サーバーは後から変えられる|変えたくなる3つのきっかけと、かかる費用の正体

レンタルサーバーの乗り換えを示すアイキャッチ 仕事でAI活用

「今のサーバーを、あとから別の会社に変えることはできるのだろうか」。もっと良さそうな会社を見つけても「もう遅いのでは」と検索の手を止めた方もいるのではないでしょうか。最初に選んだサーバーが、この先ずっとの選択とは限りません。

先に答え:サーバーは後から変えられます

結論から言うと、今のサーバーから別の会社へ移ることは、あとからでもできます。エックスサーバーとConoHa WINGは、どちらも公式に無料の移行ツールを用意しています。ただし「無料」には条件が付きます。

移行の方法 費用 条件
エックスサーバー「WordPress簡単移行」 無料 WordPress 4.2〜7.1・PHP 7.2以上。マルチサイト等は対象外(公式マニュアル・2026-09-04確認)
ConoHa WING「WordPressかんたん移行」 「データサイズによる追加料金は一切発生せず、完全無料」「移行データサイズは無制限」(公式機能ページ・2026-09-04確認) WordPress 3.8.5・PHP 5.3より新しいバージョン。対象外=マルチサイト/二段階認証を使っているサイト/プラグイン導入時にFTP情報が必要な設定/WordPress.comからの移行など(公式ガイド・2026-09-04確認)
自分でやる自信がない場合 有料の移転代行という道もある エックスサーバーは受付中。ConoHaの同種サービスは2026-09-04時点で新規受付停止(後述)

この記事の根拠

本文の料金・条件は、両社の公式サイトを2026-09-04に実際に開いて確認したものです。料金ページには期限つきの割引(エックスサーバーは9月7日17時まで、ConoHa WINGは9月9日16時まで)が出ていましたが、この記事はその期限を過ぎても読まれるため、期限が来ても変わらない通常価格・時間課金だけを書いています。ConoHa WINGについては、割引前の正規の月額を料金ページ上で区別できなかったため、期限なしで書ける「時間課金2.5円/時・月額上限1,452円・初期費用無料」だけを本文で使っています。

  • エックスサーバー公式:料金ページ・簡単移行マニュアル・移転代行ページ(2026-09-04確認)
  • ConoHa WING公式:料金ページ・かんたん移行ガイド・移行代行ページ(2026-09-04確認)
  • 期限つきキャンペーン価格(9月7日・9月9日締切分)は本文で使用していません

サーバーを変えたくなる、よくある3つのきっかけ

アンケート調査の数字ではなく、公式情報や記事の内容から見えてくる「よくある例」として紹介します。実際に自分に当てはまるかどうかは、次の章の費用構造とあわせて考えてください。

①更新時の料金が気になった

長期契約の割引期間が終わり、更新後の請求額を見て「思ったより高い」と感じるケースです。契約期間ごとの月額の違いや、更新のタイミングで何を確認すべきかは「レンタルサーバーの契約期間はどれを選ぶか」で扱っています。

②速度や障害が気になった

表示が遅い、あるいは障害の通知が続いたと感じるケースです。「障害が多いかどうか」は感覚ではなく、たとえばエックスサーバーが公開している障害・メンテナンス情報過去の履歴のページで、期間を区切って件数を数えれば確認できます。

③運営のやり方と合わなくなった

管理画面の構成やサポートの受付時間が、自分の運営スタイルと合わないと感じるケースです。この観点でサーバーを選び直す基準は「AIブログ向けレンタルサーバーの選び方5基準」にまとめています。

移行にかかる費用の正体

「移行は無料」でも、実際の費用がゼロになるとは限りません。

費用の中身 内容
①新サーバーの契約料金 移行先を新規契約する費用です。契約期間ごとの月額はレンタルサーバーの契約期間はどれを選ぶかで比較しています。
②重複期間の旧サーバー代 データ移行から表示確認、ネームサーバー変更までの間は、新旧どちらも契約したままにします。ConoHa WINGは「WINGパックご契約期間中の途中解約を承る事はできません」と明記されており(出典・2026-09-04確認)、旧サーバーをやめても残り期間分は戻りません。
③移転代行(有料) エックスサーバーは33,000円(税込・サイト1件・5営業日)です(出典・2026-09-04確認)。ConoHa WINGにも同種ページ(基本料金7,678円/サイト)がありますが、2026-09-04時点で「現在新規お受付を停止しております」と明記され申し込めません(出典)。

移行の中身は3つの記事に分けています

読者ごとに次に知りたいことが違うため、3本に分けています。

知りたいこと 読む記事
データそのものの移し方 プラグインを使う方法と使わない方法の分かれ目
ドメイン(URL)はそのまま使えるか ドメインはそのまま使えるか
移行後に何を確認すればよいか 移行後に確認する5か所

変えない方がいい人・検討していい人

ここまでの費用構造から導ける範囲で、今の状態をもとに動き方の目安を4つに分けました。「絶対にこうすべき」という基準ではなく、無駄な重複費用を避けるための考え方です。

状態 今の動き方
更新月がまだ何か月も先の人 今は動かない方がいいです。旧サーバーの残り契約期間分が無駄になります。ConoHa WINGはWINGパックの契約期間中の途中解約ができません。
不満が「なんとなく」の人 更新のタイミングに合わせレンタルサーバーの契約期間はどれを選ぶかで比較すれば十分です。
更新月が近く、不満を数字で言える人 検討していいタイミングです。重複期間が短く済み、移行の理由も自分で説明できる状態です。
契約1年目で長期割引が残る人 今の契約条件(残り期間・途中解約の可否)を先に確認してください。確認せず動くと②の重複費用を無駄に払います。

よくある質問

Q. サーバーを変えると、今のドメイン(URL)も変わりますか

A. いいえ。ドメインの移管は必須ではなく、ネームサーバー(向き先)だけを新サーバー用に変えれば済みます。詳しくはサーバーを移行してもドメインはそのまま使えるかで説明しています。

Q. 移行中、サイトが表示されなくなる時間はありますか

A. 各社のマニュアルどおり「データ移行→表示確認→ネームサーバー変更」の順で進めれば、原則として止まりません。両社とも「ネームサーバーの変更は移行完了後に」と明記しています(エックスサーバーConoHa WING)。

Q. 移行は無料でできますか

A. 条件を満たせば無料です。エックスサーバーの「WordPress簡単移行」、ConoHa WINGの「WordPressかんたん移行」はどちらも公式の無料ツールですが、対応バージョンやマルチサイト不可などの条件があります(表参照)。条件に当てはまらない場合は、有料の移転代行という手段もあります。

Q. 自分でやる自信がありません。代行してもらえますか

A. エックスサーバーは「サーバー移転代行」(33,000円・税込・サイト1件・5営業日)を受け付けています。ConoHa WINGの同種ページ(基本料金7,678円/サイト)は2026-09-04時点で「現在新規お受付を停止しております」と明記され、今は申し込めません。再開時期の記載も見つけられませんでした。

Q. 移行の費用はいくらぐらいみておけばいいですか

A. 新サーバーの契約料金に加え、切り替え作業中に重複する旧サーバー代がかかります。ConoHa WINGはWINGパックの契約期間中は途中解約ができず、残り期間分は戻りません。代行を使うならエックスサーバーで33,000円/サイトが目安です。

まとめ

  • サーバーは後から変えられます。両社とも条件を満たせば無料で使える公式の移行ツールがあります(2026-09-04確認)。
  • ConoHa WINGの「WordPressかんたん移行」は、公式が「データサイズによる追加料金は一切発生せず、完全無料」と書いています。ただし対象外のケースが公式ガイドに複数あります(マルチサイト/ダッシュボードで二段階認証を使っているサイト/プラグイン導入時にFTP情報が必要な設定/WordPress.comからの移行など)。自分のサイトが当てはまらないかを先に確かめてください。
  • 費用の正体は「新サーバー代+重複期間の旧サーバー代」。ConoHa WINGはWINGパックの契約期間中は途中解約ができないため、残り期間分は戻りません。
  • 有料の移転代行はエックスサーバーが33,000円/サイトで受付中。ConoHa WINGの同種サービスは2026-09-04時点で新規受付停止です。
  • 具体的な移し方・ドメインの扱い・移行後の確認は、別記事に分けています。今どの段階かで読む記事を選んでください。

出典

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