Android標準アプリで録音|文字起こしは機種によって範囲が変わります

Pixel標準のレコーダーアプリで録音から文字起こしまでできる範囲を機種別に整理した記事のアイキャッチ画像 仕事でAI活用

同じ「Pixelのレコーダー」でも、話者を自動で分けられる機種とそうでない機種があります。文字起こしまで含めると、対応範囲はさらに機種で分かれます。

この記事の結論(先に見る)

Androidの標準機能で録音から文字起こしまでどこまでできるか、料金の有無も含めて、公式ヘルプで確認できた範囲だけをまとめました。

機能 対応状況
録音(レコーダー)本体 Pixel 3以降とPixel Tablet。追加アプリ不要
文字起こし本体 Pixel 3〜5aとPixel 6以降。Pixel Tabletでの対応は公式ヘルプで確認できませんでした
話者を自動で分ける(スピーカーラベル) Pixel 6以降限定・英語のみ。日本語不可
要約 Pixel 8以降限定。日本語含む
料金 公式ヘルプでは料金についての記載を確認できませんでした
Pixel以外のAndroid 今回は未確認。メーカー公式情報で確認を

根拠にした一次情報

Google公式ヘルプの次の4ページを2026-09-10に確認しました。個人ブログ・コミュニティ投稿は根拠にしません。

Pixelのレコーダーで録音するとできること

レコーダーは、Pixelスマホに標準搭載された録音アプリです。対応機種と時間の上限は次のとおりです。

項目 公式ヘルプの記載
対応機種 Pixel 3以降とPixel Tablet
1回の録音時間の上限 最大18時間
録音の編集(切り抜き・セクション削除) 世代の制限に関する記載はありません
AIでBGMを追加する「音楽を作成」 Pixel 9以降限定

録音の加工は、編集メニューの「切り抜きと削除」から行います。「切り抜き」は音声または文字起こしで残したい部分を選び、新しいファイルとして保存する機能です。「セクションを削除」は不要な部分を選んで取り除き、コピーとして保存する機能です。この2つに機種による制限の記載はありません。一方、AIで録音にBGMを追加する「音楽を作成」はPixel 9以降限定で、公式ヘルプは「30秒〜3分程度の音声ファイルが最適」としています。用意された雰囲気の候補から選ぶか、新規に作成する形です。

まとめると、会議1本ぶんなら時間上限は気にしなくて済みます。切り抜きやセクション削除は機種を問わず使え、世代で分かれるのはBGM追加だけです。

文字起こしは機種によって範囲が変わります

文字起こしは、録音した音声をアプリが自動でテキスト化する機能です。基本はPixel 3〜5aと6以降の両方で使えますが、その先は世代で分かれます。

機能 対応機種
基本的な文字起こし Pixel 3〜5a、6以降の両方
話す言語の自動検出 Pixel 6以降のみ
要約(5分〜1時間、日本語含む) Pixel 8以降のみ

文字起こしの文字を直すときは、直したい語句を長押しして「語句の編集」から修正し、保存する操作です。やり直しを選ぶと50言語以上から選び直せますが、公式ヘルプは「音声ファイルがGoogleサーバー上で処理されることがある」としています。要約はPixel 8以降が対象で、対応言語は英語・中国語(標準語)・ヒンディー語・イタリア語・フランス語・ドイツ語・日本語です。処理は「クラウドの安全な隔離環境」で行われると説明されています。

まとめると、古いPixelでも文字起こし自体は可能ですが、言語の自動判定と要約は機種を選びます。要約は処理場所がクラウド側になる点も、選ぶ前に知っておく価値があります。

話者を区別する「スピーカーラベル」は日本語では使えません

スピーカーラベルとは、複数の話者を自動で「話し手1」「話し手2」と区別する機能です。会議の議事録に一番欲しい機能ですが、制限があります。

  • 対応機種:Pixel 6以降(Pixel Foldを含む)。処理はデバイス上で行われる
  • 「スピーカー ラベルは英語でのみご利用いただけます」と明記されている
  • 話者を判別するための音声モデルは、ラベル処理が完了した後、数分以内に削除される

使い方は、設定メニューでスピーカーラベルのオン・オフを切り替え、文字起こし画面のメニューから「スピーカー ラベルを編集」を選ぶと、話し手の名前を変更したり新しい話者を追加したりできます。文字起こしの検索機能でも話者名で絞り込めます。なお公式ヘルプには、話者の音声モデルが「国や地域によっては生体認証データと見なされることがある」という注記もあります。

まとめると、日本語の会議では話者を自動では分けてくれません。「機種で分かれる」を最もはっきり示す例です。分離の精度そのものが気になる方は、AI文字起こしの話者分離はどこまで正確か|崩れるのはこういう場面で実際に崩れる場面を確認してください。

録音と文字起こしの保存・共有

録音と文字起こしは既定では端末にだけ保存され、クラウドに残すには決まった操作が必要です。公式ヘルプが挙げる保存先と共有方法を整理します。

項目 公式ヘルプの記載
既定の保存先 端末のみ。Googleアカウントに自動同期されない
クラウドに残す方法 バックアップをオンにする/共有する/別のアプリにコピーする/Googleドライブなど他の場所に保存する
共有方法 リンク/他アプリ/Googleドキュメント/NotebookLM/最大5分の動画クリップ

共有アイコンから「リンク」を選ぶと、公開リンク・特定ユーザーとの共有・非公開リンクを選べます。「ファイル」を選ぶと、音声またはテキスト形式の文字起こしを他のアプリに渡せます。文字起こし画面のその他アイコンからは「Googleドキュメントに共有」「NotebookLMに共有」も選べ、資料としてそのまま使えます。最大5分の動画クリップを作り、波形・レイアウト・モードを選んで共有する方法もあります。なお録音を削除すると、端末だけでなくrecorder.google.comや同期している他のデバイスからも完全に削除されると案内されています。残したい録音は、削除の前にバックアップか共有をしておく必要があります。

録音や文字起こしを共有したあとの整理手順は、AIで議事録を作る手順|録音から共有まで4工程と人が必ず直す場所にまとめています。

オフラインで完結するかは公式ヘルプでは確認できませんでした

オフライン動作とは、ネット接続なしでも機能が使えるかどうかです。明確な記載は見当たりませんでした。分かった範囲だけ書きます。

  • 録音は「デバイス上のGoogleサービスまたはアプリ」に送られ文字起こし後、音声は破棄されると説明されています。
  • 文字起こしのやり直しは「音声ファイルがGoogleサーバー上で処理されることがある」、要約作成も条件により接続が必要な場合があると記載されています。

機能により処理場所が異なる可能性があり、常時オフラインとは言い切れません。公式ヘルプでは確認できませんでした、というのが正直な答えです。

Pixel以外のAndroidスマホはどうか

確認したのはPixel公式ヘルプの記載だけです。他社製Androidの標準機能は未確認のため、お使いの機種のメーカー公式情報で確認してください。

用途別のおすすめ

ここまでの機能を、目的別に3つへ整理します。

FAQ

Q1. Pixel以外のAndroidスマホでも標準で文字起こしできますか。
未確認です。お使いの機種のメーカー公式情報で確認してください。

Q2. 文字起こしに追加料金はかかりますか。
公式ヘルプでは料金についての記載を確認できませんでした。

Q3. スピーカーラベルは今後日本語でも使えますか。
2026-09-10確認時点では英語のみとの記載でした。今後の対応拡大については確認できませんでした。

まとめ

  • 録音(レコーダー)本体はPixel 3以降とPixel Tabletで足ります。
  • 文字起こし本体はPixel 3〜5aとPixel 6以降が対象です。Pixel Tabletでの対応は公式ヘルプで確認できませんでした。
  • 録音の切り抜き・セクション削除に世代の制限はなく、AIでBGMを追加する「音楽を作成」だけがPixel 9以降です。
  • スピーカーラベルはPixel 6以降限定・英語のみ、要約はPixel 8以降限定で、いずれも日本語の会議には制約があります。
  • 完全オフラインかどうか、料金の有無、Pixel以外のAndroidの対応は、いずれも公式ヘルプで確認できませんでした。

出典

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