生成AIパスポートの難易度|全10回の合格率と、非開示の合格ライン

生成AIパスポートの難易度(記事のアイキャッチ画像) AIの基本

「生成AIパスポートの合格率は79%」と書いてあるサイトもあれば、「76%」と書いてあるサイトもある。「正答率7割で合格」と書いてある記事もある。どれが本当なのか分からないまま、11,000円の申し込みボタンを押していいのか迷っていませんか。

この記事は、主催団体である一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)の公式ページだけを見て、「公式が公表している数字」と「公式が公表していない数字」を分けて並べたものです。確認日は2026年8月16日です。

  1. 結論:難易度は直近4回で「合格率78〜80%」(全10回では73.71〜79.90%)。ただし合格ラインは公式が非開示
  2. この記事の根拠(見たページと確認日)
  3. 生成AIパスポート試験とは(60秒で分かる基本)
    1. 試験の基本情報(公式の記載どおり)
  4. 難易度:公式が公表した全10回の合格率
    1. 全10回の合格率(公式発表の全量)
    2. サイトによって合格率が違うのは、見ている「回」が違うから
    3. ★合格ラインは、公式が「開示しておりません」と明言している
    4. 「合格率79.90%だから簡単」と読んではいけない理由
    5. 標準学習時間の公式値も、探した範囲では見つかりませんでした
  5. 費用:11,000円で終わりではありません
    1. 受験にかかるお金
    2. 教材にかかるお金
    3. 結局いくらかかるのか(初年度と2年目以降)
    4. ★決済後のキャンセル・返金は原則できません
  6. 申し込みから結果発表までの流れ
    1. 年間スケジュール(公式表の全量)
    2. 4ステップで見る流れ
    3. ★受験期間の最終日に始めると、60分使えません
  7. 勉強法:公式教材だけで出題範囲は一周できます
    1. 進め方4ステップ
    2. 出題範囲:公式シラバスの全5章
    3. 古いテキストで勉強すると範囲を外します
    4. 公式サンプル問題から分かる、問い方のクセ
  8. この資格を受けなくていい人
    1. 公式が「メリット」として書いていること(引用のまま)
  9. 受ける前に決めておく3つのこと
  10. よくある質問
    1. Q1. 何割正解すれば合格できますか?
    2. Q2. 何時間くらい勉強すれば足りますか?
    3. Q3. スマートフォンでも受験できますか?
    4. Q4. 資格に期限はありますか。更新は必要ですか?
    5. Q5. G検定とどちらを先に受けるべきですか?
  11. まとめ
  12. 出典(すべて2026年8月16日確認)

結論:難易度は直近4回で「合格率78〜80%」(全10回では73.71〜79.90%)。ただし合格ラインは公式が非開示

生成AIパスポート試験の結論を1枚にまとめた図。公式が公表しているのは、合格率(全10回で73.71〜79.90%、直近4回で78.27〜79.90%)、受験料11,000円(税込)、年5回の日程、公式シラバス全5章など。公式が公表していないのは、合格ラインと採点の詳細(公式は「開示しておりません」と明言)と、合格に必要な学習時間の目安(公式に記載を確認できず)の2つ。初年度の最低額は約12,800円で、決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則できない。
公式が公表しているもの・していないものを1枚に(一般社団法人生成AI活用普及協会の公式ページより・2026年8月16日確認)
読者の問い この記事の答え
難しいの? 公式が公表した全10回の合格率は73.71%〜79.90%直近4回に限れば78.27%〜79.90%(=おおよそ78〜80%)。最新の2026年6月試験は79.90%(受験21,752名・合格17,380名)
何割取れば受かるの? 誰にも言えません。公式FAQが「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と明言しています
何時間勉強すればいい? 公式の目安は見つかりませんでした。他サイトの「20時間」等は通説や個人の体験で、公式の公表値ではありません
いくらかかるの? 受験料11,000円(税込)+公式テキスト1,782円(税込)=約12,800円から。学生は約7,300円から
払ったあとで気が変わったら? 決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則不可(公式FAQ)。ここは申し込む前に必ず知っておいてください
資格は失効する? 無期限。資格更新テスト(6,600円税込)はありますが、受講の有無を問わず資格は無期限です

この記事でいちばん伝えたいことは1つです。「合格率が高い」と「あなたが受かる」は別の話で、その間をつなぐはずの合格ライン(合格に必要な点数)を、公式は公表していません。だから当サイトは「7割取れば受かります」とは書きません。書けないからです。

この記事の根拠(見たページと確認日)

この記事の数字・条件・引用は、すべて主催団体GUGAの公式サイトから取りました。まとめサイトや対策講座の記事の数字は1つも使っていません。

見たページ そこから取ったもの 確認日
試験概要ページ 受験料・試験時間・問題数・出題形式・年間スケジュール・公式テキストの価格・資格更新テストの条件 2026年8月16日
よくある質問ページ 合格ライン非開示・有効期限・結果発表時期・キャンセル返金・支払方法・団体割引 2026年8月16日
受験者向け特設ページ 取得メリットの記述・累計データの集計方法の注記 2026年8月16日
各回の開催結果プレスリリース(全10本) 回ごとの受験者数・合格者数・合格率 2026年8月16日
公式シラバスPDF(2026年2月試験より適用) 出題範囲の全5章と改訂内容 2026年8月16日
公式サンプル問題PDF 出題のされ方の実物3問 2026年8月16日
公式オンラインショップ 公式テキスト第4版の目次と、製本版が公式ショップ限定である旨の注記(この注記はこのページにあります) 2026年8月16日
団体受験(企業・団体さま向け)ページ 動画学習型の資格認定制度の講習時間と費用(試験の勉強時間と混同されやすい数字の出どころ) 2026年8月16日
お知らせ「令和8年熊本地震に伴う特別措置について」 2026年8月試験の特別措置と申請期限 2026年8月16日
  • 公式が「書いていない」と述べている箇所は、複数の言い方(合格ライン/合格基準/基準点/正答率/学習時間/勉強時間/所要時間など)で探したうえ、上記のページを実際に開いて確認しています。
  • 受験料・日程・合格率は変わります。申し込む直前に公式ページで必ず再確認してください。この記事の出典リンクは最後にまとめてあります。

生成AIパスポート試験とは(60秒で分かる基本)

生成AIパスポート試験とは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する、生成AIの基礎知識とリスクを問うオンライン試験です。受験資格に制限はなく、60分・60問の四肢択一式で、年5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施されます。

公式は試験の位置づけをこう書いています。

生成AIパスポートは、生成AIリスクを予防する日本最大級(※)の資格試験です。生成AIに関する基礎知識や動向、活用方法に加え、情報漏洩や権利侵害などの注意点まで網羅し、AI初心者が最低限押さえておきたいリテラシーを体系的に習得できます。
(※注記=2025年11月時点で発表されている生成AI関連の資格試験や検定の受験者数に基づく)

つまり「AIを作る人」ではなく「AIを使う人」の試験で、目的は活用よりも先に「事故を起こさないこと」に置かれています。

試験の基本情報(公式の記載どおり)

項目 内容
正式名称 生成AIパスポート試験
主催 一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)
※試験の運営・実施と公式テキストの発行は株式会社DAILが担当
開催形式 オンライン(IBT方式)。パソコン・スマートフォン・タブレット等から受験可
試験時間 60分間
問題数 60問
出題形式 四肢択一式(一部複数選択を含む)
出題範囲 公式シラバスより出題(全5章)
受験資格 制限なし。国籍にも関係なく受験可(試験は日本語表記のみ・支払いは日本円のみ)
受験費用 11,000円(税込)/学生は5,500円(税込)
実施回数 年5回(2月・4月・6月・8月・10月)。申し込みは通年で可能
結果発表 試験実施月の翌月中旬(目安:20日頃まで)
合格基準 公式は非開示
資格の有効期限 無期限
合格者への発行物 合格証書とオープンバッジ(国際技術標準規格Open Badgesで認定・ブロックチェーン技術を採用)。合格証の郵送は行われない

まとめると、受験のハードル自体はほぼありません。学歴も実務経験も不要で、自宅のパソコンから受けられます。難しさがあるとすれば、それは受験条件ではなく出題範囲の広さのほうです(後述)。

難易度:公式が公表した全10回の合格率

難易度の話をするとき、多くの記事が数字を1つだけ出します。しかし公式は開催のたびに結果を発表しており、10回ぶんの数字がすべて公開されています。その全量が次の表です。

公式が発表した全10回の合格率の推移を示した折れ線グラフ。最低は2023年第1回の73.71%、最高は2026年6月の79.90%で、全10回のレンジは73.71〜79.90%。直近4回(2025年10月78.27%、2026年2月78.84%、2026年4月79.35%、2026年6月79.90%)は78.27〜79.90%に収まる。受験者数は初回1,031名から最新回21,752名で、最多は2026年2月の28,415名。
合格率は回ごとに違う。数字を見たら「それはいつの回か」を確認する(各回の開催結果より・2026年8月16日確認)

全10回の合格率(公式発表の全量)

実施期間 受験者数 合格者数 合格率
2023年 第1回 2023年10月6日〜10月7日 1,031名 760名 73.71%
2024年 第1回 2024年2月16日〜2月22日 1,613名 1,211名 75.08%
2024年 第2回 2024年6月1日〜6月30日 2,985名 2,351名 78.76%
2024年 第3回 2024年10月1日〜10月31日 3,733名 2,828名 75.76%
2025年2月 2025年2月1日〜2月28日 6,590名 5,104名 77.45%
2025年6月 2025年6月1日〜6月30日 10,759名 8,300名 77.14%
2025年10月 2025年10月1日〜10月31日 26,230名 20,529名 78.27%
2026年2月 2026年2月1日〜2月28日 28,415名 22,401名 78.84%
2026年4月 2026年4月1日〜4月30日 9,436名 7,487名 79.35%
2026年6月(最新) 2026年6月1日〜6月30日 21,752名 17,380名 79.90%

公式の最新発表は次のとおりです。

2026年6月1日(月)〜6月30日(火)に開催した「2026年6月 生成AIパスポート試験」の受験者数は21,752名、そのうちの合格者数は17,380名、合格率は79.90%という結果になりました。また、2026年6月時点の生成AIパスポートの累計受験者数は115,062名、累計有資格者数は90,789名になりました。

まとめると、合格率のレンジは73.71%〜79.90%。直近4回は78.27%→78.84%→79.35%→79.90%と少しずつ上がっています。ただし上がっている理由を公式は説明していないので、当サイトも理由は書きません(「試験が易しくなった」とも「受験者が賢くなった」とも、公式の根拠がありません)。

サイトによって合格率が違うのは、見ている「回」が違うから

検索して出てくる記事の合格率がバラバラなのは、試験が難化・易化したからではありません。参照している試験回が違うだけです。上の表を見れば、どの数字がどの回のものか自分で照合できます。

よく見かける数字 上の表のどれか 読むときの注意
76%台 該当する回が特定できない 回次が書かれていない記事は、いつの数字か辿れません
77.14% 2025年6月試験 1年以上前の回です
78.27% 2025年10月試験 最新ではありません
79.35% 2026年4月試験 1つ前の回です
79.90% 2026年6月試験 2026年8月16日時点の最新です

チェックポイント:合格率の数字を見たら、必ず「それはいつの回ですか」を確認してください。回次が書かれていない数字は、新しいのか古いのか判断できません。

★合格ラインは、公式が「開示しておりません」と明言している

公式が公表している数字・公表していないと明言した数字・記載を確認できなかった数字を3列に分けた図。左は公表しているもので、各回の合格率(全10回73.71〜79.90%、直近4回78.27〜79.90%)、回ごとの受験者数と合格者数、受験料11,000円、年間スケジュール、試験時間60分60問の四肢択一式、出題範囲の公式シラバス全5章。中央は、公式が「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と明言している合格ラインと採点の詳細。右は、7通りの語で公式7ページを探しても記載を確認できなかった学習時間の目安。よく見る「正答率70%で合格」は、公式の公表値ではない。
合格ラインは公式が「開示しておりません」と明言している(公式よくある質問より・2026年8月16日確認)

ここがこの記事の中心です。公式FAQには「合格ラインを教えてもらえますか?」という質問があり、答えはこうなっています。

合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません。ご了承ください。試験ごとに全受験者の得点を集計、分析した結果が合否通知メールに記載されます。
※メール内の記載内容については、試験ごとに変更される場合がございます。

検索上位には「正答率70%以上で合格」「7〜8割が目安」と書いた記事が複数あります。当サイトは、この数字がGUGA公式に書かれているのを、上に挙げた公式ページを開いて探した範囲では確認できませんでした。逆に公式は、上のとおり「開示しておりません」とはっきり答えています。

言われていること 公式の状態 当サイトの書き方
合格率は約8割 公表されている(各回の開催結果として) 回次つきで書く(上の表)
正答率70%で合格 公式は非開示と明言 事実として書かない。通説として扱う
相対評価(上位◯%が合格) 公式は明言していない 書かない。公式は「全受験者の得点を集計、分析した結果」としか述べていません
合格に必要な学習時間は約20時間 公式に記載を確認できず 公式値としては書かない(後述)

まとめると、「何点で受かるか」は受験者にも対策講座にも当サイトにも分かりません。分かるのは「10人受けて約8人受かっている」という結果だけです。目標点を決めて逆算する勉強法が取れない試験だと考えて、出題範囲を素直に一周するのが現実的です。

「合格率79.90%だから簡単」と読んではいけない理由

合格率は「受けた人のうち何人が受かったか」であって、「思い立った人のうち何人が受かるか」ではありません。この試験の受験者は、次の条件を全部クリアした人だけの集団です。

  • 受験料11,000円(税込)を自分で、または勤務先の負担で払った
  • 申込期間(前月末まで)に間に合った
  • 公式サイトを見て、出題範囲があることを知っている
  • 1か月ある受験期間のうちに、実際に60分の時間を確保して受験した

公式の累計データでも、2026年6月時点で累計受験者数115,062名・累計有資格者数90,789名と発表されています。合格率が高いのは、そもそも準備した人しか受けていないからという見方は成り立ちます。無対策で臨んだ場合にどうなるかは、公式にも当サイトにもデータがありません。

なお、この累計値は各回の発表を足した数と一致しません。理由は公式が書いています。

※受験者数には、生成AIパスポート試験の受験者に加え、動画学習型の資格認定制度を利用した受講者を含みます。また、有資格者数は、複数回にわたって合格されている方を1名としてカウントしています。そのため、各試験の開催結果を足し上げた数字とは異なります。なお、資格更新テストの受験者および合格者は含まれていません。

標準学習時間の公式値も、探した範囲では見つかりませんでした

「何時間勉強すればいいか」も、公式は示していません。当サイトは学習時間/勉強時間/標準学習/学習期間/目安時間/学習の目安/所要時間の7通りの語で、公式の試験概要・よくある質問・受験者向け特設ページ・法人向けページ・トップページ・シラバスPDF・サンプル問題PDFを探しました。受験者向けの学習時間の目安は確認できませんでした。

探索でヒットしたのは、次の3つだけです。いずれも「試験に受かるための勉強時間」ではありません。ここは混同されやすいので、分けて覚えてください。

見かける数字 それが実際に指しているもの 個人受験者に当てはまるか
約4時間 動画学習型の資格認定制度(試験を受けない別ルート)の講習時間。費用は38,500円(税込)/名 当てはまりません。GUGA会員(一般個人会員を除く)限定のサービスです
動画2時間程度+15分 資格更新テストの所要時間(動画視聴とチェックテスト10問) 当てはまりません。合格後の任意メニューです
「従業員の学習時間を効率化」 法人向けページの訴求文 当てはまりません。時間の目安ではありません

まとめると、他サイトの「20時間」「30時間」という数字は、通説・受験者の体験・各社の見積もりであって公式の公表値ではありません。参考にするのは構いませんが、公式が保証した数字ではないことは知っておいてください。当サイトも、公式にない時間を新しく作って書くことはしません。

費用:11,000円で終わりではありません

生成AIパスポート試験にかかる費用の総額図(すべて税込)。初年度は受験料11,000円と公式テキスト電子版1,782円で合計12,782円、学生は5,500円と1,782円で7,282円。製本版を選ぶ場合は12,980円、学生は7,480円。資格は無期限のため2年目以降の維持費は0円で、資格更新テスト6,600円(学生3,300円)は任意。決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則受け付けていない。公式シラバス、公式サンプル問題、AIクイズアプリの3点は0円で使える。
初年度は約12,800円から。2年目以降の維持費は0円(公式ページ・公式オンラインショップより・2026年8月16日確認)

受験料だけを見て申し込むと、後から「そんな費用があったのか」となる項目が2つあります。公式テキスト資格更新テストです。まず受験にかかるお金から見ます。

受験にかかるお金

項目 一般 学生 必須か
受験料 11,000円(税込) 5,500円(税込) 必須
資格更新テスト(有資格者向け) 6,600円(税込) 3,300円(税込) 任意

学生料金には条件があります。公式の注記は「受験者が『学生』の場合、受験料は5,500円(税込)で受験できます。なお学生であることを証明できない場合はその定めではありません。」です。証明できることが前提だと読んでください。

教材にかかるお金

教材 価格(税込) 入手先
生成AIパスポート公式テキスト 第4版(電子書籍版) 1,782円 Kindle版・楽天Kobo版
生成AIパスポート公式テキスト 第4版(製本版) 1,980円 公式オンラインショップ限定
公式シラバス(出題範囲のPDF) 0円 公式サイト
公式サンプル問題(例題3問のPDF) 0円 公式サイト
AIクイズアプリ 0円 GUGAのLINE公式アカウント

製本版は書店やAmazonでは買えません。公式オンラインショップの注記は「※本書籍(公式テキスト・製本版)は、生成AI活用普及協会(GUGA)が運営する【公式オンラインショップ限定】での販売となります。書店・Amazon等の外部ECサイトや、その他販売チャネルでの取り扱いは行っておりません。」です。紙で読みたい人は、探す場所を間違えないでください。

結局いくらかかるのか(初年度と2年目以降)

時期 一般 学生 内訳
初年度(最低) 12,782円 7,282円 受験料+公式テキスト電子版
初年度(製本版を買う場合) 12,980円 7,480円 受験料+公式テキスト製本版
2年目以降 0円 0円 資格は無期限のため、維持費はかかりません
2年目以降(更新テストを受ける場合) 6,600円 3,300円 任意。受けなくても資格は無期限

公式テキスト以外の教材(公認テキスト5点・試験対策講座)を使う場合は、この上に費用が乗ります。公認テキストの価格は、当サイトが確認した公式の学習方法ページ(受験者向け特設ページ)には書名しか掲載されておらず、金額を確認できなかったため、当サイトでは金額を書きません。

★決済後のキャンセル・返金は原則できません

これは費用の話のなかでいちばん先に知っておくべき条件です。公式FAQの記載はこうです。

決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則、受け付けておりません。

  • 支払方法は、個人受験ならクレジットカードとPayPayです。
  • つまり「とりあえず申し込んでおいて、勉強が間に合わなければやめる」ができません。受験期間(1か月)のうちに受けられるか、先に自分のスケジュールを見てから申し込んでください。
  • 例外として、災害等での特別措置が個別に案内されることはあります。2026年8月試験については、令和8年熊本地震の影響で受験が困難になった方を対象に、申込のキャンセルと受験費用の全額返金を行う特別措置が公表されています(申請期限は2026年10月31日23:59まで)。これは今回限りの措置であり、通常の解約手段ではありません。

まとめると、この試験でお金の面で失敗する経路は「受験料を払ったのに受けなかった」の1つだけです。時間が取れる月を選んで申し込む。これだけで防げます。

申し込みから結果発表までの流れ

年間スケジュール(公式表の全量)

試験月 申込期間 受験期間
2月 10月1日0:00〜1月31日23:59 2月1日0:00〜2月29日23:59
4月 2月1日0:00〜3月31日23:59 4月1日0:00〜4月30日23:59
6月 4月1日0:00〜5月31日23:59 6月1日0:00〜6月30日23:59
8月 6月1日0:00〜7月31日23:59 8月1日0:00〜8月31日23:59
10月 8月1日0:00〜9月30日23:59 10月1日0:00〜10月31日23:59

公式の注記もそのまま挙げます。「※受験期間中の希望時間で受験いただけます。」「※受験期間中のお問い合わせ対応可能時間は、平日10:00〜18:00となります。」「※年間スケジュールは今後変更となる可能性がございます。申込時点の最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。」「※うるう年に該当しない場合の受験期間は2月28日23:59までとなります。」

2026年8月16日時点で申し込めるのは10月試験です(申込期間8月1日0:00〜9月30日23:59/受験期間10月1日0:00〜10月31日23:59)。8月試験は受験期間中ですが、申込は7月31日で締め切られています。この状況は月が変われば変わるので、必ず公式で確認してください。

4ステップで見る流れ

ステップ やること 時期の目安
1 公式サイトから申し込み、クレジットカードまたはPayPayで決済する 試験月の前月末23:59まで
2 公式シラバスと公式テキストで出題範囲を一周する 申込後、受験期間が始まるまで
3 受験期間(約1か月)のうち、都合のよい日時に60分の試験を受ける 試験月の1日0:00〜末日23:59
4 合否結果を受け取る。合格者には合格証書とオープンバッジが発行される 試験実施月の翌月中旬(目安:20日頃まで)

公式は結果発表について「合否結果は、試験実施月の翌月中旬(目安:20日頃まで)に公開予定です。※採点状況により、公開時期が前後する場合があります。」としています。受験した月のうちに結果は出ません。転職活動や社内申請の期限がある人は、この1か月半のずれを先に計算に入れてください。

★受験期間の最終日に始めると、60分使えません

これは上位の解説記事があまり書いていない、実務的にいちばん怖い落とし穴です。公式FAQの記載を引用します。

受験可能期間の最終日は24時00分で終了します。24時00分を過ぎると、試験が中断され終了となりますので、時間に余裕をもって受験を開始してください。【例】最終日の23時30分に試験を開始した場合、試験時間が60分であっても、24時00分に自動的に試験が終了します。ご注意ください。

あわせて「受験途中で一時停止する機能はございません。試験時間を過ぎますと、自動で試験終了となります。」とも書かれています。

  • 最終日の23時台に開始すると、残り時間が30分しかない状態で60問を解くことになります。
  • 途中で中断して翌日続きから、はできません。
  • 対策は1つだけです。受験期間の最終週まで引っ張らない。受験期間は約1か月あるので、前半に受けてしまうのが安全です。

勉強法:公式教材だけで出題範囲は一周できます

この試験は出題範囲がPDFで全部公開されているのが最大の特徴です。何が出るか分からない試験ではありません。当サイトが勧める順番は次の4ステップです。

進め方4ステップ

ステップ 使うもの 費用 ここで確認すること
1. 範囲を知る 公式シラバス(PDF) 0円 全5章のうち、自分がまったく知らない章はどれか
2. 出題のされ方を知る 公式サンプル問題(PDF・3問) 0円 問い方のクセ(後述)。ここで手応えを測る
3. 範囲を一周する 公式テキスト第4版 1,782円〜1,980円 シラバスの5章と目次が一致していること
4. 抜けを見つける AIクイズアプリ(LINE) 0円 覚えていない用語を洗い出す

ステップ4には公式の注意書きがあるので、そのまま伝えます。「※『生成AIパスポート試験』の出題方法は四肢択一式です。本アプリの出題方法とは異なりますのであらかじめご了承ください。※本アプリはランダムでの出題のため、シラバスを網羅できることを保証しておりません。公式テキストや問題集、試験対策講座との併用を推奨いたします。」クイズアプリだけで完結させない、という意味です。

出題範囲:公式シラバスの全5章

現行版は「【生成AIパスポート試験シラバス】(2026年2月試験より適用)」です。章立てと、そこに並ぶ用語を公式の表記のまま挙げます。知らない語がどの章に集中しているかで、自分に必要な勉強量が見えます。

中身 並んでいる主な用語(公式表記)
第1章 AI(人工知能) AIの定義、知能をもたらす仕組み、AIの種類、AIの歴史、シンギュラリティ ルールベース、機械学習、教師あり学習、教師なし学習、クラスタリング、次元削減、強化学習、半教師あり学習、ノーフリーランチ定理、ニューラルネットワーク、ディープラーニング、過学習、正則化、ドロップアウト、転移学習、弱いAI(ANI)、強いAI(AGI)、第一次〜第三次AIブーム、エキスパートシステム、AIの冬、2045年問題、AI効果
第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) 生成AIの誕生まで、ChatGPT、その他の主要生成AI ボルツマンマシン、自己回帰モデル、CNN、VAE、GAN、RNN、LSTM、Transformerモデル、Attention層、自己注意力、位置エンコーディング、GPTモデル、BERTモデル、RoBERTa、ALBERT、RLHF、アライメント、ファインチューニング、ハルシネーション、マルチモーダル、Code Interpreter、GPTs、GPT-4o、GPT-o1、GPT-o3、GPT-o4、GPT-4.1、GPT-5、Sora、Operator、Codex、Image Generation、Gemini、Claude、Copilot
第3章 現在の生成AI(ジェネレーティブAI)の動向 生成AIができること、ディープフェイク、RAG、AIエージェント テキスト/画像/音楽/音声/動画生成AI、Veo3、ディープフェイク、偽情報(ディスインフォメーション)、RAG、チャンク、ベクトルデータベース、AIエージェント、GenSpark、Manus、Skywork AI、MCP
第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 インターネットリテラシー、セキュリティとプライバシー、個人情報保護、制作物に関わる権利、AIを取り巻く理念と原則、AI新法 フィッシング詐欺、スミッシング、ヴィッシング、マルウェア、ランサムウェア、ソーシャルエンジニアリング攻撃、個人情報保護法、個人識別符号、要配慮個人情報、匿名加工情報、知的財産権、著作権、特許権、商標権、意匠権、肖像権、パブリシティ権、不正競争防止法、営業秘密、限定提供データ、AI社会原則、AIガバナンス、AI開発者・AI提供者・AI利用者の3主体、AI新法
第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 LMとLLM、プロンプティングの基礎、LLMプロンプティングの実践、ビジネス応用、テキスト生成AIの不得意なこと n-gramモデル、ニューラル言語モデル、プレトレーニング、ハイパーパラメータ、Temperature、Top-p、プロンプトエンジニアリング、Instruction/Context/Input Data/Output Indicator、Zero-Shotプロンプティング、Few-Shotプロンプティング

第1章・第2章の用語に見覚えがない人は、先に生成AIとは?初心者が最初に知っておきたい5つの基本で全体像をつかんでからテキストに入ると、用語が知識としてつながります。第2章のハルシネーションは実務でも必ず出会う論点なので、ChatGPTのハルシネーション対策(公式が言う原因と機能で減らす方法)もあわせて読むと理解が早くなります。

第4章は法令・権利の章で、暗記量がいちばん多い章です。この章の内容は試験のためだけの知識ではなく、日々の業務でそのまま効きます。実際に何を入力してはいけないのかはAIに入力してはいけない情報7選にまとめてあります。

第5章で公式が挙げている「テキスト生成AIの不得意なこと」は正確な文字数の指定/計算/最新の情報/芸術の批評の4つです。ここは覚えやすいので、確実に取っておきたい項目です。

古いテキストで勉強すると範囲を外します

シラバスは「毎年2月を基本として年1回以上の頻度」で改訂されています(公式の記載)。直近の改訂日は2025年10月1日で、内容は次のとおりです。

改訂内容(公式の記載)
第2章 ChatGPTやその他の主要生成AIに関する言及の追加(GPT-o1、GPT-o3、GPT-o4、GPT-4.1、GPT-5、Sora、Operator、Codex、Image Generation、Gemini、Claude、Copilot)
第3章 画像生成AIや動画生成AIについて現在主流とされている技術やツール内容の更新/RAGやAIエージェントに関する言及の追加
第4章 AI事業者ガイドラインが第1.0版から第1.1版へ改訂されたことによる内容の更新/AI新法(人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律)に関する言及の追加

第1章と第5章は、この改訂表に記載がありません。つまり直近の改訂で動いたのは第2章から第4章です。中古で古い版のテキストを買うと、RAG・AIエージェント・MCP・AI新法・GPT-5あたりがまるごと抜けます。公式テキストは第4版(2026年2・4・6・8・10月試験向け)が現行です。

公式サンプル問題から分かる、問い方のクセ

公式が公開しているサンプル問題は3問です。中身を見ると、はっきりした傾向が1つあります。

問い方 形式
1 説明に「該当する選択肢を1つ選びなさい」(教師なし学習を選ばせる) 正しいものを選ぶ
2 テキスト生成AIにできることとして「不適切な選択肢を1つ選びなさい」 不適切なものを選ぶ
3 ディープフェイク技術に関して「不適切な記述をしている文章を1つ選びなさい」 不適切なものを選ぶ

3問中2問が「不適切なものを選べ」型です。用語をなんとなく覚えているだけでは、この形式で崩れます。「これは正しい」ではなく「これは間違い、なぜなら」まで言える状態にしておくのが対策になります。試験時間は60分で60問、1問あたり60秒なので、設問文を読み違えている余裕はありません。

まとめると、勉強法は「シラバスで範囲を知り、サンプル問題で問い方を知り、公式テキストで一周し、クイズアプリで抜けを探す」。この順番なら、公式が出している材料だけで一通り揃います。独学で行くか講座を使うかで迷っている人は、生成AIは独学とスクールどっち?費用と期間で比較で費用と期間の判断材料を先に確認してください。

この資格を受けなくていい人

当サイトは「取ったほうがいい」とは書きません。次のどれかに当てはまる人は、少なくとも今は受けなくていいと考えます。

こんな人 理由 代わりにやるといいこと
すでに毎日の業務で生成AIを使い倒していて、肩書きを求められていない 試験範囲は「初心者が最低限押さえておきたいリテラシー」と公式が位置づけている内容です。すでに実務で回している人には新情報が少なくなります 第4章(法令・権利)のシラバスだけ読んで抜けを確認する
成果物で実力を示せる立場にいる 作ったもので評価される職種では、資格は判断材料の1つにしかなりません 成果物を見せられる形に整える
「取れば転職できる」「年収が上がる」と期待している 公式はそこまで言っていません。公式の表現は「企業の人事評価の対象として、昇給やキャリアアップが期待できる」まで(後述) 応募先が実際にこの資格を求めているか先に確認する
そもそも生成AIをまだ使ったことがない 用語だけ先に覚えても定着しません。第5章はプロンプトの実践が範囲です まずAI初心者は何から?最初の1か月でやること6ステップで手を動かす
次の受験期間に60分を確保できる見通しがない 決済後のキャンセル・返金は原則不可です。受けられなければ受験料がそのまま消えます 時間が取れる試験月まで待つ。年5回あります

公式が「メリット」として書いていること(引用のまま)

誤解を避けるため、GUGAが自社の受験者向けページで挙げている取得メリットを、そのまま4つ挙げます。これはGUGAによる説明であって、第三者の検証結果ではありません。

  1. 生成AIに関する基礎的な知識や活用方法を体系的に学ぶことができる
  2. 生成AI活用におけるリスクを正しく把握することで、漠然とした不安を払拭できる
  3. 生成AIを安全に活用できる人材であることを名刺や合格証書でPRできる
  4. 企業の人事評価の対象として、昇給やキャリアアップが期待できる

同じページには「登録者200万人超のフリーランスマッチングプラットフォーム『Lancers』では、プロフィール上に『生成AIパスポート』認証バッジを表示し、案件獲得に向けたアピールが可能です。」という記載もあります。また満足度として96.2%という数字が出ていますが、注記は「GUGA調べ(2025年12月実施 / n:336)」です。主催者自身の調査であることを込みで読んでください。

当サイトの立場:4つ目の「昇給やキャリアアップが期待できる」を、当サイトは「昇給する」「転職に有利になる」とは言い換えません。公式の言葉は「期待できる」までで、当サイトは雇用効果のデータを持っていないからです。名刺への表記例は公式が示しており(例:GUGA 生成AIパスポート 2025年2月 資格取得)、肩書きとして名乗れることは確かです。そこから先の効果は、あなたの職場や応募先の事情によります。

受ける前に決めておく3つのこと

決めること 判断のしかた
1. 何のために受けるか 「肩書きが要る」なら受ける価値があります。「知識を得たい」だけなら、シラバスと公式テキストを買うだけで目的は果たせます(受験料11,000円は不要)
2. どの月に受けるか 年5回(2・4・6・8・10月)。受験期間の前半に受けられる月を選びます。最終日は24時で強制終了です
3. キャンセル不可を承知したか 決済後は原則返金されません。申し込む前に、受験期間中の60分をカレンダーに入れてください

よくある質問

Q1. 何割正解すれば合格できますか?

A. 公式が公表していないため、誰にも分かりません。公式FAQは「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と回答しています。検索で見かける「正答率70%」は、当サイトが公式ページを開いて探した範囲では公式の記載を確認できませんでした。目標点を決めて逆算する方法が取れない試験だと考えて、出題範囲を素直に一周してください。

Q2. 何時間くらい勉強すれば足りますか?

A. 公式の学習時間の目安は、7通りの語で公式7ページを探しましたが確認できませんでした。他サイトの「10〜20時間」「20〜30時間」といった数字は、通説・受験者の体験談・各社の見積もりです。当サイトが新たに時間を提示することもしません。代わりの目安として、公式シラバス全5章のうち「知らない用語が並んでいる章がいくつあるか」で自分の必要量を測ってください。

Q3. スマートフォンでも受験できますか?

A. できます。公式はIBT方式を「インターネットを経由して実施する試験やeラーニングの総称です。パソコンやスマートフォン、タブレット等から受験することができます。」と説明しています。ただし60分間の一時停止機能はなく、時間を過ぎると自動終了します。通信が安定した場所で、60分まとめて確保できる環境を選んでください。

Q4. 資格に期限はありますか。更新は必要ですか?

A. 資格は無期限で、更新は必須ではありません。公式は「『生成AIパスポート』の資格は無期限です。」と明記しています。有資格者向けに「生成AIパスポート 資格更新テスト」(6,600円税込・学生3,300円税込/動画視聴2時間程度+チェックテスト10問・制限時間15分)がありますが、公式の注記は「※資格更新テストの受講有無を問わず、一度取得した生成AIパスポートの資格は無期限です。」です。ただしシラバスは毎年2月を基本に年1回以上改訂されるため、「資格は切れないが、中身は毎年変わる」という整理が正確です。

Q5. G検定とどちらを先に受けるべきですか?

A. この記事では、どちらを勧めるかの判断はしません。本記事は生成AIパスポート試験1つを掘り下げる記事で、他資格との横並び比較は別記事の役割にしています。学ぶ順番から考えたい方は、生成AI学習ロードマップ(非エンジニアの最初の90日)で、資格を目的にするか手段にするかを先に決めてください。

まとめ

  • 合格率は公式が全10回ぶん公表しており、レンジは73.71%〜79.90%。最新の2026年6月試験は79.90%(受験21,752名・合格17,380名)です。サイトによって数字が違うのは、見ている回が違うからです。
  • 合格ライン(何割で受かるか)は、公式が「開示しておりません」と明言しています。「正答率70%で合格」は公式の公表値ではありません。目標点から逆算する勉強法は取れません。
  • 標準学習時間の公式値も、7通りの語で公式7ページを探した範囲では確認できませんでした。「約4時間」は法人向けの動画学習型制度の講習時間で、個人受験者の勉強時間ではありません。
  • 費用は初年度で約12,800円から(受験料11,000円+公式テキスト1,782円・いずれも税込)。学生は約7,300円から。資格は無期限なので2年目以降の維持費は0円で、資格更新テスト6,600円は任意です。
  • 決済後のキャンセル・返金は原則できません。受験期間の最終日は24時で強制終了するため、時間を確保できる月に申し込み、期間の前半に受けてください。

次にやること1つ:申し込みボタンを押す前に、公式シラバスのPDF(無料)を開いて、全5章のうち知らない用語が並んでいる章がいくつあるかを数えてください。それが、あなたにとってのこの試験の難易度です。合格率79.90%という数字より、よほど正確に測れます。

出典(すべて2026年8月16日確認)

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