも無期限で閲覧できると公式は案内しています)。

なお、チャージの有効期限(180日)が切れた後もこの扱いが続くのかは、公式ページに記載を見つけられませんでした。期限が関係ない専用機のほうが、この点は確実です。

Nottaのフリープランを会議に使えない理由

Nottaのフリープランは月120分と、オートメモの月60分より多く見えます。しかし公式の料金ページには「1回につき3分まで文字起こし可能」と書かれています(有料のプレミアムでは「1回につき5時間まで」・2026年8月15日確認)。長い会議を1本まるごと文字にする用途を想定していないため、この記事の比較表からは外しました。

まとめると:月60分以下なら何も買わなくてよく、その事実を先に確認するほうが、機種選びよりずっと節約になります。

それでも専用機が効く3つの場面(金額に表れない価値)

ここまで金額の話だけをしてきましたが、金額に表れない差も公式仕様の中に存在します。買う理由が金額ではない人のために、公式表記から確認できるものだけを挙げます。

場面 専用機にあってスマホにないもの 公式の記載
広い会議室で使う 遠くの声を拾う設計 Plaud Note Pro は「最大5m」(MEMSマイク×4・VPU×1)。オートメモの専用機も「集音距離5m」
通話を録る 通話録音モード Plaud Note Pro は「スマートデュアルモード録音:通話と対面会話の録音モードを自動的に切り替えます」
手を使わずに録る 身につけられる形 Plaud NotePin の装着方法は「マグネットピン、クリップ、ネックストラップ、リストバンド、これら4種類のウェアラブルアクセサリー」

(出典:PLAUD公式「Plaudデバイスの比較」/AutoMemo公式「専用ボイスレコーダー」・いずれも2026年8月15日確認)

商談を録って後からお礼メールや提案書に使う用途は、2つめ・3つめに当たります(その先の文章づくりは営業のChatGPT活用|提案・トーク・お礼メールのプロンプトと判定表へ)。

この3つに当てはまらないなら、専用機を買う理由は金額の計算だけで決めてよいというのが、この記事の立場です。ただし上の表は公称の仕様を並べたものであって、実際の聞き取り精度を当編集部が測ったわけではありません。

選び方|2つの質問で答えが決まる

ここまでの内容を、判断できる形にまとめます。

AIボイスレコーダーを買うべきかを2つの質問で判定するフローチャート。月300分を超えるならアプリだけ契約、月60分以内なら何も買わなくてよい、その間なら専用機を買う価値がある
買うべきか、買わずにすむか。2問でわかる判定チャート(各社公式ページより・2026年8月15日確認)

Q1. 文字起こしする時間は、月300分を超えますか?

超えるなら、専用機は買わずにアプリだけ契約するほうが安く済みます。Nottaプレミアムは年14,220円で月1,800分、オートメモのプレミアムは年14,800円で月30時間。専用機を足すと3年総額が1.8〜3.2倍になります。

自分が月に何分使うか分からない場合は、まず1か月、無料枠のまま使って測ってください。測る前に3万円を払う必要はありません。

Q2.(300分以内の人へ)月60分以内で足りますか?

足りるなら何も買わなくてよいです。オートメモAppのお試しプランが月1時間まで無料です。

足りない(月60分超〜300分以内)なら、ここが専用機の出番です。Plaud Noteは本体27,500円に毎月300分の無料枠が付き、追加料金なしで3年27,500円。同じ3年でアプリのサブスクは42,660円ですから、この帯だけは専用機のほうが15,160円安くなります。

機種を選ぶときに見る4項目

判断が「買う」に決まったあと、機種を選ぶ軸は4つだけです。

  1. 集音距離(何m先まで拾うか)— 対面の1対1なら3m、会議室なら5m
  2. 通話を録るか— 録るならデュアルモード対応が必要
  3. 持ち方(カード型か、身につけるウェアラブルか)
  4. 画面の有無(その場で文字起こし結果を見たいか)

まとめると:機種選びは最後です。順番は「使う量を測る→買うか決める→機種を選ぶ」。逆順にすると、必要のない機能に払うことになります。

主な機種を公式データで並べる

買うと決めた人向けに、公式の仕様を横に並べます。数字はすべて各社の公式ページの表記そのままです。

本文に書いた金額はメーカー公式ページの価格です。楽天の販売価格はこれと異なることがあります(下の商品カードに出ている価格は表示時点のものなので、そちらもあわせて確認してください)。

PLAUD 3機種(公式「Plaudデバイスの比較」より・2026年8月15日確認)

項目 Plaud Note Pro Plaud Note Plaud NotePin
価格(税込) 30,800円 27,500円 27,500円
音声収音範囲 最大5m 最大3m 最大3m
マイクの数 MEMS×4、VPU×1 MEMS×2、VPU×1 MEMS×2
録音モード スマートデュアル(自動切替) デュアル(切替可) 対面録音のみ
ディスプレイ AMOLED搭載 なし なし
連続録音 音声強化モード最大30時間/長時間駆動モード最大50時間 最大30時間 最長20時間
バッテリー 500mAh 400mAh 270mAh
ストレージ 64GB 64GB 64GB
重さ 30g 30g 16.6g(マグネットピンなし)
サイズ 85.6×54.1×2.99mm 85.6×54.1×2.99mm 51×21×11mm
装着方法 スマホ背面にマグネット装着/単体 スマホ背面にマグネット装着/単体 ピン・クリップ・ストラップ・リストバンド

4機種の詳しい違い(通話録音の対応・価格差の中身)はPLAUD 4機種の違いを公式データで比較|通話録音で選ぶで扱っています。

Plaud Note Pro(30,800円)は「最大5m」なのに対し、他の2機種は「最大3m」です。Plaud Noteとの価格差は3,300円です。公式がアップグレードとして挙げているのは、音声収音性能と録音性能/ディスプレイ/バッテリー/録音モード/Bluetooth の5点PLAUD「Plaud Note Pro」・2026年8月18日確認)。上の表では、そのうちBluetooth以外の4点に加えて、マイクの数と連続録音の差も確認できます(公式が価格差の内訳を説明しているわけではありません)。会議室で使うのか、目の前の1対1で使うのかで、選ぶ機種が変わります。

NotePinは公式表記が「対面録音モードのみ」で、通話の録音は用途に入っていません。身につけて使うぶん軽い(16.6g)代わりに、用途が絞られています。

なお、PLAUDにはもう1機種Plaud NotePin S(28,600円)がありますが、公式の比較ページで価格の下が「during pre-order」「upon official release」という表記になっており(2026年8月15日確認)、他の3機種と販売状況が異なる可能性があるため、この表からは外しました。仕様はNotePinに近く、収音範囲は最大3m・対面録音モードのみ・重さ17.4gです。その後、4機種の比較記事で、NotePin S も4機種目として扱っています(2026年8月18日公開)。

オートメモ 2機種(公式「専用ボイスレコーダー」より・2026年8月15日確認)

項目 オートメモ R オートメモ S
価格(税込) 13,860円 19,800円
タッチディスプレイ なし(2インチ・240×320pxの画面は搭載) あり(2.83インチ フルカラー)
本体で文字起こし結果を見る 不可
キーワード検索・タップ再生 なし あり
バッテリー(待機) 1か月以上 120時間
集音距離 5m 5m
文字起こしできる言語数 72言語 72言語
サイズ 幅46×厚み15×高さ104mm 幅54×厚み12×高さ92mm

オートメモRの13,860円は、この記事で扱った専用機の中で最も安い本体価格です。ただし前述のとおり、オートメモには月1時間の次が月30時間しかないため、月2時間使うだけでプレミアムプラン(年14,800円)か時間チャージの追加購入が必要になります。本体の安さは、プラン構造で目減りします。一方で公式は、本体を買った人についてはお試しプランのままでも無期限でデータを閲覧できると案内しています。

オートメモの公式ページには「満足保証サービス」があり、製品に不満がある場合に購入金額の100%を返金すると説明されています。PLAUDの公式ストア(jp.plaud.ai)にも30日間返品保証(お客様都合による全額返金可能)と1年間製品保証の記載があります。

ただし、どちらもメーカーが自社の公式ページで案内している制度です。この記事に載せた商品カードのリンク先を含め、楽天など他の販売店で買った場合に同じ扱いになるとは限りません。返品・返金の条件は、必ず購入するお店のページで確認してください。

まとめると:本体価格だけを見ればオートメモRが最安ですが、総額で見るとPLAUDの無料枠300分が効きます。買う前に必ず「自分の月◯分」を当てはめてください。

用途別のおすすめ(3択)

条件を絞って3つだけ挙げます。当てはまらない人は「買わない」が答えです。

どんな人向けか 選ぶもの 3年総額
第1に(総合) 月60分超〜300分以内。会議は月2〜5回で、これから何年も続く Plaud Note(27,500円) 27,500円
第2に(会議室で使う) 上と同じ量だが、5m四方の会議室で複数人の声を拾いたい Plaud Note Pro(30,800円) 30,800円
第3に(たくさん使う) 月300分を超える。毎日のように録る 専用機は買わず Nottaプレミアム(年14,220円)またはオートメモのプレミアム(年14,800円) 42,660〜44,400円

第1に・第2にで挙げた2機種の商品カード(写真と楽天での価格)は、前の章「主な機種を公式データで並べる」にあります。

第3にの2つは、3年でわずか1,740円(4%)しか違いません。しかもNottaの14,220円には「40% OFF」の表示が付いた確認日時点の価格です。この2つは実質同額と考えて、使い勝手で選んでください(Nottaは1回につき5時間まで、オートメモは月30時間まで)。

予算や条件が合わない人へ:月60分以下ならオートメモAppのお試しプラン(無料)で足ります。まずはこれで1か月使い、自分が実際に何分使うかを測ってから戻ってきてください。文字起こしの後の工程(要約・議事録づくり)は、AIで議事録を作る手順|録音から共有まで4工程と人が必ず直す場所にまとめています。

買う前に知っておきたい注意点(デメリット・向いていない人)

メリットだけを書く記事にしないため、確認できた不利な点を集めました。

買う前のチェックリスト

  • 月に何分ぶんを文字にするか、実際に測った(測らずに買うのが一番の失敗)
  • 無料枠を超えたときの年額を知っている(PLAUD 16,800円/40,000円、オートメモ 14,800円)
  • 追加購入した時間に有効期限があることを知っている(オートメモは180日)
  • 録音することを相手に伝える運用を決めた
  • 録音データがクラウドに送られることを、会社の規則に照らして確認した

1. 無料枠は月ごとの枠で、持ち越せるかは公式に書かれていない

3社とも文字起こしの枠は「月◯分」という月単位です。使わなかった月のぶんを翌月に持ち越せるかどうかは、公式ページの読者に見える範囲では確認できませんでした。探した語は「繰越・繰り越し・持ち越し・ロールオーバー・翌月・未使用分・翌々月」の7つで、オートメモの3ページ(料金プラン・専用ボイスレコーダー・アプリ紹介)とPLAUDの5ページを全文検索した結果です。

持ち越せない前提で見積もるのが安全です。その場合、使う量が月によって大きく変動する人は、多い月に合わせてプランを選ぶことになり、平均で見ると割高になります。

2. 追加購入した時間には有効期限がある

オートメモの時間チャージは有効期限180日。PLAUDの文字起こしパッケージは、公式ページによるとアクティベーションコードは購入日から1年以内に有効化が必要で、有効化後は2年以内に使う必要があります。また「コードをすでにアクティベート済みの場合は、いかなる理由でも返金の対象となりません」とも書かれています(2026年8月15日確認)。

3. 録音の同意は自分で取る必要がある

PLAUDの公式比較ページには、次の注意書きが載っています。

録音を始める前に、参加者に録音する旨を伝え、同意を得てください。プライバシーを尊重し、お住まいの地域の法律を遵守してください。

(出典:PLAUD公式「Plaudデバイスの比較」・2026年8月15日確認)

機器を買っても、この部分は自動化されません。どう伝えるかは運用の問題です。

4. 録音の中身はクラウドに送られる

AIボイスレコーダーの文字起こしは、録音した音声を事業者のサーバーへ送って行われます。PLAUDは公式の「プライバシー保護」ページのFAQで、デバイス上でローカル処理されるデータとクラウドへ転送されるデータを問う質問に対し「すべてのデータは、処理のためにクラウドへ転送されます。」と答えていますPLAUD「プライバシー保護」・2026年8月18日確認)。オートメモ・Nottaについては、当サイトは同種の記載を確認していません。会議の中身が社外のサーバーに送られることになるため、会社の情報取扱規則に触れないか、買う前に確認してください。何を入れてよく何を入れてはいけないかの判断軸は、AIに入力してはいけない情報7選|安全に使うための基本ルールにまとめています。

向いていない人

  • 月60分以下しか使わない人(無料アプリで足ります)/月300分を大きく超える人(アプリのサブスクのほうが安い)
  • 使う量が読めない人(まず無料枠で1か月測るのが先)/録音をクラウドに送れない業務の人

この記事で確認できなかったこと

読者が判断を誤らないよう、確認できなかった範囲を明示します。

  • Nottaの月間プランの金額と、年間プランの割引前価格。料金ページ(notta.ai/pricing)は「月間プラン/年間プラン」の切替がありますが年間の表示しか取得できず、さらに「40% OFF」の表示が付いています。この記事の14,220円は確認日時点の年間一括の表示価格であり、定価ではない可能性があります。
  • オートメモの100時間チャージの金額。料金プランページの価格表には10時間と50時間しか掲載がありません。アプリ紹介ページのHTMLには「14,000円」という文字列が存在しますが、HTMLコメントの中にあり、読者には表示されていません。したがって表示されている金額としては確認できていません。
  • 文字起こしの枠を翌月に持ち越せるかどうか(上の注意点1のとおり)。
  • 文字起こしの精度。実機を購入していないため測っていません。対応言語数(PLAUD 112言語/オートメモ 72言語)は公式表記の引用です。
  • PLAUDのパッケージの有効期限が、公式の同じページの中で2通り書かれています。「文字起こしパッケージの有効期限は12ヵ月です」と「アクティベート成功日から2年以内にご利用いただけます」の両方があり(2026年8月15日確認)、どちらが正しいかを確定できませんでした。この記事の表は後者(2年以内)を採用しています。
  • PLAUDのUnlimitedプランの1日の上限も、同じページの中で2通りあります。プラン比較表は「無制限(1日につき最大24時間)」ですが、ページ内部のデータには「1日の文字起こし時間は、最大100時間」という別の記述もあります。後者はページ本文としては表示されていないため、この記事は表示されている「24時間」を採用しました。
  • オートメモの公式サイトに残っている古い料金表。アプリ紹介ページのHTMLには「スタンダードプラン」「15,360円/年」「12,800円/年」「5月31日(金)までフェア実施中」といった古い表記が含まれていますが、いずれもHTMLコメントの中にあり、読者のブラウザには表示されません。この記事は料金プランページに表示されている数字を採用しています。

よくある質問

まず、3社の無料枠と超過時の年額を1つの表にまとめます。

無料で使える量 超過時の年額(最小〜最大)
PLAUD 月300分(本体購入で付属) 16,800円〜40,000円(パッケージ600分2,000円〜も可)
オートメモ 月1時間 14,800円(時間チャージ10時間1,980円〜も可)
Notta 月120分(1回3分まで) 14,220円〜30,096円

AIボイスレコーダーは「買い切り」ですか?

本体は買い切りですが、文字起こしは買い切りではありません。各社とも「毎月◯分まで無料、超えたら有料プラン」という仕組みです(PLAUD 月300分/オートメモ 月1時間/Notta 月120分・1回3分まで。いずれも2026年8月15日確認)。本体を買っても、超えた分を文字にしたい場合は年16,800円〜40,000円といった追加費用がかかります(パッケージで買い足す方法もあります)。

スマホの無料アプリでは代わりになりませんか?

月60分以内なら代わりになります。オートメモAppは無料でダウンロードでき、文字起こしはお試しプランで毎月1時間まで無料です。アプリだけを無料で使う場合はデータ閲覧期間が7日間で、1週間を過ぎると過去の文字起こしが見られなくなります。なお公式は、専用ボイスレコーダーや時間チャージ(10時間1,980円)を購入済みの人については、お試しプランのままでも無期限で閲覧できると案内しています。

結局どれがいちばん安いですか?

使う量によって答えが変わります。3年間の合計で見ると、月60分ならオートメモAppのお試しプランで0円、月300分以内ならPlaud Noteの27,500円、月900分以上ならアプリのサブスク(Nottaプレミアム42,660円/オートメモプレミアム44,400円)が最安でした(2026年8月15日時点の公式料金で計算)。「いちばん安い機種」は存在せず、「自分の使う量でいちばん安い組み合わせ」があるだけです。

PLAUDとオートメモはどちらがいいですか?

月1〜5時間しか使わないならPLAUD、本体を安く買いたいならオートメモです。理由は無料枠の設計にあります。PLAUDは月300分(5時間)の無料枠が本体に付きますが、オートメモは無料が月1時間で、次が月30時間しかありません。月2時間使う人でも、オートメモではプレミアムプラン(年14,800円)か時間チャージが必要になります。一方で本体価格はオートメモR 13,860円に対しPlaud Note 27,500円と、13,640円の差があります。

無料枠を使い切ったらどうなりますか?

PLAUD公式は「毎月付与される1200分を使い切り、当月分の文字起こし時間が不足した場合は、別途『文字起こしパッケージ』の追加購入が可能です」と説明しています(Proプランの場合・2026年8月15日確認)。また「この分数を使い切ると、次の月に1200分がリセットされるまでは、自動的に文字起こしパッケージが使用されます」とも書かれています。追加購入もせず枠も残っていない状態で何が起きるかについては、公式ページに明記を見つけられませんでした(探した範囲:Plaud AI アプリ年間プロプラン商品ページのFAQと説明文)。

まとめ

  • 見るのは「月に何分ぶんを文字にするか」と「何年使うか」の2つだけ。録音時間ではなく、文字起こしにかける時間で決まる。
  • 月60分以下なら何も買わなくてよい。オートメモAppのお試しプランが月1時間まで無料で、3年使っても0円。データ閲覧期間7日間の制限は、公式によれば専用機や時間チャージの購入者には適用されない。
  • 月60分超〜300分以内なら専用機が最安。Plaud Noteは本体27,500円に毎月300分の無料枠が付き、3年総額27,500円。同じ3年でアプリのサブスクは42,660円。
  • 月300分を超えると専用機のほうが高くつく。月1,800分の3年総額はアプリだけなら42,660円、Plaud Noteなら134,900円と3.2倍の差。使うほど得になる、という直感は逆。
  • 「買い切り」なのは本体だけ。文字起こしは月ごとの枠制で、追加購入には有効期限がある。

今日やることは1つです

直近1か月に自分が録音した音声の合計時間を数えてください。それが60分以下なら買う必要はなく、300分以内なら専用機が最安、それを超えるならアプリだけ契約する——決めるのに必要な情報はそれだけです。測る前に3万円を払わないでください。

出典(すべて2026年8月15日に確認)

価格・プラン内容は変更される場合があります。契約・購入の直前には、必ず上記の公式ページで最新の表示を確認してください。

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