JDLAのGenerative AI Testとは|2,200円の生成AIミニテストが「次回未定」になっている話

JDLAのGenerative AI Testが次回開催未定になっている事実を公式情報で整理した記事のアイキャッチ画像 AIの基本

2,200円と11,000円。生成AIの資格を調べていくと、この2つの受験料に行き当たります。安いほうが日本ディープラーニング協会(JDLA)の「Generative AI Test」、高いほうがGUGAの「生成AIパスポート」です。20分で終わって値段は5分の1なら、まず安いほうで足りるのではないか。ところが申し込み方を探すと、公式ページの日程欄が2025年のまま止まっています。

先に答え|安いから代わりになる、ではなく、いまは受けられません

  • 2026年9月8日時点で、申し込める回はありません。JDLA公式は2025年6月20日のお知らせで「現在リニューアルを検討しているため、次回開催は未定」としています。終了・廃止とは案内されていません。
  • 最後の開催は2025年6月7日の「2025年第1回」で、公式の日程欄も2026年9月8日時点でこの回のままです。
  • 試験の中身は20分・19問+記述1問・2,200円(税込)で、正式な合格証の発行は予定されていません。

Generative AI Testと生成AIパスポートの比較(早見表)

Generative AI TestはJDLAが実施する生成AIのミニテスト、生成AIパスポートはGUGAが実施する年5回のオンライン試験です。公式ページの記述だけで並べます。

項目 Generative AI Test(JDLA) 生成AIパスポート(GUGA)
受験料(税込) 2,200円(学生料金・割引の金額は記載を見つけられませんでした) 一般11,000円/学生5,500円
時間・問題数 20分/択一式・多肢選択式19問+記述式1問 60分/60問(四肢択一式。複数選択を含む)
受け方 オンライン(PC・スマホ対応) オンライン(IBT方式)
いま申し込めるか 次回開催は未定。最後の開催は2025年6月7日 年5回(2・4・6・8・10月)。次回は2026年10月試験(申込 8月1日〜9月30日)
合格の証明 正式な合格証の発行は予定されていない。結果レポートとオープンバッジ 本記事では未確認(→生成AIパスポートの難易度)
合否基準 「非公開」と公式に明記 本記事では未確認(同上)

出典:JDLA公式 試験ページ・FAQ・お知らせ、GUGA公式 試験ページ(2026年9月8日確認)。

この記事の根拠

根拠とは、記事の中の数字と記述を、どこで・いつ確認したかの一覧です。

  • 確認先はJDLA公式サイト(試験ページ・例題・FAQ・お知らせ・新着一覧)とGUGA公式サイトだけ、確認日は2026年9月8日です。当社は受験していません。
  • 公式ページで記載を見つけられなかった項目は、「無い」ではなく「記載を見つけられませんでした」と書いています。
  • 試験は制度が変わります。申し込む前に、公式ページの日程欄をご自身で確認してください。

Generative AI Testとは何か

Generative AI Testとは、JDLAが「生成AIの理解度やリテラシーを図るミニテスト」と説明している検定です。公式は目的を「基礎知識を有し、適切な活用を行うための能力や知識を有しているかをミニテスト形式で検定」すると書いており、受験資格は「制限なし」とされています。

G検定との違いは「全般」と「生成AI特化」

同じJDLAのG検定との関係について、公式は「G検定はAI・ディープラーニング全般を広く体系的に学習する試験であるのに対し、Generative AI Testは生成AIに特化した、その急速な発展を理解するミニテスト」と説明しています。

ミニ結論:公式の記載から読み取れる違いは、範囲の広さと分量です(どちらが上か下かは、どちらの公式にも書かれていません)。G検定側の数字はG検定の難易度にまとめています。

出題は3分野。例題は9問が公開されています

出題は公式シラバスからで、分野は「生成AIの技術」「生成AIの利活用」「生成AIのリスク」の3つです。公式の例題ページには9問(技術3・利活用3・リスク3)が載り、内訳は択一式4・複数選択式4・記述式1です。記述式の例は「Zero-ShotプロンプトとFew-Shotプロンプトの違いを説明してください」(2023年第2回)です。3分野の下の細目は、公式ページでは記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)。

ミニ結論:問題の雰囲気は、公式の例題ページで無料で確かめられます。

試験の形式と費用

試験の形式とは、時間・問題数・受験環境・支払い方法のことです。公式ページとFAQの記述を表にします。

項目 公式ページ・FAQに書かれていること
試験時間 20分。途中の一時停止は不可で、20分で自動終了
出題形式 択一式/多肢選択式 19問・記述式 1問
実施方法 オンライン(PC・スマホ・タブレット可)。海外からの受験も可(推奨環境の確認が必須)
受験資格 制限なし
受験料・支払い 2,200円(税込)。クレジットカード、コンビニ/Pay-easy、QRコード決済(PayPay)。申込後のキャンセル・返金は不可。団体申込は5名以上(法人名義口座からの振込)
学生料金・割引の金額/記述式の採点方法・配点/カメラ監視の有無・ブラウザ要件 いずれも公式ページで記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)。推奨環境は申込サイトでご確認ください

出典:JDLA公式 試験ページ・FAQ・申込お知らせ(2026年9月8日確認)。

ミニ結論:当社が公式ページで見つけられた金額は、一般の2,200円だけです。生成AIパスポートには学生5,500円がありますが、Generative AI Testに学生料金が「無い」と確認できたわけではありません。

いま受けられるか|公式の「次回開催は未定」

ここがこの記事の核心です。2026年9月8日時点で、Generative AI Testに申し込める回はありません。

最後の開催は2025年6月7日でした

直近(最後)の開催は「2025年第1回」で、試験日は2025年6月7日(土)、申込期間は2025年4月1日から6月3日まで、合否通知は2025年6月20日13:00以降でした。公式の試験ページの日程欄は、2026年9月8日時点でもこの回の内容のままです(ページ下部の著作権表記は「© 2026」となっています)。

公式の言葉は「終了」ではなく「未定」です

JDLA公式のお知らせ(2025年6月20日)より引用:

「Generative AI Testは現在リニューアルを検討しているため、次回開催は未定となっております。試験日程や申込方法などの詳細は、決まり次第JDLAホームページにてご案内いたします。」

出典:JDLA お知らせ(2026年9月8日に確認)

Generative AI Testの新着一覧でも、最新の記事はこの2025年6月20日です。JDLA全体の新着でも、2026年分(8月4日まで12件)はG検定・E資格・DCON・C認証などで、Generative AI Testの見出しは1件もありませんでした(2026年9月8日確認)。参考までに、2024年は6月8日と12月7日の年2回開催でした。

気をつけたいのは言葉の置き換えです。公式が書いているのは「次回開催は未定」であって、「終了」「廃止」「2026年は開催しない」とは書かれていません。リニューアルの時期や内容も、公式ページでは記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)。

ミニ結論:いま申し込める回はありませんが、終了とも案内されていません。受けたい方は公式の日程欄を定期的に見る形になります。

合格率と合格基準

合格率とは、受験者数のうち合格者数が占める割合です。JDLAは5回分の実数を公表しています。

回 受験者数 合格者数 合格率
2023年 第1回 1,122名 829名 73.89%
2023年 第2回 1,822名 1,162名 63.78%
2024年 第1回 1,775名 1,262名 71.10%
2024年 第2回 1,911名 1,339名 70.07%
2025年 第1回 1,677名 1,313名 78.29%
累計(2025年第1回時点) 8,307名 5,905名 —

出典:JDLA公式 試験ページ・結果発表(2026年9月8日確認)。

合格ラインは非公開。学習時間は「0〜15時間」が最多です

公式は「合否基準および詳細受験結果は非公開」と明記し、FAQでも合格点・合格ラインは非開示とされています。受験者には分野別の得点率と解説が開示されます。FAQは過去試験の平均を「70%程度」と説明しており、上の表の5回(63.78〜78.29%)とも食い違いはありません。合格ラインが公開されていない以上、「何問正解すれば受かる」という目安は当社では作れません。

学習時間は、FAQの合格者アンケートで「0〜15時間」が81.7%と最多、92%以上が30時間未満です。教材はFAQの「2025年3月時点」の記述で専用テキスト・問題集は未公開とされ、その後の発行は確認できませんでした(2026年9月8日確認)。

ミニ結論:数字では7割前後が合格していますが、合格ラインは非公開です。「簡単」と言い切れる材料は公式にはありません。

合格すると何の証明になるか

ここでいう「証明」とは、会社への提出や履歴書・名刺への記載に使える形のことです。

合格したときに手元に残るもの(公式の記述)

  • ✅ 試験結果レポート(または結果画面のコピー)
  • ✅ オープンバッジ(デジタル合格認定書)※合格者に発行
  • ✅ 名刺への表記例「JDLA Generative AI Test 2023 #1 合格者」
  • ❌ 正式な合格証・合格認証ロゴ:公式は「発行は予定されていない」と明記
  • ❓ 合格の有効期限・更新の有無、オープンバッジの発行元・有効期限:いずれも公式ページで記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)

結果は試験から約2週間後にマイページで見る流れで、2025年第1回では結果確認期間が2025年12月7日までとされていました。この日付は結果を見られる期間の終わりで、合格の有効期限ではありません。

ミニ結論:紙の合格証が要る場面には向きません。デジタルバッジと結果レポートで足りる用途かを確かめてください。

生成AIパスポートの代わりになるか

「代わりになるか」は、いつ資格が必要かで答えが分かれます。

いま資格が必要な人には、代わりになりません

理由は単純で、申し込める回が無いからです。生成AIパスポートは年5回(2・4・6・8・10月)実施で、次回は2026年10月試験、申込は8月1日から9月30日まで、受験は10月1日から10月31日までです。迷っている方は生成AIパスポートとG検定はどちらを受けるかをご覧ください。

待てる人・腕試しをしたい人は、公式の更新を見る形になります

ここからは当社の読み取りです。公式が自ら「ミニテスト」と呼んでいることから、当社が読み取った限りでは、ほかの資格の置き換えというより、20分・2,200円で自分の理解度を測る腕試しに近い位置づけです。仮に再開しても、60分・60問の試験と同じ用途で使えるかは、提出先が何を求めているか次第になります。

ミニ結論:「安いほうで代用する」ではなく、「いま必要か、待てるか」で分かれます。

こういう人はどれを選ぶか

目的別に、進める先を3つに整理します。

あなたの状況 いまできること 読む記事
会社の提出や転職で、いま生成AIの資格が要る 生成AIパスポート(次回2026年10月試験・申込は9月30日まで)を検討する 生成AIパスポートとG検定はどちらを受けるか
技術寄りまで体系的に学びたい JDLAのG検定・E資格を検討する G検定とE資格の違い
急がない。まず安く腕試しをしたい 公式の例題9問を解き、JDLA公式の日程欄の更新を待つ AI資格は意味ないのか

国家試験で生成AIを押さえたい方にはITパスポートに生成AIは出るのかもあります。

再開したとき、申し込む前に見る3つ

  1. 公式の日程欄に2026年以降の回が載っているか(2026年9月8日時点では2025年第1回のままです)
  2. 合格の証明が自分の用途に足りるか(正式な合格証の発行は予定されていません)
  3. 申込後のキャンセル・返金ができない点に納得できるか

よくある質問

Q. Generative AI Testは2026年に開催されますか?

A. 2026年9月8日時点で、公式ページに次回の日程は掲載されていません。2025年6月20日のお知らせで「リニューアルを検討しているため、次回開催は未定」とされたままです。終了・廃止とは案内されていません。申し込む前に公式ページをご確認ください。

Q. 受験料と試験時間はどのくらいですか?

A. 2,200円(税込)・20分で、択一式/多肢選択式19問と記述式1問です。学生料金や割引の金額は、公式ページでは記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)。

Q. 合格すると合格証はもらえますか?

A. 公式は「正式な合格証の発行は予定されていない」としています。代わりに結果レポートと、合格者へのオープンバッジが発行されます。

Q. 合格に有効期限はありますか?

A. 有効期限や更新の有無は、公式ページで記載を見つけられませんでした(2026年9月8日確認)。なお2025年第1回の「結果確認期間 2025年12月7日まで」はマイページで結果を見られる期間のことで、合格の有効期限ではありません。

まとめ

  • 2026年9月8日時点で、申し込める回はありません。公式は2025年6月20日に「リニューアルを検討しているため、次回開催は未定」と告知したままで、終了・廃止とは案内されていません。
  • 最後の開催は2025年6月7日です。
  • 中身は20分・19問+記述1問・2,200円(税込)。合否基準は非公開、正式な合格証の発行は予定されていません。
  • 公式が公表した5回の合格率は63.78〜78.29%、累計受験8,307名・累計合格5,905名(2025年第1回時点)です。
  • いま資格が必要な方は、生成AIパスポート(次回2026年10月試験・申込9月30日まで)やG検定が現実的な選択肢になります。

次にやること:JDLA公式の試験ページを開き、日程欄に2026年以降の回が載っているかを確かめてください。ここが更新されたときが、再開の合図になります。

出典

以下はすべて2026年9月8日に開いて確認しました。

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