メタディスクリプションの書き方|「120文字」はGoogle公式に無い

メタディスクリプションの書き方(記事のアイキャッチ画像) 仕事でAI活用

「メタディスクリプションは120文字で書きましょう」。そう教わって書いたのに、別のサイトを開くと「スマホでは50文字」「いや160文字まで入る」と書いてある。数えて削って整えて、それでも検索結果に出てきたのは自分が書いたのとは違う文章だった——説明文でつまずくのは、たいていこの2か所です。

この記事は、Googleの公式ドキュメントとヘルプを日本語版・英語版あわせて実際に開いて全文検索し、そこに書いてあることだけで説明文の書き方を組み立て直した記事です。結論から言うと、「120文字」という数字は、Googleの公式ドキュメントのどこにも見つかりませんでした。そして、その数字がどこから来たのかも突き止めました。

先に結論(この記事の要点5つ)

  1. Google公式に「推奨文字数」の記載はありません。公式ドキュメント・ヘルプ・公式ブログの9ページを機械検索しましたが、120160も0件でした(うち主要な4文書は日本語版と英語版の両方を確認しています。探した範囲は本文の表にすべて書きました)。
  2. 公式が書いているのは、むしろ逆のことです。「メタ ディスクリプションの長さに制限はありません」と明記されています。切り詰めの基準として公式が挙げているのは文字数ではなくデバイスの幅です。
  3. 「120文字前後・スマホは約50文字」の出どころのひとつは、Cocoonテーマの入力欄に表示される説明文でした。当サイトが使っているテーマのソースコードに、その文言がそのまま入っています。Googleの数字ではありません。
  4. Google公式は、日本語で「良い例・悪い例」を4組(8例)も公開しています。しかもその「良い例」のひとつは、数えると139文字あります。公式自身が、120文字を超える例を良い例として出しています。
  5. 書いた説明文が使われないのは、異常ではありません。公式は、主にページ上のコンテンツを使用してスニペットを自動的に決定する、と書いています。メタディスクリプションは使われることもあるという位置づけです。だから対策は文字数を数えることではなく、使われにくくなる原因を潰すことです。
メタディスクリプションの文字数についての結論を1枚にまとめた図。Google公式には長さに制限はありませんと書かれており推奨文字数の記載はなく、120文字前後という数字の出どころはCocoonテーマの入力欄の説明文であること、直すべきなのは文字数ではなくページ固有の要約になっているかどうかであることを示している
「120文字」はGoogle公式に無い(Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式より・2026年8月16日確認)

この記事の根拠(何を見て書いたか)

  • Google検索セントラルのドキュメント8ページ(スニペットの管理/robots meta タグ/サポートするタグ一覧/SEO スターター ガイドを、日本語版と英語版の両方)に加え、記載が無いことを確かめるための日本語版4ページ(検索の基本事項/ランキング システムの案内/有用なコンテンツの作成/タイトルリンクの管理)、公式ブログ4本(2007年9月・2007年12月・2009年9月・2019年9月)、Search Console ヘルプ1ページを取得し、本文を機械検索しました。
  • WordPress公式ドキュメントの「抜粋」ページと、Cocoon公式サイト5ページ・ソースコード4ファイルも確認しています。文字数の話がどこから出ているかを追うためです。
  • 取得したページはすべてHTMLコメントを取り除いてから検索しています。コメントの中身は読者に表示されないため、そのまま検索すると古い告知や下書きを「公式の記載」として拾ってしまうからです。
  • 検索で上位に出てくる同テーマの記事8本も実際に開いて数えました(7本は本文まで読み、7本はHTMLを機械検索。両方を行ったのは6本)。ほかに2本はページが消えていました(HTTP 404)。当サイトの公開記事54本の説明文も機械計測しています。

確認日はすべて2026年8月16日です。仕様や文言は変わることがあるため、重要な判断をする前にはリンク先の原文をご確認ください。

  1. メタディスクリプションとは|検索結果でタイトルの下に出る説明文のこと
    1. 検索結果の「どこ」の話なのかを、先に切り分けておきます
  2. 「120文字」はどこから来たのか|上位記事を数えて、出どころまで追いました
    1. 本文を読んだ7本は、全部が具体的な数値を書いていました
    2. ★出どころのひとつが見つかりました。Cocoonテーマの入力欄です
    3. 誤解しないでほしいこと|「120文字はデマ」とは書きません
    4. 紛らわしい数字を、出どころ別に整理しておきます
  3. Google公式が実際に書いていること|「長さに制限はありません」
    1. 「無い」と書く前に、探した範囲を書いておきます
    2. 切り詰めの基準は「文字数」ではなく「デバイスの幅」です
    3. 公式の文を読み替えないでください(当サイトが自分に課している線引き)
  4. Google公式が出している「良い例・悪い例」4組(8例)を、全部そのまま並べます
    1. ★公式の「良い例」は、120文字を超えています
    2. 「悪い例」4本に共通していること
  5. では何文字で書けばいいのか|文字数の代わりに使う3つの点検
    1. 公式が挙げている「質の高い説明文の作り方」4項目
    2. 当サイトが実際に使っている3つの点検
    3. コピペして使える型
  6. 書いた説明文がそのまま使われないのはなぜか|症状別の判定表
    1. 症状から原因を切り分ける表
  7. ランキングには使われるのか|公式が書いた時期を含めて正確に
    1. いつ・どこに書かれたのかを整理します
    2. 「だから書かなくていい」にはなりません
  8. 長さを自分で指定する公式の方法|max-snippet とAI検索への影響
    1. 指定できるルールの一覧
    2. 「◯文字にすれば強調スニペットに出る」は、公式が否定しています
  9. WordPress・Cocoonでの設定手順と、必ず知っておくべき優先順位
    1. Cocoonでは、投稿編集画面の「SEO」欄で設定します
    2. ★ここが最大の落とし穴です。優先順位は3段階あります
    3. そのほか、押さえておきたい設定
  10. 目的別の書き分け|迷ったらこの3つから選んでください
    1. この記事が向いていない方
  11. よくある質問
    1. Q1. 結局、何文字で書けばいいですか?
    2. Q2. 120文字を超えると検索結果で切られますか?
    3. Q3. メタディスクリプションを設定しないと検索順位が下がりますか?
    4. Q4. 書いた説明文が検索結果に出てきません。設定ミスですか?
    5. Q5. 全記事に設定する時間がありません。どこから手を付ければいいですか?
  12. まとめ
  13. 出典

メタディスクリプションとは|検索結果でタイトルの下に出る説明文のこと

メタディスクリプションとは、HTMLの<head>内に書く<meta name="description">という記述のことで、検索結果でタイトルの下に表示される説明文の材料として使われることがあるものです。読者がページを開いたときには表示されません。検索結果やSNSのカードなど、ページの「外側」で使われる文章です。

ここで先に押さえておきたいのが、Googleはこれを「メタディスクリプション」ではなく「スニペット」という言葉を主語にして説明しているということです。公式の定義はこうなっています。

スニペットとは、Google 検索やその他のサービス(Google ニュースなど)で表示される検索結果の説明または要約部分です。Google は主にページ上のコンテンツを使用して、適切なスニペットを自動的に決定します。また、メタ ディスクリプション要素の説明情報のほうがコンテンツの他の部分よりもページを適切に表している場合は、その説明情報を使用することもあります。

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)

この1文に、この記事のほとんどが詰まっています。検索結果に出る説明文を作っているのはGoogleであって、あなたではありません。あなたが書いたメタディスクリプションは、Googleが「コンテンツの他の部分よりもページを適切に表している」と判断したときに使われる候補のひとつです。しかも公式は、スニペットは検索ごとに異なる可能性がある、とも書いています。表示は毎回同じとは限りません。

検索結果の「どこ」の話なのかを、先に切り分けておきます

検索結果の1件は、大きく3つの部分でできています。この記事が扱うのは、そのうち2番目だけです。

検索結果の部分 元になるもの この記事で扱うか
1行目(青い見出し=タイトルリンク) <title>・h1 など複数の候補からGoogleが選ぶ 扱いません(別記事)
その下の説明文(スニペット) 主にページ本文。メタディスクリプションが使われることもある この記事の対象です
URL・パンくず・日付などの表示 URL構造や構造化データ 扱いません

1行目のほうも、同じ「公式に数字が無い」という構造の問題を抱えています。そちらはブログタイトルの付け方(「32文字以内」がGoogle公式に無いことの検証)で扱っています。あとで説明しますが、「32文字」と「120文字」は、まったく同じ場所に並んで書かれていました。

まとめると、メタディスクリプションは「検索結果の説明文を決める権利」ではなく「Googleに渡す候補」です。この前提を持っているかどうかで、あとの話の見え方が変わります。

「120文字」はどこから来たのか|上位記事を数えて、出どころまで追いました

まず、世の中で何が言われているかを数えました。感想ではなく、実際にページを開いて数えた結果です。

本文を読んだ7本は、全部が具体的な数値を書いていました

2026年8月16日に実際に開いて本文を読んだ7本が、それぞれ何文字と書いていたかを並べます。

媒体 記事に書かれていた文字数
エックスサーバー(xserver.ne.jp) 100〜120/PC 90〜120/スマホ 70
SEO HACKS(seohacks.net・ナイル) 実測 約91/80前後を推奨
ferret One(ferret-one.com) スマホ 70/PC 90〜120/70〜120以内
リードプラス(leadplus.co.jp) 100〜120/PC 120前後/スマホ 50〜70/冒頭50以内/70〜90推奨
アウンコンサルティング(auncon.co.jp) PC 120/スマホ 50/2025年は約100
WACUL(wacul-ai.com) 80程度が理想/PC 90〜120/スマホ 70/スマホ 50
Elemarke(windom-kk.co.jp) 120/70〜120/70/30/150〜160

※すべて2026年8月16日に各ページを開いて確認したものです。検索順位は環境によって変わるため、順位そのものは記載していません。

並べて見ると、はっきりすることが3つあります。

  • 7本すべてが、具体的な数値を断定していました(7本中7本)。
  • その数値は一致していません。登場した数値を全部拾うと、30/50/70/80/90/91/100/120/150〜160 と、30文字から160文字まで5倍以上の開きがあります。
  • 同じ記事の中で複数の数値が併記され、読み手がどれを取ればいいか分からなくなっているものが2本ありました。片方は5通りの数値が出てきます。もう片方は「スマホ70」と「スマホ50」が同じ記事に両方書かれています。
同じテーマの記事7本が示していた推奨文字数を横棒の帯で並べた図。最小30文字から最大160文字まで媒体によって幅があり、上部に置いたGoogle公式の行だけは数値ではなく制限なしとして端から端まで伸びていることを示している
同じテーマの記事7本が書いていた「推奨文字数」(当サイトが7本のURLを開いて数えた結果・2026年8月16日確認)

ここで大事なのは、どれかが間違っている、という話ではないということです。次の章で見るとおり公式に数値が存在しないのですから、各社が自分の観測や経験で数値を置くしかありません。問題は「数値がバラバラであること」ではなく、「その数値がどこから来たのか、どの記事も書いていないこと」です。実際、機械検索した7本のうち、文字数の根拠としてGoogle公式ドキュメントを示していた記事は0本でした。数値に出典(第三者の実測データ)を付けていたのは1本だけです。

★出どころのひとつが見つかりました。Cocoonテーマの入力欄です

では「120文字前後」「スマホは約50文字」という、日本語圏でいちばんよく見る組み合わせはどこから来たのか。当サイトが使っているWordPressテーマ「Cocoon」のソースコードに、その文言がそのまま入っていました。

Cocoonの投稿編集画面には「SEO」という入力欄があり、メタディスクリプションの入力欄の下に、次の説明文が表示されます。

記事の説明を入力してください。日本語では、およそ120文字前後の入力をおすすめします。スマートフォンではそのうちの約50文字が表示されます。こちらに入力したメタディスクリプションはブログカードのスニペット(抜粋文部分)にも利用されます。こちらに入力しない場合は、「抜粋」に入力したものがメタディスクリプションとして挿入されます。

出典:Cocoon のソースコード lib/custom-fields/seo-field.php(公式リポジトリ yhira/cocoon の master ブランチ・2026年8月16日確認)

「120文字前後」と「スマホは約50文字」が、この1文に両方入っています。WordPressでブログを書いている人の多くが、記事を書くたびにこの文を目にします。そして、同じファイルのすぐ近くには、SEOタイトルの入力欄の説明として「一般的に日本語の場合は、32文字以内が最適とされています」と書かれています。タイトルの「32文字」と説明文の「120文字」は、まったく同じファイルに並んで置かれていました。

誤解しないでほしいこと|「120文字はデマ」とは書きません

ここは慎重に書きます。当サイトが確認できたのは「Cocoon側に、この数字の根拠を示した記載を見つけられなかった」ということだけです。Cocoon公式サイトのマニュアル索引・仕様一覧・よくある質問・内部SEOのまとめ・カテゴリページの解説の5ページとソースコードを見ましたが、根拠の記載は確認できませんでした。表現は「おすすめします」であって、Googleがそう言っていると書かれているわけでもありません。根拠が見つからないことと、その数字が悪いことは別です。120文字前後を目安に書くのは問題ありません。当サイトが言いたいのは、「120文字を1文字でも超えたら失敗」だと思って時間を使う必要はないということだけです。

紛らわしい数字を、出どころ別に整理しておきます

この分野には数字が複数飛び交っていて、しかもそれぞれ出どころが違います。混ざると必ず間違えるので、表にしました。

数字 何の数字か 出どころ
制限なし メタディスクリプションの長さ Google公式(唯一これがGoogleの記述)
1〜2文 メタディスクリプションの分量の言い方 Google公式(文字数ではなく「文の数」)
120文字前後 Cocoonが画面上ですすめている入力量 Cocoonテーマ
約50文字 Cocoonが「スマホで表示される」と書いている量 Cocoonテーマ
120文字 Cocoonが自動生成するときに本文冒頭から切り取る長さ Cocoonテーマ(上の120文字とは別の話)
1000文字 Cocoonが出力するメタディスクリプションの上限 Cocoonテーマ
55語 WordPress本体が「抜粋」を自動生成するときの語数 WordPress本体(説明文の話ではありません)

Googleの数字は、いちばん上の2行だけです。とくに120文字が2回出てくるところは要注意で、「すすめている長さ」と「自動生成するときの長さ」がたまたま同じ数字になっているだけです。別の話です。

まとめると、「120文字」はGoogleが決めた数字ではなく、テーマの入力欄に書かれた目安が広まったものでした。数字そのものは悪くありませんが、守れなかったときに慌てる必要はありません。

Google公式が実際に書いていること|「長さに制限はありません」

ここがこの記事の背骨です。Googleは、文字数について明確に書いています。ただし、多くの人が期待しているのとは逆の内容です。

メタ ディスクリプションの長さに制限はありません。ただし Google の検索結果では、スニペットは必要に応じて切り詰められます(デバイスの幅に合わせる場合など)。

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)

日本語版が公式に用意されているので、これはGoogleが日本語で言っていることです。念のため、同じページの英語版の原文も確認しました。

There’s no limit on how long a meta description can be, but the snippet is truncated in Google Search results as needed, typically to fit the device width.

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」英語版(2026年8月16日確認)。上の日本語はGoogleが公開している日本語版の文であり、当サイトによる訳ではありません。

「無い」と書く前に、探した範囲を書いておきます

「公式に書いていない」という主張は、探した範囲を示さないと検証できません。そこで、当サイトが何をどう探したかをそのまま公開します。同じ手順を実行すれば、同じ結果になります。

探したもの 探した語 結果
推奨文字数の記載 日本語=文字数/字数/長さ/制限/120/160/切り
英語=character/length/limit/120/160/truncat/word
見つかりませんでした。スニペットのページ本文(日本語)で 120 は0件、160 も0件。英語版でも0件
「スマホでは約50文字」の記載 スマートフォン/モバイル/デバイス/50/mobile/device/smartphone 見つかりませんでした。あるのは「デバイスの幅に合わせる場合など」という条件の記述だけで、数値は書かれていません
ランキングに使うかどうかの記載 ランキング/ranking/順位/ディスクリプション/description/説明 現行のドキュメントでは確認できませんでした(記載があるのは公式ブログ。後述します)

※探した先は、スニペットの管理(日英)/robots meta タグ(日英)/サポートするタグ一覧(日英)/SEO スターター ガイド(日英)/Search Console ヘルプ/公式ブログ4本です。これ以外のページまで探し尽くしたわけではありません。また、同じものが別の語で書かれていることがあるため、上のとおり1項目につき6〜7通りの語で探しています。

切り詰めの基準は「文字数」ではなく「デバイスの幅」です

公式が切り詰めの条件として挙げているのはデバイスの幅であって、文字数ではありません。ここが、上位記事の数値が30文字から160文字までバラついた理由の説明になります。

文字の幅は、文字によって違います。全角の「観」と半角の「i」では占める幅がまったく違いますし、画面の幅も機種やブラウザの表示設定で変わります。つまり同じ文字数でも、切れる位置は環境ごとに違います。「◯文字で切れる」という言い方が成立しないのは、そのためです。

※この段落のうち公式に書かれているのは、切り詰めが起きる条件として「デバイスの幅に合わせる場合など」が挙げられている、という点だけです。文字ごとに幅が違うという説明は、それを踏まえた当サイトの補足です。

公式の文を読み替えないでください(当サイトが自分に課している線引き)

この分野は、公式が書いていることを一歩踏み越えて言い切ってしまう事故がとても起きやすい場所です。当サイトが自分に禁じている読み替えを、そのまま公開します。

公式が書いていること やりがちな読み替え(当サイトは書きません) 正しい言い方
長さに制限はありません だから長ければ長いほどよい タグ自体の長さに制限は無い。ただし表示は必要に応じて切り詰められる、とだけ書かれている
必要に応じて切り詰められます(デバイスの幅に合わせる場合など) ◯文字を超えると切られる 切る基準として公式が挙げているのはデバイスの幅で、文字数は書かれていない
メタ ディスクリプション要素の説明情報のほうが(中略)ページを適切に表している場合は、その説明情報を使用することもあります 正確に書けば必ず使われる/使われなかったのは説明が不正確だったから 「使用することもあります」という書き方にとどまっている。必ず使われるとは書かれていない
メタ ディスクリプションを長い文字列のキーワードで構成すると(中略)スニペットとして表示される可能性は低くなります 羅列しなければ表示される 公式の向きのまま、羅列すると表示されにくくなる、とだけ書く
スニペットが存在しない場合は(中略)robots.txt を使用してページをブロックしています robots.txtを直せばスニペットが出る 公式は「ブロックを解除する必要があります」と書いているだけ

まとめると、Googleが長さについて言っているのは、制限は無いこと・必要に応じて切り詰めること・その基準はデバイスの幅であることの3つだけです。この3つから、文字数の正解は導けません。

Google公式が出している「良い例・悪い例」4組(8例)を、全部そのまま並べます

文字数の話ばかりが広まっていますが、Googleは日本語で、良い説明文と悪い説明文の具体例を4組(8例)も公開しています。数える時間があるなら、こちらを見るほうがずっと役に立ちます。以下は公式ページからの逐語です。

公式の評価 公式が付けているラベル 説明文の中身(逐語)
悪い例 キーワードの羅列 裁縫用品、毛糸、色鉛筆、ミシン、糸、ボビン、針
良い例 ショップが販売する商品と、営業時間や所在地などの詳細を説明している 次に作る服の縫製に必要なすべてのものが揃っています。月曜日~金曜日の午前 8 時~午後 5 時、ファッション ディストリクトにて営業中。
悪い例 同じ説明をすべてのニュース記事に使用している Whoville のローカル ニュースをお届けします。今日の出来事をご覧ください。
良い例 特定のニュース記事の抜粋を使用している 小さな町 Whoville を震撼させる事件が発生しました。重要なイベントの前夜に、地元の高齢男性によって、すべての人々のプレゼントが盗まれました。事件について、今後のリアルタイム情報にご注目ください。
悪い例 ページを要約していない 卵は、すべての人の人生に喜びをもたらします。小さいころ、鶏小屋で卵を採取して、キッチンに持ち込んだことを覚えています。幸せな日々でした。
良い例 ページ全体を要約している このガイドをお読みいただくと、卵を調理する方法を 1 時間以内に学ぶことができます。半熟両面焼きの目玉焼き、半熟片面焼きの目玉焼き、ゆで卵、ポーチドエッグなど、あらゆる方法を取り上げています。
悪い例 短すぎる シャープペンシル
良い例 具体的かつ詳細 セルフ シャープニング効果を備えたシャープペンシルです。ペン先を自動でシャープにしてくれます。自動補充される 2B の芯が付属しています。ヴィンテージ ピンクとスクールバス イエローの 2 種類からお選びいただけます。50 本以上の鉛筆をご注文いただくと、送料が無料になります。

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)。説明文の中身は公式ページに掲載されているものの逐語です。

公式はもうひとつ、文章の形でなくてもよい例も出しています。

著者: A.N. Author、挿絵: V. Gogh、価格: $17.99、ページ数: 784

出典:同上。「コンテンツに関連した情報を説明に含める」の例として掲載されているものです(2026年8月16日確認)

★公式の「良い例」は、120文字を超えています

最後のシャープペンシルの良い例をもう一度見てください。当サイトが数えたところ、空白を含めて139文字、空白を除いても131文字ありました。Google自身が、120文字を大きく超える説明文を「良い例」として掲載しています。「120文字以内に収めないといけない」という思い込みは、公式の例文ひとつで崩れます。

※文字数は当サイトが上の逐語テキストをそのまま数えたものです。数え方(空白や記号の扱い)によって数値は前後します。

「悪い例」4本に共通していること

悪い例4本を並べると、指摘されている欠点は次の4つに整理できます。

  1. キーワードの羅列になっている(何のページか伝わらない)
  2. 全ページで同じ定型文になっている(そのページ固有の情報がない)
  3. ページの要約になっていない(書き手の思い出話など、中身と関係がない)
  4. 短すぎる(単語だけで判断材料にならない)

そして、ここが重要なところです。「長すぎる」は、公式の悪い例に入っていません。公式が問題にしているのは長さではなく、中身がそのページを表しているかどうかだけです。

Google公式が挙げているメタディスクリプションの悪い例4類型と、その直し方を対比した図。キーワードの羅列、全ページ共通の定型文、ページの要約になっていない、短すぎるの4つが悪い例であり、長すぎることは悪い例に含まれていないことを示している
公式の「悪い例」4つに「長すぎる」は入っていない(Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式より・2026年8月16日確認)

まとめると、公式が示している合格ラインは「そのページ固有で、中身を要約していて、羅列でなく、短すぎない」の4つです。文字数はどこにも入っていません。

では何文字で書けばいいのか|文字数の代わりに使う3つの点検

「制限が無いのは分かった。それで、結局どう書けばいいのか」。ここに答えます。

公式が分量について触れている、ほぼ唯一の表現がこれです。

スニペットは検索結果からリンクされているページの実際の内容から生成されるので、その文言は完全に制御できます。また、メタ ディスクリプション タグ(通常は簡潔で 1~2 文からなるページの説明)の内容が使われることもあります。質の高いメタ ディスクリプションには、そのページに固有で、非常に的確な要点が簡潔に記載されています。

出典:Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」日本語公式(2026年8月16日確認)

公式の分量の言い方は「文字数」ではなく「1〜2文」です。ここを起点にすると、やることがはっきりします。

公式が挙げている「質の高い説明文の作り方」4項目

スニペットのページには、作り方が4つの見出しで書かれています。

  1. サイト上のページごとに固有の説明を作成する
  2. コンテンツに関連した情報を説明に含める——「メタ ディスクリプションは、文章形式にする必要はありません。そのページに関するデータを含めておくだけでも効果があります。たとえば、ニュースやブログ投稿の場合は作成者、公開日、署名などを記載できます。」(逐語)
  3. プログラマティックに説明を作成する——大規模なデータベースに基づくサイトでは手作業での入力は不可能なので、プログラムで生成するほうが適している、という趣旨です(個人ブログには関係のない項目です)
  4. 質の高い説明を使用する——「説明はコンテンツを正確に表したものである必要があります。メタ ディスクリプションは、ユーザーが見るページには表示されないため放置されがちですが、質の高い説明は Google の検索結果に表示されることがあり、検索トラフィックの質と量の改善に大いに役立つ可能性があります。」(逐語)

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)

当サイトが実際に使っている3つの点検

以上を踏まえて、当サイトが記事を書くたびに使っている点検を公開します。1と2は公式の記述をそのまま点検にしたもの、3は公式の記述から当サイトが考えた運用です。出どころが違うので分けて書きます。

点検 合格の目安 この点検の出どころ
点検1:この記事だけの説明文になっているか 書いた説明文を別の記事にそのまま貼っても成立するなら、書き直し 公式「サイト上のページごとに固有の説明を作成する」/「サイトのすべてのページについて同じ説明または類似する説明をしても(中略)役に立ちません」
点検2:読んだ人が何を得られるかが書いてあるか キーワードが並んでいるだけ、気持ちを書いただけなら書き直し 公式の悪い例「キーワードの羅列」「ページを要約していない」
点検3:前半だけ読んでも意味が通るか 先頭から40〜50文字で切っても、何の記事か分かる並びにする 当サイトの運用です。公式は「必要に応じて切り詰められます」と書いていますが、「前半に置け」とは書いていません

点検3の考え方はこうです。どこで切れるかは環境によって変わり、こちらからは分かりません。ならば「切られても困らない並び」にしておくのがいちばん安全です。文字数を数えて調整するより再現性があります。

コピペして使える型

迷ったときのために、当サイトが使っている型を置いておきます。これはGoogleが示した型ではなく、上の3つの点検を満たしやすいように当サイトが組んだものです。

説明文の型(1〜2文)

[読者の状況・悩み]。この記事では[扱う範囲]を[根拠・調べ方]で解説します。[読み終えるとできること]。

当てはめた例(この記事の説明文)

「メタディスクリプションは120文字」と言われますが、Google公式に推奨文字数の記載はありません。書かれているのは「長さに制限はありません」の一文だけ。数値の出どころと、文字数の代わりに使う3つの点検を公式の原文つきで解説します。

なお、説明文の前半に何を置くかは、読者がその検索語で何を知りたいのかが分かっていないと決められません。そこがぼんやりしている場合は、検索意図の調べ方(30分でできる5手順)を先に済ませたほうが早く終わります。

まとめると、目標を「120文字に収める」から「1〜2文で、この記事だけの内容を、前半だけでも通じる順で書く」に置き換えてください。数えるより速く、結果も安定します。

書いた説明文がそのまま使われないのはなぜか|症状別の判定表

「ちゃんと書いたのに、検索結果には本文の一部が出ている」。これは不具合ではありません。公式の説明を読むかぎり、それが標準の動作です。

スニペットは主にページのコンテンツ自体から作成されます。ただし、HTML のメタ ディスクリプション要素のほうがページから直接取得したコンテンツよりもページを正確に説明できる可能性がある場合は、その情報が使用されることもあります。

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)

つまり本文から自動生成するのが基本で、メタディスクリプションが使われるほうが条件つきです。使われなかったからといって、書き方が間違っていたとは限りません。なお公式は、個別のサイトのスニペットを手作業で変更することはできない、とも書いています。

症状から原因を切り分ける表

そのうえで、公式ドキュメントまたはGoogleのヘルプに記載がある原因だけを症状別にまとめました。

症状 公式が挙げている原因 確認する場所
説明文がまったく表示されない robots.txt でページをブロックしている robots.txt。公式は「ブロックを解除する必要があります」と書いています
想定より短い/想定より長い nosnippet または max-snippet を指定した <meta> タグ ページの <head> 内の robots メタタグ
本文の一部が使われている Googleが本文のほうが適切と判断した(標準の動作) 異常ではありません。説明文の中身を見直します
キーワードだけ並べた説明文が使われない 「長い文字列のキーワードで構成すると(中略)スニペットとして表示される可能性は低くなります」(逐語) 説明文を文章に書き直します
どの記事も同じ説明文が出ている 「すべてのページについて同じ説明または類似する説明をしても(中略)役に立ちません」(逐語) 記事ごとに固有の説明文を入れます
本文の一部だけがスニペットから抜けている data-nosnippet 属性が指定されている 本文中の span・div・section 要素の属性
思ったとおりに表示されない(原因が特定できない) 「アルゴリズムによって決定されていることにご注意ください」(逐語) ——

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の設定」日本語公式、および Search Console ヘルプ「Google 検索の検索結果で特定の機能が使用されない」(いずれも2026年8月16日確認)。Search Console ヘルプの日本語ページには、ページ末尾に「AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります」という注記があります。そのため、この表のうちヘルプ由来の3行は、機械翻訳を含む可能性のある文からの引用です。

検索結果に出ているのに読者にクリックされていない——という状態は、また別の問題です。表示回数と順位から直す記事を選ぶ方法は、ブログリライトのやり方(直す記事の選び方と判断表)にまとめています。

まとめると、「書いた説明文が使われない」は基本的に正常です。直すべきなのは、まったく表示されない場合(robots.txt)と、羅列・定型文になっている場合の2つだけです。

ランキングには使われるのか|公式が書いた時期を含めて正確に

「メタディスクリプションはSEOに関係ない」とよく言われます。これは半分正しく、書き方に注意が要る論点です。まず、日本語の公式ブログにこう書かれています。

表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも、Google のランキングでは description meta タグは使用されません。

出典:Google検索セントラル 公式ブログ 2009年9月21日の投稿(keywords メタタグについて)日本語公式(2026年8月16日確認)

ただし、このページの冒頭にはGoogle自身の注意書きが出ています。引用するなら、これも一緒に出すのが誠実だと考えます。

このブログ投稿はかなり前に公開されたものです。情報の一部が古くなっている可能性があります(画像がない、リンクが機能しないなど)。ただし、Google が keywords meta タグをサポートしていないという点は現在も変わりません。

出典:同上(2026年8月16日確認)

よく読むと、この注意書きが「現在も変わりません」と保証しているのは keywords メタタグについてだけで、descriptionとランキングの関係については何も言っていません。「Googleは現在も明言している」とは書けない、ということです。

いつ・どこに書かれたのかを整理します

記述 時期 言語 状態
ランキングには description meta タグを使用しない 2009年9月21日 日本語版あり 公式ブログ。「古い投稿」の注意書きあり
description メタタグの使用は任意で、ランキングには影響しない 2007年12月4日 英語のみ 公式ブログ
正確な説明文はクリック率を改善しうるが、順位には影響しない 2007年9月28日 英語のみ 公式ブログ。「古い投稿」の注意書きあり
同じ趣旨の記述 —— —— 現行のドキュメントでは確認できませんでした

※2007年の2本は日本語版が存在しません(2007年9月の投稿については、日本語指定と英語指定で取得した内容が同一であることを機械照合して確認しました)。上の表の日本語は、当サイトが英語原文から訳したものです。原文はリンク先でご確認ください。
※「現行のドキュメントで確認できませんでした」の探した範囲は、スニペットの管理/サポートするタグ一覧/SEO スターター ガイド/検索の基本事項/ランキング システムの案内/有用なコンテンツの作成 の6ページです(いずれも日本語版・2026年8月16日確認)。Google公式サイト全体を探し尽くしたわけではありません。

「だから書かなくていい」にはなりません

順位に使われないことと、書く意味がないことは別です。理由は2つあり、どちらも公式に書かれています。ひとつは、同じ文の直前で公式自身が「表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも」と書いていること。もうひとつは、2007年12月の公式ブログに、良い説明文は良いスニペットにつながり、それが検索結果からの訪問者の質と量の改善に役立ちうる、という趣旨が書かれていることです(原文は英語・訳は当サイトによる)。どちらも順位ではなく、クリックされるかどうかの話です。

まとめると、「順位には使われない」と書いた公式の記述は2007年と2009年の公式ブログにあり、現行ドキュメントでは確認できませんでした。そして公式は同時に、良い説明文は訪問者の増加に役立ちうるとも書いています。

長さを自分で指定する公式の方法|max-snippet とAI検索への影響

ここまで「公式に文字数の指定は無い」と書いてきましたが、例外がひとつだけあります。それは推奨値ではなく、サイト側がGoogleに指示する上限です。

この検索結果でテキスト スニペットとして使用される最大の文字数 [number] を設定します。(中略)このルールが指定されていない場合、スニペットの長さは Google が選択します。

出典:Google検索セントラル「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の設定」日本語公式・max-snippet:[number] の説明(2026年8月16日確認)

ここを取り違えないでください。「最大の文字数」とありますが、これはあなたがGoogleに「これ以上長く出さないで」と伝えるための数値であって、推奨される長さではありません。指定しなければ長さはGoogleが決めます。

指定できるルールの一覧

ルール 公式の説明(要点)
nosnippet テキストスニペットや動画プレビューを表示しない。ウェブ検索・画像検索・Discover・AI による概要・AI モードのすべてに適用され、AI による概要とAI モードの直接入力としても使用されない
max-snippet:[number] スニペットとして使用される最大の文字数を設定する
max-snippet:0 「スニペットは表示されません。nosnippet と同じです。」(逐語)
max-snippet:-1 「ユーザーがコンテンツを見つけやすくなり、サイトへの誘導に最も効果的と考えられるスニペットの長さが、Google により選択されます。」(逐語)
data-nosnippet 本文の一部だけをスニペットに使わせない。span・div・section 要素の属性として指定する(それ以外の要素では効きません)

出典:Google検索セントラル「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の設定」日本語公式(2026年8月16日確認)。なお公式は、ルールが競合した場合は制限の厳しいほうが適用される(max-snippet:50 と nosnippet が両方あれば nosnippet が適用される)とも書いています。

「◯文字にすれば強調スニペットに出る」は、公式が否定しています

たとえば、強調スニペットを表示するには、必要な最小文字数が決まっています。これは言語によって異なるため、この機能で強調スニペットを確実に表示できる最大文字数(max-snippets)を正確に示すことはできません。

出典:Google検索セントラル 公式ブログ 2019年9月24日の投稿(検索結果のプレビュー制御について)日本語公式(2026年8月16日確認)

Google自身が「正確に示すことはできません」と書いています。したがって、強調スニペットを狙った文字数の正解も存在しません。

まとめると、公式が数値を扱っている唯一の場所は max-snippet で、それはあなたが決める上限です。ふつうのブログでは指定する必要はありません。指定しないほうが、Googleが最適な長さを選びます。

WordPress・Cocoonでの設定手順と、必ず知っておくべき優先順位

ここからは実務です。先に大事なことを言うと、WordPress本体にはメタディスクリプションの機能がありません。

WordPress公式ドキュメントの「抜粋(Excerpt)」のページを確認しましたが、そこには meta description という語は出てきませんでした。抜粋は投稿の要約として使う機能であり、空の場合は本文の最初の55語から自動生成される、と説明されています(原文は英語・訳は当サイトによる)。

※この「55語」は抜粋の表示の話であって、メタディスクリプションの話ではありません。混同されやすいので分けて覚えてください。また、探したのはこの1ページだけです。WordPress公式サイト全体を確認したわけではありません。

Cocoonでは、投稿編集画面の「SEO」欄で設定します

当サイトが使っているCocoonでは、テーマ側にメタディスクリプションの機能が組み込まれています。Cocoon公式のよくある質問には、こう書かれています。

Cocoonでは投稿編集画面下部の「SEO」メタボックスから記事ごとにメタディスクリプションを設定できます。未設定の場合は、記事本文の冒頭から自動生成されます。

出典:Cocoon公式サイト「よくある質問」(2026年8月16日確認)

入力欄のラベルは「メタディスクリプション」、入力前に表示される文言は「記事の説明文を入力してください。」です。ラベルの横には文字数カウンターが付いていて、入力しながら数を確認できます。

★ここが最大の落とし穴です。優先順位は3段階あります

公式のよくある質問は「未設定の場合は、記事本文の冒頭から自動生成されます」と書いています。ところが投稿編集画面に表示される説明文のほうは「こちらに入力しない場合は、『抜粋』に入力したものがメタディスクリプションとして挿入されます」と書いています。2つの公式の説明が、それぞれ片方ずつしか書いていません。どちらも間違ってはいないのですが、片方だけを読むと必ず取り違えます。テーマのソースコード(lib/seo.php)を読むと、実際の動作は3段階でした。

優先 使われるもの 補足
1番目(最優先) 投稿編集画面の「SEO」欄に入力したメタディスクリプション 出力は最大1000文字まで
2番目 「抜粋」欄に入力した文章 SEO欄が空のときだけ使われます
3番目(何もしないとき) 記事本文の冒頭から120文字 文の途中でも120文字で切れます

出典:Cocoon のソースコード lib/seo.php(公式リポジトリ yhira/cocoon の master ブランチ・2026年8月16日確認)

Cocoonでメタディスクリプションとして出力される内容の優先順位を示した判定フローチャート。SEO欄に入力があればそれが最優先で使われ、無ければ抜粋欄の文章、それも無ければ記事本文の冒頭120文字が自動で使われることを3段階で示している
Cocoonで使われる説明文の優先順位は3段階(Cocoonのソースコード lib/seo.php・公式リポジトリ yhira/cocoon の master ブランチ・2026年8月16日確認)

この3段階を知らないと、「抜粋に書いたのに反映されない」(SEO欄に何か入っている)「何も設定していないのに説明文が出ている」(本文冒頭が自動で使われている)といった混乱が起きます。

そのほか、押さえておきたい設定

項目 場所・内容
出力のオン・オフ Cocoon設定の「タイトル」タブにある「メタディスクリプションタグを出力する」のチェック。「SEO」タブではありません
トップページ用 同じ「タイトル」タブの「フロントページ設定」。ラベルは「サイトの説明」。入力しない場合はキャッチフレーズが表示されます
カテゴリーページ用 カテゴリー編集画面で入力します
出力の上限 1000文字(それ以上入れても切られます)
SEOプラグインとの併用 公式は「併用は可能ですが、meta description、OGPタグ、canonicalタグなどが重複出力される場合があります」として、どちらか一方の機能を無効にすることを案内しています
ブログカードへの影響 入力したメタディスクリプションは、ブログカードの抜粋文にも使われます(Cocoon固有の挙動)

Cocoonの設定画面そのものの歩き方は、Cocoon初期設定チェックリスト(公式が「必ず」と書いた設定は3つ)で扱っています。テーマを入れたばかりの方は、そちらを先に済ませてください。

この章について、確認できていないことを正直に書きます。Cocoonのソースコードは公式リポジトリの開発版(master ブランチ)を読んだものです。当サイトのテーマフォルダ名が cocoon-master であることは公開ページから確認していますが、配布版の中身や管理画面の実際の表示を、1画面ずつ目視で照合したわけではありません。また、Cocoon公式マニュアルの索引には入力手順のページが見当たらなかったため(探した語=ディスクリプション/description/SEO/抜粋)、上記は「よくある質問」とソースコードによる記述です。

まとめると、CocoonではSEO欄 > 抜粋 > 本文冒頭120文字の順で使われます。何も設定しないと本文の冒頭がそのまま出るので、冒頭に定型のお知らせを置いている記事は特に注意してください。

目的別の書き分け|迷ったらこの3つから選んでください

全記事に完璧な説明文を用意する時間は、たいていありません。公式も、優先順位を付けることをすすめています。

すべてのページに個別の説明を作成する余裕がない場合でも、コンテンツに優先順位を付け、少なくともホームページや人気ページのような重要な URL に対しては説明を作成するようにしましょう。

出典:Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」日本語公式(2026年8月16日確認)

あなたの状況 やること かける時間
記事数が少ない(〜50本) 全記事にSEO欄で1〜2文を入れる。3つの点検だけ通す 1本2分
記事数が多い/時間がない トップページと、アクセスの多い記事だけ手で書く。残りは自動生成のままでよい 上位10本で20分
本文の冒頭に定型文(お知らせ・広告表記など)を置いている 最優先で全記事に設定する。放置すると検索結果の説明文が定型文から始まります 1本2分

この記事が向いていない方

  • 「この文字数にすれば順位が上がる」という答えを探している方。その答えは、当サイトが調べた範囲では公式に存在しませんでした。この記事はその不在を示す記事です。
  • 検索結果の1行目(タイトル)で困っている方。そちらはブログタイトルの付け方の記事が担当です。
  • 公開前に何を点検すべきかを一覧で知りたい方。AIブログ記事の公開前チェックリスト15項目のほうが目的に合います。

よくある質問

Q1. 結局、何文字で書けばいいですか?

A. Google公式に推奨文字数の記載は見つかりませんでした(探した範囲は本文に記載のとおりです)。公式が分量について書いているのは「通常は簡潔で 1~2 文からなるページの説明」という表現だけです。1〜2文で、この記事だけの内容を書くのが公式に沿った答えになります。目安として120文字前後を使うのは構いませんが、超えたからといって失敗ではありません。

Q2. 120文字を超えると検索結果で切られますか?

A. 公式は文字数を切り詰めの基準として挙げていません。挙げているのは「デバイスの幅に合わせる場合など」という条件です。画面の幅も文字ごとの幅も環境によって変わるため、「◯文字で切れる」という言い方は成立しません。切られても意味が通る並びにしておくのが、いちばん確実な対策です。

Q3. メタディスクリプションを設定しないと検索順位が下がりますか?

A. 順位に使われないという記述は、2009年の日本語公式ブログにあります(現行のドキュメントでは確認できませんでした)。ただし、その同じ文は「表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも」という前置きで始まっています。順位ではなく、検索結果でクリックされるかどうかに効くと考えるのが正確です。

Q4. 書いた説明文が検索結果に出てきません。設定ミスですか?

A. 多くの場合、設定ミスではありません。公式は、主にページ上のコンテンツを使用してスニペットを自動的に決定する、と書いており、メタディスクリプションは「使用することもあります」という位置づけです。ただし、説明文がまったく表示されない場合は robots.txt によるブロック想定より短い・長い場合は nosnippet や max-snippet の指定が原因として公式に挙げられています。本文の「症状別の判定表」で切り分けてください。

Q5. 全記事に設定する時間がありません。どこから手を付ければいいですか?

A. 公式は「少なくともホームページや人気ページのような重要な URL に対しては説明を作成するようにしましょう」と書いています。アクセスの多い記事から順にで構いません。ただし本文の冒頭に定型のお知らせや広告表記を置いている場合は例外で、最優先です。Cocoonでは何も設定しないと本文冒頭の120文字がそのまま説明文になるため、検索結果がその定型文から始まってしまいます。

まとめ

  • Google公式に、メタディスクリプションの推奨文字数の記載は見つかりませんでした。公式ドキュメント・ヘルプ・公式ブログの9ページ(うち主要な4文書は日本語版と英語版の両方)を機械検索した結果です。
  • 公式が書いているのは「長さに制限はありません」で、切り詰めの基準は文字数ではなくデバイスの幅です。
  • 「120文字前後・スマホは約50文字」の出どころのひとつは、Cocoonテーマの入力欄に表示される説明文でした。同じファイルには、タイトルの「32文字以内」も並んで書かれています。
  • 公式が示している合格ラインは、ページ固有・中身の要約・羅列でない・短すぎない、の4つです。公式の「良い例」のひとつは139文字あり、「長すぎる」は悪い例に入っていません。
  • 書いた説明文が使われないのは標準の動作です。直すべきなのは、まったく表示されない場合と、羅列・定型文になっている場合の2つだけです。

今日やる1つのことを決めるなら、これです。自分のブログでアクセスの多い記事を3本開き、説明文が「その記事だけの内容」になっているかを見てください。他の記事に貼っても成立する文になっていたら、そこが直す場所です。文字数は数えなくて構いません。

公開前に見るべき項目を通しで確認したい方は、AIブログ記事の公開前チェックリスト15項目にメタディスクリプションの設定も項目として入っています。あわせてお使いください。

出典

下記はすべて2026年8月16日に取得・確認しました。

本文に書いた競合記事についての数字は、当サイトが2026年8月16日に該当URLを実際に開き、本文とHTMLを取得して数えた結果です。検索順位は環境や地域によって変わるため、順位そのものは記載していません。検索結果に出てきたもののページが存在せずHTTP 404だったものが2本あり、集計に含めていません。また「文字数の根拠として公式を示した記事が0本」は、HTMLを機械検索した7本を母数とした数字です(本文を読んだ7本とは1本ずつ入れ替わりがあり、両方を行ったのは6本)。当サイトの公開記事54本については、同日に各記事のHTMLから <meta name="description"> を機械抽出して確認しています。

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