AIに下書きを書かせた記事が、あと公開ボタンを押すだけの状態で手元にある。そこで急に不安になります——この文章、どこかのサイトとそっくりだったらどうしよう。
結論から書きます。確認は無料のツールだけで足ります。そして見るべきなのは「一致率◯%」という全体の数字ではなく、一致した箇所が「どこから来た文章か」です。Googleの公開ドキュメントは、他と重複していること自体を違反とはしていません。違反になる行為は別に名前が付いていて、条件もはっきり書かれています。
この記事の結論(先に4つだけ)
- 「重複しているとGoogleにペナルティを受ける」は、公式の記載と食い違います。Google 検索セントラルは「通常、重複コンテンツは Google のスパムに関するポリシーへの違反にはなりません。」と明記しています。違反になる行為には「スクレイピング」という別の名前が付いていて、その例が4つ列挙されています。
- それでもAI記事は確認したほうがよい理由が、提供元の規約に書いてあります。OpenAIの利用規約(日本語)は「アウトプットは特有のものではない場合があり、他のユーザーが当社の本サービスから同様のアウトプットを受け取る場合があります。」としています。自分が写していなくても、他人と似ることがある、ということです。
- 無料ツールには、料金表に出てこない上限があります。こぴらんは25文字未満の文と80文字を超えた部分がチェック対象外、CopyContentDetectorは1回4,000文字、chiyo-coは1,000文字で1カウント消費・無料では一致箇所のURLが表示されません。ここを知らずに1回貼っただけだと、確認できていない部分が残ります。
- 数字が出たら、下げにいかず「箇所の由来」で4つに分けます。①出典つきの引用②固有名詞や数字③自分の他記事④出典を書いていない他サイトとの一致。直すのは④だけで、しかも④は言い換えでは足りません。

この記事の根拠|誰が、どこを、いつ確認したか
この記事に出てくる仕様・料金・公式の文言は、すべて2026年8月18日に、提供元の公式ページを実際に開いて確認したものです。全URLは記事末尾の「出典」にあります。
この記事の書き方のルール(最後まで守ります)
- 当サイトは、この記事で紹介する4つのツールのいずれとも提携していません。本文中の外部リンクはすべて公式ページへのリンクで、広告リンクは1本もありません。
- ツールの検出精度は比べません。同じ原稿を各ツールに入れて比較する検証を、当サイトは行っていません。書いてあるのは各ツールの公式ページに載っている内容(仕様・料金・規約など)だけです。
- 確認できなかったことは「確認できませんでした」と書きます。「存在しない」とは書きません。
- 著作権の一般論(どこまでが引用として認められるか、AI生成物に著作権があるか等)と、Search Consoleの「重複しています」という表示の読み方は、この記事では扱いません。それぞれ別記事に分けてあります(本文中でリンクします)。
そもそも何を防ぐためのチェックなのか|公式が「違反」と呼んでいるもの
コピペチェックとは、自分の原稿と、すでにウェブ上にある文章がどれくらい一致しているかを機械的に確認する作業です。ただし「一致していること」と「規約違反であること」は、公式の書き方では別のものとして扱われています。ここを取り違えると、直さなくていい場所を延々と直すことになります。
Googleは重複それ自体を違反としていない
Google 検索セントラルの「クロールとインデックス登録に関するよくある質問」は、この問いに正面から答えています。
重複コンテンツがある場合に科されるペナルティの有無や対処方法を教えてください。
通常、重複コンテンツは Google のスパムに関するポリシーへの違反にはなりません。Google 検索セントラル「クロールとインデックス登録に関するよくある質問」(2026年8月18日確認)
「通常」という限定が付いているとおり、これは「何をしても大丈夫」という意味ではありません。では何が違反なのか。それはスパムポリシーの側に、別の名前で書かれています。
違反になる行為には「スクレイピング」と「大量生成」がある
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーには、「スクレイピング」という節があります。
スクレイピングとは、他のサイトのコンテンツを、多くの場合は自動化された方法で収集し、それを検索ランキングを操作する目的でホストする行為を指します。
Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」(2026年8月18日確認)
そして「不正なスクレイピングの例」として、次の4つが挙げられています(公式の記載どおり)。
| # | 公式が挙げている例 |
|---|---|
| 1 | 他のサイトのコンテンツを、元のソースを引用もせず、独自のコンテンツや価値を加えずに転載する |
| 2 | 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えたうえで転載する |
| 3 | ユーザーに対してなんらかの形で独自のメリットを提供することなく、他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載する |
| 4 | ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだり編集したりしているだけのサイトを作成する |
2番目を覚えておいてください。この記事の後半で、いちばん重要な話として戻ってきます。
もう1つ、AI記事に直接かかる節が「大量生成されたコンテンツの不正使用」です。ここには例として「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」と「複数のウェブページからのコンテンツを、価値を加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりすること」が挙げられています。
Googleは生成AIコンテンツの使い方について書いたガイダンスのページでも同じことを書いており、そちらの読み方はAIコンテンツのSEO評価|Google公式ガイドラインの読み方で詳しく整理しています。

まとめると:チェックの目的は「一致率という数字を下げること」ではなく、「出典なしで他サイトの文章を転載している箇所が残っていないか」を見つけることです。目的が違えば、見る場所も変わります。
AI記事だけに固有の事情|写していなくても似ることがある
手で書いた記事なら、他サイトと一致する理由は「自分が写したから」しかありません。ところがAIに書かせた記事には、自分が写していないのに一致が出る経路があります。これは推測ではなく、提供元の規約に書いてあります。
コンテンツの類似性。当社の本サービス及び一般的な人工知能の性質上、アウトプットは特有のものではない場合があり、他のユーザーが当社の本サービスから同様のアウトプットを受け取る場合があります。
OpenAI「利用規約」(日本語)(2026年8月18日確認)
コピペチェックツールを提供している側も、同じことを前提に案内しています。chiyo-coの公式サイトは「AIが生成した文章には既に公開されている他サイトと類似したテキストが含まれることがあります。」と書いています。
つまり、AI記事のチェックは「自分を疑う作業」ではありません
手で書いた記事のチェックが「写していないか」の確認であるのに対し、AI記事のチェックは「自分の知らないところで似ていないか」の確認です。だからまじめに書いた人ほど必要で、数字が出たときに落ち込む必要もありません。
なお、AIに書かせた文章の直し方そのものはAI文章の不自然さを直す方法|原因10パターン別の修正例つきに、AIを使うときにやってはいけない使い方(著作権の考え方を含む)はChatGPTの注意点|ブログ記事でやってはいけない7つの使い方にまとめてあります。
無料ツール3つの「見えない上限」|料金表に載っていない制限
無料で使えるツールは実在します。ただし「無料」と「制限なし」は別で、しかも効いてくる制限は料金表の外に書かれていることがあります。公式ページから拾った実物が次の表です。
| 項目 | こぴらん | CopyContentDetector | chiyo-co |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料(有料プランの記載は確認できず) | 無料(有料は月300円〜) | 無料(有料は月4,400円〜) |
| 1回の文字数 | 公式ページに記載を確認できず | 25文字〜4,000文字(有料8,000文字) | 文字数ではなくカウント制 |
| 回数 | 公式ページに記載を確認できず | 「コピーチェック実行回数制限はありません。」 | 初月のみ10カウント(翌月への繰り越しなし) |
| 回数の数え方 | 公式ページに記載を確認できず | 1回貼って1回 | 1,000文字で1カウント。公式の例では2,800文字の重複チェックで3回分、類似チェックも同時なら6回分 |
| チェックされない部分 | 25文字未満の文と、80文字を超えた部分 | 4,000文字を超える分は貼れない | 公式ページに記載を確認できず |
| 無料で見られないもの | — | — | 一致率の高いページのURL・詳細/結果のCSVダウンロード |
| 会員登録 | 公式ページに案内を確認できず(公式が案内している使い方は、フォームに文章を入れる・チェックボタンを押す・結果を見るの3ステップ) | 不要(登録するとcookieに関係なく結果を確認できる) | 必要(アカウント登録後に利用) |
※表の「—」は、その項目がそのツールに当てはまらないという意味です。公式ページを開いて探したのに見つからなかった項目は、「—」ではなく「記載を確認できず」と書いています。
表のうち、実際に事故になりやすいのは太字にした3つです。順に説明します。
こぴらん|長い一文は、後ろが黙って捨てられる
こぴらんは公式の使用方法ページで、チェックの単位をこう定義しています。
文 = 改行と句点「。」、コンマ「 . 」を区切りとして分割された文(「25文字未満の文」と「80文字を超えた部分」はチェック対象外)
こぴらん「こぴらんの使用方法」(2026年8月18日確認)
仕様ページはさらに具体的で、「句点とピリオドに行き着く前に80文字以上となった文はそれ以降が自動的に削除されます。」と書いています。AIが書く文章は一文が長くなりがちです。80文字を超える一文がいくつもある原稿を貼ると、その後半は確認されないまま「問題なし」の見た目になります。
こぴらん自身も立ち位置をはっきり書いていて、「あくまで簡易的なものであるため、上記すべてを確実に検出する事はできませんのでご注意ください。」としています。最初のふるいとして優秀ですが、これ1つで終わりにする道具ではありません。
CopyContentDetector|回数は無制限だが、1回4,000文字
公式トップページの記載は「コピペチェック文字数は25文字から4,000文字です。有料プランは8,000文字になります。」、そして「コピーチェック実行回数制限はありません。」です。
つまり1万字の記事なら、3回に分けて貼れば無料のまま全文を確認できます。回数が無制限であることが効くのはここです。逆に、分けずに冒頭だけ貼って終える使い方をすると、残りは見ていないことになります。
公開後にもう一度測るなら、除外ドメインを必ず設定する
公開済みの記事をそのまま貼ると、自分のサイトが一致相手として出てきます(当然です。同じ文章がそこにあるので)。CopyContentDetectorには除外ドメインの欄があり、公式は「自身のサイトは除外してコピペチェックをしたいときなどにご利用ください。」と案内しています。ここを設定せずに出た数字は、意味がありません。
chiyo-co|「10回」は10記事ぶんではない
chiyo-coの無料(フリー)プランは、公式の料金表では解析カウントが月10・初月のみとなっています。ここで重要なのはカウントの数え方で、公式の注記によれば1,000文字で1カウントを消費し、文章の文字数によって消費カウントが変わります。さらに、類似チェックを同時に実行する場合は消費が2倍になるとも明記されています。公式が挙げている例は、2,800文字を重複チェックだけにかけると3回分、類似チェックも同時に行うと6回分、というものです。
3,000文字の記事なら、重複チェックだけで測って無料の10カウントは3本ぶんです。類似チェックも同時に行うと、1本ぶんしか測れません。さらに次の2点も公式に明記されています。
無料プランで見落としやすい2つ(どちらも公式の記載)
- 「※解析回数は翌月への繰り越しはありません。」——使い切らなかった分は消えます。
- 「あとから有料プランに変更しても、無料でお試しいただく範囲で実行した過去の解析はご利用いただけません。」——無料で回した解析は、後から課金しても一致箇所のURLを見られるようになりません。見たいなら、有料にしてから測り直すことになります。
まとめると:無料で全文を確認したいならCopyContentDetectorを分割して使う、貼る前の粗いふるいならこぴらん、という役割分担になります。chiyo-coの無料枠は「試用」であって、日常の確認には向きません。
公開前の3ステップ|無料の範囲だけで終わらせる手順
ここまでの制限を踏まえた、実際の順番です。1本あたり10分前後で終わります。

公開前チェックの3ステップ
- ステップ1・粗いふるい(2分):こぴらんに全文を貼る。類似数が多い文だけメモする。ここで何も出なくても終わりにしない(80文字超の部分は見ていないため)。
- ステップ2・全文の確認(5分):CopyContentDetectorに4,000文字ずつ分けて貼る。公開済みの記事を測るときは除外ドメインに自分のサイトを入れる。
- ステップ3・判断(3分):出た数字は見ない。詳細表示で一致した箇所を開き、次の章の4分類にあてはめる。
この3ステップは、AIブログ記事の公開前チェックリスト15項目のうち1項目を展開したものです。公開前に見る項目はほかにもあるので、全体像はそちらを見てください。書いてある事実が合っているかどうかの確認は、コピペチェックとはまったく別の作業で、手順はAI記事のファクトチェック手順にあります。
数字が出たらどうするか|一致した箇所の4分類
ここがこの記事の中心です。一致率が20%でも60%でも、やることは変わりません。一致した箇所を1つずつ開いて、由来で4つに分けます。直すのは4番目だけです。

| 分類 | 一致した箇所の中身 | どうするか | 理由 |
|---|---|---|---|
| ①引用 | 出典を書いて引用した部分(公式の文言、法令の条文、統計の定義など) | そのままでよい | 出典を示して引用した部分は、一致していて当たり前です。数字だけが上がります |
| ②定型 | 製品名・会社名・法令名・数字・住所・手順の操作名(「設定」→「一般」など) | 直さなくてよい | 言い換えようがありません。ここを変えると、正確さのほうが失われます |
| ③自分 | 一致相手が自分のサイトの別記事 | 除外ドメインを設定して測り直す。それでも内容が重なるなら、記事を統合するか役割を分ける | ツール側に除外機能があります。本当の問題は数字ではなく、同じ話が2本ある状態のほうです |
| ④他サイト | 出典を書いていないのに、他サイトの文章と一致している | 書き直す(後述のとおり、言い換えでは足りません) | 公式が挙げた「スクレイピング」の例のうち、上の表の1と2は、どちらもこの形です |
③について補足します。自分のサイト内で似た記事が並ぶこと自体は、Googleのインデックス登録の状態としてSearch Consoleに「重複しています」と表示されることがあります。この表示の読み方と、直すべきかどうかの判断は別の話なので、ブログが検索に出ない原因と対処にまとめてあります。
まとめると:ツールが出す数字は「どこを見ればいいか」を教えてくれる目印であって、合否ではありません。見るのは詳細表示で開いた一致箇所のほうです。
「一致率を下げる」対処が危ないとき|公式の例2番目に戻る
コピペチェックの解説でよく紹介されるのが、語尾を変える・類義語に置き換える・能動態と受動態を入れ替えるといった書き換えです。数字は確かに下がります。
ただし、前半で覚えておいてくださいと書いた例が、ここに関係します。Googleが「不正なスクレイピングの例」として挙げているのは次の形です。
他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えたうえで転載する
Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」(2026年8月18日確認)
ここは条件を正確に読んでください
公式が書いているのは「他のサイトのコンテンツをコピーし」たうえで類義語に置き換える形です。つまり前提として、元が他サイトの文章であることが条件になっています。
自分で書いた文章の語尾を変える行為について、公式は何も書いていません(スパムポリシーのページ全文を2026年8月18日に開いて確認)。「語尾を変えるのは全部だめ」という意味ではない、ということです。当サイトが言えるのは、4分類の④に当たる箇所を、類義語の置き換えだけで済ませるのは、公式が例として挙げた形にそのまま重なる——ここまでです。
したがって④の直し方は、置き換えではなく「その情報を、自分が確認した一次情報から書き直す」になります。元のページを閉じて、公式の資料を自分で開き、自分の言葉で書く。手間はかかりますが、これは数字を下げる作業ではなく、記事の中身を自分のものにする作業なので、結果としてほかの評価も上がります。
まとめると:①②③は直さない。④は言い換えずに書き直す。「一致率を下げるための書き換え」という作業自体が、この記事の手順には存在しません。
「良好」と出ても、それは安全の証明ではない
ここは書きにくい話ですが、読者の不利益に直結するので書きます。ツール側が、自分の結果に保証を付けていません。CopyContentDetectorの利用規約(第15条 不保証および免責)には、次のようにあります。
本サービスは、確認対象となった文章と、インターネット上の文章または利用者が指定する文章との間の類似度を本サービスの定める基準により判断するものであり、参照されるインターネット上の文章の範囲は網羅的なものではなく、クロールが可能な範囲に限定されます。また、確認結果について正確性、信頼性、有用性、完全性または著作権侵害の有無について何らの保証をするものではありません。
CopyContentDetector「利用規約」(2026年8月18日確認)
読み取れることは2つあります。
- 参照される範囲は網羅的ではない。クロールできないページ(会員制サイト、PDF、書籍、印刷物)とは、そもそも比べていません。
- 著作権侵害の有無は保証されない。「良好」は「著作権上の問題がない」という判定ではありません。
同じ第15条の第3項には、「当社は、本サービス上における確認対象文章の入力及び確認結果のログの保存について、一切責任を負いません。当社は、検索結果のデータを定期的にデータベースサーバーから削除しており、予告なく保存データを削除することがあります。全てのコピーチェック結果および検索対象となる文章の維持および保護は利用者が責任を負うものとし、当社は一切の責任を負いません。」ともあります。結果を後から見返すつもりなら、その場で控えておくほうが確実です。外注記事や企業の未公開原稿を扱う人は、この点を踏まえて使うか決めてください。
判定の段階を分ける数字は、公開されていない
もう1つ、多くの解説記事が、30%以下なら安心・50%以上は危険といった目安を書いています。当サイトが公式ページを確認した範囲では、その数字の出どころを見つけられませんでした。分かったのは次の2点です。
| 調べたこと | 確認できた事実 |
|---|---|
| Googleが一致率の合格ラインを示しているか | 示していません。スパムポリシー・クロールとインデックス登録のFAQ・正規化のページ・AI生成コンテンツのガイダンスの日本語版4ページを、「一致率」「類似度」「パーセント」「閾値」など9通りの語で検索して0件(2026年8月18日・時間をおいて2回取得し、2回とも0件) |
| CopyContentDetectorの判定の閾値 | 公開ページに数値の記載を確認できませんでした。一方で公式は有料プランの機能として「コピーの疑い、要注意、良好になる設定を変更することができます」と明記しています。つまり閾値は利用者が変えられる設定値です |
コピペリンも同様に「判定基準は自分で、カスタマイズ可能。疑い深く、検索レベルを調整可能です。」と書いています。「◯%」という数字は、ツールごとの設定であって、検索エンジン側の基準ではありません。この点でも、数字ではなく箇所を見る意味があります。
どれを使えばいいか|3択と、使わなくていい場合
ここまでの事実から、選び方は3つに絞れます。
| こんな人 | 使うもの | 費用 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| まず無料で、月に数本の記事を確認したい(個人ブログはほぼこれ) | こぴらん+CopyContentDetectorの2本立て | 0円 | CopyContentDetectorは4,000文字ずつ分けて貼る。こぴらんだけで終わらせない |
| 毎日書く/外注記事を受け取る。待ち時間と文字数の分割が負担 | CopyContentDetectorの有料プラン | 月300円〜(税込) | 8,000文字・広告非表示・待機時間軽減・判定基準の変更。初回申し込み時は30日間の無料試用期間のプランが選べると公式が案内している |
| 大量の原稿を1台のパソコンでまとめて処理したい | コピペリン | 年6,600円(年払いのみ) | Windows専用のインストール型です。公式の動作環境に挙げられているOSはWindowsのみで、1契約でPC1台に付き1ライセンス。Macを使っている人はこの選択肢が消えます。なお公式は返金保証を案内していますが、条件は「決済した同月内にご連絡ください」「返金の理由を教えてください」の2つで、過去に購入実績がある場合は同月内でも返金対象外と明記されています |
正直に書きます:chiyo-coの無料プランは、公開前チェックの日常使いには向きません
解析結果の質ではなく、無料の範囲の設計がそうなっているためです。10カウントは初月のみ・翌月への繰り越しなし・一致率の高いページのURL・詳細が表示されない(公式は全体スコアやキーフレーズは制限なく見られるとしていますが、どのページと一致したのかは分かりません)。この記事の手順は「一致箇所を開いて由来で分ける」ことが中心なので、その一致箇所が見られないと手順が成立しません。有料プラン(月4,400円〜)を前提にできる人向けの道具だと考えたほうが、誤解がありません。
チェックしなくていい場合
すべての原稿に必要なわけではありません。次のどれかに当てはまるなら、この作業は省いて構いません。
この3つに当てはまるなら、コピペチェックは不要です
- 自分の体験・自分で測った数字・自分で撮った写真だけで書いた記事。他サイトから持ってきた文章がないので、直す必要のある④の一致が出る経路がありません(定型句や固有名詞の一致は出ますが、それは分類②で、直しません)。
- AIを構成案の作成や誤字の指摘にだけ使い、本文は自分で書いた記事。構成案も誤字の指摘も規約でいう「アウトプット」にあたるので、見出しの並びが他人と似ることはありえます。ただし本文にAIの出力をそのまま載せていないので、この記事が扱っている「自分は写していないのに本文が似る」経路は、本文にはありません。
- 公開しない原稿(社内資料、下書きのまま置くもの)。公式のスクレイピングの定義は「検索ランキングを操作する目的でホストする行為」を指しているため、公開しない原稿はこの定義の外にあります。
逆に、必ず通したほうがよいのは「AIの出力をほぼそのまま使った記事」と「他サイトを参考にしながら書いた記事」です。
よくある質問
一致率は何%以下ならよいですか?
検索エンジン側の基準としては、当サイトが確認した範囲に存在しません。Googleの日本語版4ページを9通りの語で検索して0件でした(2026年8月18日・2回確認)。ツールの「コピーの疑い」「要注意」「良好」(公式の並び順)はツールが定めた区分で、CopyContentDetectorは有料機能でこの基準を変更できると明記しています。数字を目標にせず、一致箇所の由来で判断してください。
AI検出ツールで「AIが書いた」と見破られませんか?
それはコピペチェックとは別の道具です。コピペチェックは「他サイトの文章と一致しているか」を見るもの、AI検出は「AIが書いたか」を推定するものです。後者について、OpenAIは公式ヘルプで自ら次のように書いています。
端的に言えば、私たちの経験ではうまくいきません。検出ツールに関する私たちの調査では、教育者が生徒について長く残りうる影響のある判断を下す可能性があることを考えると、それらが十分に信頼できるとは示されませんでした。
(中略)私たちOpenAIがAI生成コンテンツの検出ツールを訓練しようとしたとき、それはシェイクスピアや独立宣言のような人間が書いた文章をAI生成であると判定しました。
OpenAI Help Center(原文は英語/訳は当サイトによる/2026年8月18日確認)
この2文はいずれも英語原文の逐語訳です。日本語版のページは確認できませんでした。原文ではこの2文のあいだに5つの文が入るため、上では「(中略)」を入れてあります。
ここで落としてはいけない限定が1つあります。省いた部分でOpenAIは、他の開発者が公開している検出ツールについては、その有用性を論評できないとも書いています(原文は英語)。つまりこれは自社の調査についての話で、「AI検出ツールはどれも当てにならない」とまで言っているわけではありません。
Googleの公開ドキュメントのほうはどうでしょうか。生成AIコンテンツの使い方について書かれたガイダンスのページには、「ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用する場合には、必ず、検索の基本事項の基準とスパムに関するポリシーを満たすようにします」とあります。AI検出ツールについての記載は、このページに確認できませんでした(2026年8月18日にこのページを開き、「検出」「検知」「判定」「識別」「見破」「detector」の6通りの語で検索して0件。時間をおいて2回取得し、2回とも0件)。このページ全体の読み方はAIコンテンツのSEO評価|Google公式ガイドラインの読み方にまとめてあります。
公開したあとに測ったら、一致率が100%近くになりました
自分のサイトが一致相手として検出されているだけの可能性が高いです。CopyContentDetectorの除外ドメイン欄に自分のドメインを入れて測り直してください。公式も「自身のサイトは除外してコピペチェックをしたいときなどにご利用ください。」と案内しています。
引用した部分で一致率が上がってしまいます
それは正常な動作です。ツールが数えているのは文字列の一致で、出典が書いてあるかどうかではありません。こぴらんの公式ページも、類似数の見方として「リンクをクリックしてコピペ元ページが引用可能なものかどうかをチェックしましょう!」と、その判断は使う人が行うものとして案内しています。出典を示した引用は、数字が上がっても直しません(4分類の①)。むしろ出典を消して数字を下げる対処は、Googleが挙げた「元のソースを引用もせず」転載する形に近づきます。
10,000字の記事を無料で全部チェックできますか?
できます。CopyContentDetectorは1回4,000文字までですが、公式が「コピーチェック実行回数制限はありません。」と明記しているため、3回に分けて貼れば全文を確認できます。ただし分割の境目をまたぐ文は、その回では途中で切れる形になります。段落や見出しの切れ目で分けると、この影響を小さくできます。
まとめ
- Google 検索セントラルは「通常、重複コンテンツは Google のスパムに関するポリシーへの違反にはなりません。」と明記している。文章が他サイトと重なることに関して公式が違反として名前を付けている行為には「スクレイピング」と「大量生成されたコンテンツの不正使用」があり、それぞれ公式に例が挙げられている。
- AI記事を確認する理由は、提供元の規約に書いてある。OpenAIの利用規約は、出力が特有のものではない場合があり、他のユーザーが同様の出力を受け取る場合があるとしている。
- 無料ツールには料金表に出てこない上限がある。こぴらんは25文字未満の文と80文字を超えた部分がチェック対象外、CopyContentDetectorは1回4,000文字(回数は無制限)、chiyo-coは1,000文字で1カウント消費し無料では一致箇所のURLが表示されない。
- 数字は下げにいかない。一致箇所を由来で4つに分け、直すのは「出典を書いていない他サイトとの一致」だけ。その1つも、類義語への置き換えではなく一次情報から書き直す。
次にやること(1つだけ)
いま手元にあるAIの下書きを、CopyContentDetectorに4,000文字ずつ貼って詳細表示を開いてください。そして出た数字ではなく、色が付いた箇所を1つずつ4分類にあてはめます。ほとんどの箇所が①か②に落ちるはずです。そこまで確認できたら、公開して構いません。
公開前に見る項目はコピペチェックだけではありません。全体はAIブログ記事の公開前チェックリスト15項目にまとめてあります。
出典
以下はすべて、当サイトが2026年8月18日に実際に開いて確認したものです。
- Google 検索セントラル「クロールとインデックス登録に関するよくある質問」…重複コンテンツとスパムポリシーの関係
- Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」…スクレイピングの定義と4つの例、大量生成されたコンテンツの不正使用
- Google 検索セントラル「ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンス」…AIでの大量生成とスパムポリシーの関係、生成AIコンテンツを使う場合に満たすべきもの
- OpenAI「利用規約」(日本語)…コンテンツの類似性
- OpenAI Help Center「How can educators respond to students presenting AI-generated content as their own?」(英語のみ)…AI検出ツールの信頼性についての見解
- CopyContentDetector「無料コピペチェックツール」…文字数・回数・判定3種・除外ドメイン
- CopyContentDetector「【個人向けクレジットカードプラン】で利用できる機能について」…有料機能と判定基準の変更、および同ページ内の料金プラン一覧(無料・月300円・月1,000円・月6,000円〔税込〕と30日間の無料試用期間)
- CopyContentDetector「利用規約」…第15条 不保証および免責
- こぴらん「こぴらんの使用方法」…文の区切りと、チェック対象外になる部分
- こぴらん「仕様と特徴」…80文字以上の文の扱い、簡易チェッカーであることの明記
- chiyo-co「無料コピペチェックツール」…料金プラン、カウントの数え方、無料プランの制限
- コピペリン「記事・文章コピペチェックツール」…年間ライセンス料、動作環境、判定基準のカスタマイズ、返金保証の条件
※当サイトは、この記事で紹介したツールのいずれとも提携していません。本文中のリンクはすべて公式ページへの通常のリンクです。※料金・仕様は変更されることがあります。申し込みの前に、必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。


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