「AI-900」を探しても出てこない|Azure AI Fundamentalsは AI-901 に変わりました

Azure AI FundamentalsのAI-901試験を整理した記事のアイキャッチ AIの基本

Azure AI Fundamentals の必須試験は、いまAI-901です。番号が1つ増えただけに見えますが、出題テーマの数と比重、そして受験に必要な前提知識まで作り替えられています。

結論:Azure AI Fundamentals の試験は「AI-901」です

Azure AI Fundamentals 認定の必須試験は、現在「AI-901」です。AI-900のページは検索の対象から外れていますが、ページ自体は残っており、そこに切り替わりの経緯が書かれています。

項目 AI-901(現行)
試験番号 AI-901
対応する認定 Microsoft認定:Azure AI の基礎
合格スコア 700
出題比重 AIの概念と機能を特定する 40〜45%/Microsoft Foundryを使用してAIソリューションを実装する 55〜60%
対応言語 日本語を含む13言語
廃止日 なし(AI-901のページ上の記載)

この記事で確認した一次情報

ここから先は、Microsoft Learn の公式ページ2枚(AI-901のページ・AI-900のページ)だけを根拠にしています。数字はすべて2026年9月11日に開き直して確認したものです。参考書サイトや個人ブログの情報は使っていません。

AI-900からAI-901への切り替わりで、何が起きたのか

AI-900のページには、廃止を告げる警告文と「廃止日:なし」という表示が、同じページの中に両方あります。当社が実際にページを開いて確認した内容を、そのまま紹介します。

「AI-900 試験は 2026 年 6 月 30 日に廃止され、AI-901 に置き換えられました。この認定を取得するには、候補者が AI-901 に合格する必要があります。」

一方で、同じAI-900のページの下部にある「試験のスケジュール設定」欄には「廃止日:なし」という表示も残っています。本文の警告文と、この欄の表示は一致していません。どちらが最新かを当社側で断定はできないため、両方の記載をそのまま伝えます。今すぐ受験先を決める必要がある人は、申し込み直前に公式ページを開き直して確認することをおすすめします。

当社がページのソースを確認したところ、AI-900のページには検索エンジンに登録しない指示(noindex)が付いていることも分かりました。これが、検索しても「AI-900」という番号そのものが表に出てこない理由と考えられます。ページが消えたのではなく、検索結果の表からは外れている状態です。

AI-901の出題範囲|Microsoft Foundryが中心になった比重

AI-901は、旧AI-900よりも出題テーマの数が絞られ、比重の付き方が変わっています。

試験 出題テーマと比重
AI-901 AIの概念と機能を特定する(40〜45%)/Microsoft Foundryを使用してAIソリューションを実装する(55〜60%)の2テーマ
AI-900(旧・参考) AIのワークロードと考慮事項(15〜20%)/機械学習の基本原則(15〜20%)/コンピュータービジョン(15〜20%)/自然言語処理(15〜20%)/生成AIワークロード(20〜25%)の5テーマ

※テーマ名は表の幅に合わせて短縮しています。正式名称は出典ページでご確認ください。

旧AI-900は5テーマに分かれていましたが、AI-901は2テーマに集約され、その半分以上(55〜60%)がMicrosoft Foundryを使ったAIソリューションの実装に割かれています。個別サービスの名前を覚える試験から、Microsoft Foundryという1つの実装環境を軸にした試験へ、重心が移ったと読み取れます。

受験者に求められる前提知識も変わりました

出題テーマだけでなく、受験の前提として求められる知識も変わっています。AI-901の試験ページには「Pythonのコーディング構文とプログラミング手法に関する知識も必要であり、Azureリソースに精通している必要があります」と明記されています。一方、AI-900の試験ページには「この試験は、技術的および非技術的背景の両方を持つ方を対象としています。データ サイエンスとソフトウェア エンジニアリングの経験は必要ありません」とあり、非エンジニアでも受けられる前提で作られていました。「非技術者でも受けられる入門試験」から「Pythonの知識が要る試験」へ、この点が変わったことは、出題比重の変化と同じくらい重要です。

日本語版の更新は英語版の約8週間後|この期間をどう読むか

AI-901の試験ページには、英語版の更新日とローカライズ版が更新される時期についての記載があります。

「この試験の英語版は、2026年4月15日に更新されました。〜この試験のローカライズ版が利用可能な場合は、この日付から約8週間後に更新されます。」

これを初心者向けに言い換えると、次のようになります。

  • 英語版の試験内容が先に更新される
  • 日本語版はそこから約8週間かけて追いつく設計になっている
  • 公式ページ自身が「この試験のローカライズされたバージョンがこのスケジュールで更新されない場合があります」とも書いている

ここからは当社の読み取りです。つまり、日本語で受験する人は、英語版で先に反映された出題範囲の変更に、最大8週間ほど遅れて追いつく形になり得ます。この期間の長さが常に8週間と決まっているわけではなく、公式ページも幅を持たせた書き方をしています。

AI-901は誰が受けるとよいか|向いていない人もいます

AI-901は出題テーマの比重と前提知識が変わっているため、どの立場から受験するかで準備の仕方が変わります。

  • AI-900の教材で学習をすでに終えている人:出題テーマが2つに再編されているため、Microsoft Foundryを扱う範囲を追加で確認する必要があります。あわせて、Pythonのコーディング構文やAzureリソースの扱いに触れたことがない場合は、その基礎も合わせて確認したほうが安全です。
  • これから初めてAzureのAI認定を狙う人:AI-900の教材ではなく、AI-901向けに書かれた最新の学習ガイドから始めたほうが、出題比重とのずれが少なくなります。Azure以外の選択肢とも迷っている場合は、生成AIパスポートとG検定の選び方をまとめた記事もあわせて参考にしてください。
  • 受験日を急いで決めたい人:日本語版が英語版の変更に追いつく途中の時期にあたる可能性があるため、申し込み直前に公式ページの出題比重を開き直して確認したほうが安全です。

一方で、次に当てはまる人は、公式が求める前提知識にまだ届いていない可能性があります。

Pythonのコーディング構文に触れたことがなく、Azureリソースも扱ったことがない人:AI-901の試験ページは、この2つの知識を前提として明記しています。AI-900のような「技術的・非技術的背景の両方が対象」という記述は、AI-901の試験ページでは確認できませんでした。公式の学習ガイドや入門教材でPythonとAzureの基礎に触れてから申し込みを検討したほうが安全です。資格そのものに挑む意味があるのか迷う人は、AI資格は意味がないのかをまとめた記事も参考になります。

よくある質問

AI-901への切り替わりについて、読者からよく出そうな疑問をまとめます。

AI-900はもう受けられませんか

AI-900のページの本文には「2026年6月30日に廃止され、AI-901に置き換えられました」と書かれています。ただし同じページの「廃止日」欄は「なし」と表示されており、記載が一致していません。受験できるかどうかは、申し込み画面で試験番号「AI-900」を検索して、実際に選べるかどうかで確認する方法があります。

AI-900で使っていた教材はAI-901でも使えますか

出題テーマの数と比重が変わっているため、教材のうちAI-900の5テーマに沿った部分は範囲がずれます。とくにMicrosoft Foundryを扱う範囲は、AI-901で比重が大きい部分(55〜60%)にあたるため、ここだけは新しい教材で補ったほうがよいと考えられます。

合格ラインはAI-900と変わりましたか

AI-901、AI-900とも、公式ページに記載されている合格スコアは700で同じでした。

受験料はいくらですか

今回確認した公式ページには、受験料の具体的な金額は書かれていませんでした。「試験が監督されている国または地域に基づく価格」とだけ記載されており、金額は申し込み画面で確認する必要があります。

日本語で受けると内容が古いままということはありますか

公式ページ自身が「ローカライズされたバージョンがこのスケジュールで更新されない場合がある」と明記しています。更新のタイミングは英語版が先で、日本語版は約8週間後を目安にしていますが、必ずその期間内に反映される保証ではありません。

まとめ

この記事で確認できた事実だけを、5点にまとめます。

  • 「AI-900」を検索しても出てこないのは、ページが検索対象から外されていることが理由と考えられます。URL自体は残っています。
  • AI-900のページには「2026年6月30日に廃止され、AI-901に置き換えられました」と書かれている一方、同じページの「廃止日」欄は「なし」と表示されており、記載は一致していません。
  • AI-901は出題テーマが2つに再編され、Microsoft Foundryを使った実装が55〜60%を占めます。
  • AI-901は「Pythonのコーディング構文とAzureリソースの知識」を前提として明記しており、非技術者も対象としていたAI-900とは受験者に求められる前提条件が変わりました。
  • 日本語版は英語版の更新から約8週間で追いつく設計ですが、公式ページ自身がその期間どおりに進まない場合があるとしています。

出典

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