ノーコードは無料でどこまで作れるか|3社の公式料金ページで比較

ノーコードの無料プランで公開できる範囲を3社で比べた記事のアイキャッチ 仕事でAI活用

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Bubble・Glide・Google AppSheetのようなノーコードの道具は、無料のまま作り始められます。ただし3社とも、無料のままでは不特定多数に広く公開することはできません(AppSheetは個人利用の設定で3人までなら無料で使ってもらえます)。

道具 無料で作れる範囲 無料で公開できるか 最初の有料プラン
Bubble 開発版(Development version)。50,000 workload units/月 公開・独自ドメインは含まれない Starter $59/月(年払い時の表示)
Glide チーム2人・プロジェクト10件まで作成 公開できるアプリ数は0 Basic $25/月(自分用・チーム内向け。支払い周期の記載なし)
Google AppSheet 個人・業務外の利用に限り、試作・テストは最大10人(本人含む) 実際に使ってもらえるのは個人利用の設定で3人まで Starter $5/ユーザー/月

この表の出典と確認日は、記事末尾の「出典」にまとめています。

この記事の根拠:Bubble・Glide・Google AppSheetの公式料金ページと、Googleのヘルプページ(いずれも2026年9月17日確認)だけを使っています。当社はBubble・Glide・AppSheetのいずれも契約しておらず、実際に使った感想は書いていません。

ノーコードとは、コードを書かずに作れる道具のこと

ノーコードとは、プログラミングの知識がなくても、画面の部品を組み合わせてアプリやウェブサービスを作れる道具のことです。BubbleとGlideとGoogle AppSheetは、いずれもこのノーコードに分類される道具で、3社とも無料プランを持っています。

Bubbleは「開発版」までが無料

Bubbleの無料プランは、公式料金ページで「$0 / month」と表示されています。含まれるものは「Development version」「API connector」「1 app editor」「50K workload units/mo」「6 hours of server logs」で、無料プランの位置づけは「Projects that are under construction」(制作途中のプロジェクト)と説明されています。独自ドメインでの本番公開はStarterプラン以上が必要で、Starterの料金は「$59 / month」「Billed annually」(年払いの場合の表示)となっています。月払いの金額は公式料金ページに表示が見つかりませんでした(2026年9月17日確認)。

Bubbleは「workload units」という単位で使用量を数えており、公式には、アプリを置き、動かし、規模を広げていくために必要なサーバー資源をまとめて数える単位、という趣旨の定義があります(公式英文の要旨・当社訳)。ただし、50,000という数字だけでどこまでのアプリが動くのかは、公式料金ページに具体例が無く、当社では確認できませんでした。

Glideは「公開できるアプリの数」が0

Glideの無料プランは「$0 per month」で、「2 team members」「10 projects」「Limited credits」が含まれます。一方で「Published Apps」の欄は「0」と表示されており、作ったアプリを公開する機能そのものが無料プランには含まれていません。公開機能はBasicプラン(「$25 / month」)から使えますが、Basicで公開できるのは自分用・チーム内までで、「2 published apps」(公開できるアプリ2つまで)という上限も明記されています。誰でも見られる形の公開は、Plusプラン(「$50 / month」)からになります。支払いの周期(月払い・年払いの別)は、Glideの料金ページには記載が見当たりませんでした。Google AppSheetの料金ページのFAQには、プランによって月払いか年払いのどちらかになるとあり、$5などの表示がどちらの場合の金額かは書かれていません(2026年9月17日確認)。

AppSheetは「試作・テスト」の10人と「実際に使ってもらえる」3人は別

ここでいう試作・テストとは、公開する前の段階で、アプリの動作を自分や少人数のテスト利用者で確かめることです。

Google AppSheetの公式料金ページには「test your apps with up to 10 users at no cost.」(最大10人までのテストを無料で行える)と書かれています。ただし、この10人はあくまで試作・テストの人数で、作った本人を含みます。Googleのヘルプページ(Prototype development & testingの節)には、無料の条件として「個人・業務外の利用であること」「アプリを使うのは自分だけであること」「有料機能を使わないこと」「メール送信は自分宛てのみであること」「10人以下でテストすること(作った本人を含む)」の5つ(当社訳)が並び、「If any of the above aren’t true(中略)purchase a subscription.」と明記されています。他の人に実際に使ってもらう無料の枠は別にあり、同じヘルプページの「Personal use」の節には「A maximum of three users」(最大3人まで)と案内されています。

有料プランはStarter「$5 USD/user/month」、Core「$10」、Enterprise Plus「$20」で、Coreは「Included in most paid Google Workspace plans」(ほとんどのGoogle Workspace有料プランに含まれる)と書かれています。「most」という留保がついているため、自分の契約しているWorkspaceのプランに必ず含まれているとは限りません。不特定多数に公開したい場合は「Need Public Apps?」という枠があり、サインインが不要で人数の上限も無い「Publisher Pro」が「$50/mo/app」で案内されています。

何人に使ってもらうのかで、選ぶ道具が変わる

使う人数で見る目安

  • 自分だけで使う:3社とも無料の範囲で試作まではできる。公開までしたい場合はBubble・Glideは有料プランが必要
  • 身内など少人数に実際に使ってもらう(業務外):AppSheetのPersonal useなら3人まで無料。Glideは自分用・チーム内までならBasic($25/月)
  • 不特定多数に公開する:3社とも有料プランが必要(Bubble Starter $59・年払い時、Glide Plus $50、AppSheetはサインイン不要・人数無制限のPublisher Pro $50/mo/app)

AppSheetの無料枠は、試作・テストなら10人まで(本人を含む)、実際に使ってもらう相手は3人までです。Bubbleの無料は開発版までで本番公開(Live)が含まれず、Glideの無料は公開できるアプリの数が0のため、道具によって「無料のまま使える範囲」の中身がまったく違う、というのがこの3社を比べて分かることです。仕事のツールとして無料のまま10人に配ることはできません。

Bubbleは公式マニュアルで「Bubble apps can only be run on the Bubble platform」(Bubbleで作ったアプリは、Bubbleのプラットフォーム上でしか動かせない)と明記しています。Glide・AppSheetについては、料金ページ・規約の範囲では、外部のサーバーに移せるかどうかの記載を見つけられませんでした(2026年9月17日確認)。ノーコードのアプリ作成ツールを選ぶと、公開先もその会社に縛られる可能性がある、ということです。

作りたいのがアプリではなく、お知らせや申込みのページなら、道は別にある

作りたいものが、入力に応じて計算する・ユーザーごとにログインするといった「アプリ」ではなく、案内・お知らせ・申込みフォームへのリンクをまとめただけの「ページ」であれば、ノーコードのアプリ作成ツールを使わなくても目的を果たせることがあります。

単なる案内ページであれば、HTML・CSS・JavaScriptのファイルや、PHP・WordPressのようにサーバー側で動く仕組みを自分で用意して、自分で契約したサーバーに置く方法もあります。ここでいうのは、HTML・PHP・WordPressのようなファイルを自分で置く場合の話であり、Bubble・Glide・AppSheetで作ったノーコードのアプリを、そのままサーバーに移して公開できるという意味ではありません。当社がこのブログを置いているConoHa WINGの公式サイトで、最新の料金を確認できます。

ConoHa WING

自分でサーバーを用意してWordPressを開設する手順はConoHa WINGでWordPressブログを開設する手順【初心者向け完全ガイド】に、サーバー1契約で複数サイトを運用する場合の費用はレンタルサーバー1契約で何サイト作れるかにまとめています。

無理に有料プランへ進まなくてよい人

自分だけで試しに作ってみたい、あるいは公開せずに動作を確認したいだけであれば、無料プランのままで目的は果たせます。不特定多数に使ってもらう予定が無いなら、有料プランへ進む前に、まず無料の範囲でどこまで作れるかを確かめてから判断しても遅くありません。不特定多数に出す予定があるなら、3社とも結局は有料プランが先に必要になるため、自分でサーバーを借りる作業から先に始める必要はありません。

ノーコードではなく、AIにコードを書かせて作る道も考えているなら、GitHub Copilot・Google Colab・ChatGPT・Claude Codeの無料枠を公式の記述で並べたAIにコードを書かせるのは無料でどこまでできるかも参考にしてください。

よくある質問

Q. AppSheetの無料プランを、仕事で10人のチームに配ってもいいですか?
A. 公式のヘルプページには、無料の条件として「個人・業務外の利用であること」など5つの条件が挙げられており、「If any of the above aren’t true(中略)purchase a subscription.」と明記されています。条件に当てはまらなくなった場合は、有料プランの購入が必要です(2026年9月17日確認)。

Q. Bubbleのworkload unitsの50,000で、どのくらいのアプリが動きますか?
A. 公式料金ページには単位の定義は書かれていますが、50,000で何ができるかの具体例は見つかりませんでした。当社では確認できていません。

Q. Glideの無料プランでも、友達には見せられますか?
A. 無料プランは公開できるアプリの数が0と表示されています。自分用・チーム内までの公開はBasic($25/月・公開2アプリまで)から、誰でも見られる公開はPlus($50/月)からです。

Q. AppSheetの10人と3人、結局どちらを見ればいいですか?
A. 試作・テストの段階を確かめたいなら10人(本人を含む)、実際に人に使ってもらいたいなら3人までを見てください。無料のまま10人に配れるわけではありません。

Q. 料金は今後も同じですか?
A. ノーコードの料金は改定が速い分野です。契約する前に、必ず各社の公式料金ページで最新の表示を確認してください。この記事の金額は2026年9月17日時点の表示です。

まとめ

  • Bubble・Glide・Google AppSheetは、無料のまま作り始められるが、公開には3社それぞれ違う条件がある
  • AppSheetの無料枠は、試作・テストなら10人まで(本人含む)、実際に使ってもらえるのは個人利用の設定で3人まで
  • 不特定多数に公開する場合、3社とも有料プランが必要(Bubble $59・年払い時、Glide $50、AppSheetのPublisher Pro $50/mo/app)
  • 作りたいのがアプリでなく案内ページなら、自分のサーバーにHTML・PHP・WordPressを置く方法もある
  • 料金は変わることがあるため、契約前に必ず公式ページの最新表示を確認する

無料プランの条件のほかにも、AIに作らせたものを人に見せる前に確かめておくことがあります。GitHub Copilotの設定とOpenAIの利用規約については、AIに作らせたアプリを人に使ってもらうまでで公式の記述をそのまま並べています。

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