DS検定★とG検定はどちらを受けるか|2026年に両方とも試験が変わりました(範囲・費用・合格率を公式で比べる)

DS検定星とG検定の範囲・費用・合格率を2026年の最新公式情報で比べた記事のアイキャッチ画像 AIの基本

DS検定★は10,000円、G検定は13,200円。この3,200円の差だけを見て「G検定の方が高い」と結論づけるのは早計です。前者は税抜、後者は税込で表示されているからです。しかも2026年、両方の検定は出題範囲や問題数そのものが変わりました。古い比較記事の情報のまま申し込むと、当日の試験形式が想定と食い違うことになります。

結論|どちらを受けるか、目的で決める

DS検定★とG検定は、どちらも受験資格の制限がなく、選択式の試験です。ただし証明できる内容が違います。統計・データエンジニアリング・価値創造といった「データを扱う力」を証明したいならDS検定★、AIの導入方針を決める立場で技術と法律・倫理の両方を押さえたいならG検定です(2026-09-08確認・当社の整理)。

用途別の目安(当社の整理・3択)

  • 統計処理やデータ集計を自分の手で行う仕事に近づきたい人=DS検定★(基盤・データサイエンス・データエンジニアリング・価値創造の4カテゴリ)
  • AIの導入可否を判断する立場で、技術に加えて法律や倫理も押さえたい人=G検定(シラバスに技術と社会実装の両方を含む)
  • どちらも今は重すぎると感じる人=生成AIパスポートから始める選択肢もあります

両方受ける場合の順番について、公式ページでは指定が見当たりませんでした(2026-09-08確認)。当社の考えとしては、先にG検定で全体像(技術+法律・倫理)をつかんでから、DS検定★でデータ側の実務力を確認する順が学びやすいと考えていますが、これは公式の推奨ではなく当社の意見です。

根拠の確認について:本記事の数字はすべて、データサイエンティスト協会とJDLA(日本ディープラーニング協会)の公式ページ・公式ニュースを2026年9月8日に確認したものです。各項目の出典は本文中と末尾の出典一覧にまとめています。

公式データで比べる

ここでは問題数・受験料・合格率など、公式ページに数値として書かれている項目だけを並べます。

項目 DS検定★(リテラシーレベル) G検定
主催 データサイエンティスト協会 JDLA(日本ディープラーニング協会)
出題形式 選択式問題 知識問題(多肢選択式)
問題数 100問 145問程度(2026年・オンライン/会場とも)
試験時間 100分 オンライン100分/会場120分
受験方法 全国の試験会場(CBT) 自宅受験(オンライン・年6回)+会場試験(年3回)
受験資格 制限なし 制限なし
受験料(一般) 10,000円(税抜) 13,200円(税込)
受験料(学生) 5,000円(税抜) 5,500円(税込)
直近の合格率 約42%(第12回・2026年3月) 83.08%(2026年第4回・7月)

問題数・時間・受験方法

DS検定★は100問・100分のCBT方式で、全国の会場から都合の良い日時を選んで受験します。G検定は2026年から出題数が145問程度に変わり、オンライン受験なら100分、会場試験なら120分です(後述)。DS検定★は年3回、各回2週間強のCBT期間内で日時を選べる形、G検定はオンラインが年6回・会場が年3回という実施頻度の違いもあります。ただし実際に選びやすい日程は住んでいる地域の会場空き状況にもよるため、「日程が組みやすい方」を単純に決めつけることはできません。

受験料(税抜と税込を混ぜない)

DS検定★の受験料は公式ページで税抜表記(一般10,000円・学生5,000円)、G検定は税込表記(一般13,200円・学生5,500円)です。そのまま並べると「G検定の方が3,200円高い」ように見えますが、検定トップと「DS検定★とは」のページでは税込額の記載を見つけられませんでした(2026-09-08確認)。仮に消費税率10%で計算すると11,000円になりますが、これは当社が計算した参考値であり、公式の数字ではありません。比べるときは必ず「税抜」「税込」の表記を確認してください。G検定にはこのほか、前回受験日から2年以内なら半額(一般6,600円・学生2,750円、個人申込のみ)になる再受験割引や、「AI for Everyone」修了者向けの30%割引クーポン(修了証記載の日付から2年以内)もあります。いずれもオンライン試験の申込に限られ、会場試験には割引制度がありません(公式)。

合格率と合格ライン

DS検定★は第12回(2026年3月)で受験者約2,400名・合格者1,001名・合格率約42%、第11回(2025年11月)は約3,560名中1,529名・約43%でした。合格ラインについては公式ページに「合格ラインの目安 正答率約77%」と示されていますが、「※上記は過去参考値です」という但し書きが付いています。G検定は2026年第4回(7月3・4日)で受験者9,241名・合格者7,677名・合格率83.08%、累計では受験者219,761名・合格者156,562名です。G検定の合格基準・合格ラインについては、公式ページでは記載を見つけられませんでした(2026-09-08確認)。

2026年に変わったこと(ここが古い記事との違い)

DS検定★とG検定は、どちらも2026年に試験の中身が変わりました。ネット上の比較記事の多くは変更前の情報のまま止まっています。

年表(確認日 2026-09-08)

  • 2023年10月:DS検定★のスキルチェックリストがver.5に更新。「AI利活用スキル」69項目が新設(項目総数572→650)
  • 2024年11月:G検定がG2024#6から出題数を変更(従来の200問程度→160問程度)
  • 2025年12月:DS検定★のスキルチェックリストがver.6に更新と発表(項目総数650→845)
  • 2026年1月〜:G検定がG2026#1から出題数・試験時間を変更(オンライン100分・145問程度、会場120分・145問程度に)
  • 2026年6月:DS検定★第13回からver.6が検定範囲に適用

DS検定★:第13回からver.6に

公式ページには「2025年に更新したスキルチェックリストver.6に基づき、一部試験範囲に変更があります」とあり、第13回(2026年6月試験)から適用されています(2026-09-08確認)。ver.6では、これまで「ビジネス力」として問われていた内容の多くが「基盤スキル」に移り、新たに「価値創造スキル」を問う問題が加わりました。模擬問題の構成(2026年6月更新)は、基礎1問・価値創造4問(解説付き)・データサイエンス3問・データエンジニアリング2問です。

G検定:145問程度・100分に

JDLAは2025年10月8日の告知で、G2026#1から出題数・試験時間を変更するとしています。現行(2026年)の実施概要はオンライン100分・145問程度、会場120分・145問程度です。JDLAの公式ページ内には「G2024#6より出題数を変更いたします(従来200問程度→160問程度)」という注記がまだ残っていますが、これは2024年時点の変更の記録で、現行の145問程度とは別の話です。160問程度・120分という数字を見かけたら、2025年までの情報だと考えてください。

ver.5の「AI利活用スキル69項目」はどうなったか

2023年のver.5では、「AI利活用スキル」として69項目が新設され、「利活用スキル」「背景理解・対応スキル」など9つに分類されました。ハルシネーションやファインチューニング、マルチモーダルAIといった用語もここに含まれます。一方、2025年のver.6のプレスリリースには「AI利活用タスクリストの全面刷新(後日、正式に発表)」とあるのみで、69項目という区分がver.6でそのまま維持されているかは、公式資料では確認できませんでした(2026-09-08確認)。ver.6では生成AIに関する項目が「基盤」の「課題の定義」や、データエンジニアリングの「生成AIコーディング支援」などに置かれていることは公式ページで確認できます。

合格率42%と83.08%の差をどう読むか

DS検定★の約42%とG検定の83.08%を並べると、DS検定★の方が難しく見えます。ただし、この数字の差をそのまま「難易度の差」と断定することはできません。受験者層(すでにデータ業務に近い人が多いか、幅広い層が受けているか)も、出題範囲も、合格基準の公開状況も異なるためです。DS検定★は合格ラインの目安(正答率約77%、過去参考値)が公式に示されている一方、G検定については、公式ページでは記載を見つけられませんでした(2026-09-08確認)。合格率の数字はこの通りですが、単純に「どちらが難しいか」を決める材料としては不十分です。

合格率の数字だけで比べられない理由

  • 受験者層が違う(すでにデータ業務に近い人が多いか、幅広い層が受けているか)
  • 出題範囲・出題数・試験時間が違う(DS検定★100問100分、G検定145問程度・100〜120分)
  • 合格基準の公開状況が違う(DS検定★は目安を公表・G検定は公式ページに記載を見つけられませんでした)

次回の試験日程と申込

直近の開催予定は次の通りです(2026-09-08確認)。

DS検定★ 第14回 G検定 G2026#6
試験期間 2026年11月7日(土)〜11月22日(日) オンライン:11月6日(金)16:00〜17:40/11月7日(土)13:00〜14:40
個人申込期間 2026年9月21日(月)10:00〜10月23日(金) 2026年9月11日(金)13:00〜10月29日(木)23:59
団体申込締切 個人申込と異なりますが、公式ページでは具体的な日付を見つけられませんでした(2026-09-08確認) 2026年10月22日(木)23:59
会場試験 あり(CBT) この回の会場試験は実施なし
結果発表 2027年1月中旬 公式ページに記載を見つけられませんでした(2026-09-08確認)

DS検定★ 第14回の団体申込の終了日は個人申込と異なります(公式)が、具体的な日付は見つけられませんでした(2026-09-08確認)。G2026#6の団体申込は2026年10月22日(木)23:59までです。団体申込を予定している場合は、公式ページで直接確認してください。

受けなくてもよい人・向いていない人

どちらの検定も、今すぐ受ける必要がない方もいます。

今は受けなくてよいと考えられる方

  • 生成AIの使い方だけを知りたい方(生成AIパスポートとG検定の比較で自分の立ち位置を確認済みの方)
  • 統計やプログラミングにまったく触れる予定がなく、資格の有無で仕事が変わらない方
  • 「取っておいた方が良さそうだから」という理由だけで選んでいる方(勉強の途中で目的を見失いやすくなります)

知識ではなく実装の力を測る別の民間検定として、AI実装検定の3つの級の難易度と受け方もまとめています。

よくある質問

Q. DS検定★とG検定は両方受ける意味がありますか?

A. 範囲が異なります(DS検定★は統計・データエンジニアリング・価値創造が中心、G検定はAI技術に加えて法律・倫理を含みます)。両方受けるかどうかは、証明したい内容によって変わります。当社の考えでは、先にG検定で全体像をつかみ、後からDS検定★でデータ側の実務力を確認する順が学びやすいと考えていますが、これは当社の意見であり公式の推奨ではありません。

Q. DS検定★の試験範囲はver.5とver.6のどちらですか?

A. 第13回(2026年6月試験)からver.6が適用されています(2026-09-08確認)。古い教材や問題集を使う場合は、対応する版を確認してください。

Q. G検定は160問ではないのですか?

A. G2026#1から出題数・試験時間が変更され、現行はオンライン・会場とも145問程度です(2025年10月8日のJDLA告知)。160問程度・120分は2025年までのオンライン試験の話です。

Q. 合格率が42%と83%なら、DS検定★の方が難しいのですか?

A. 受験者層や出題範囲が異なるため、この数字だけで難易度を比べることはできません。DS検定★は合格ラインの目安(正答率約77%、過去参考値)が公式に示されています。

Q. 受験料はいくらですか?

A. DS検定★は税抜10,000円(学生5,000円)、G検定は税込13,200円(学生5,500円・再受験割引などあり(オンラインのみ))です。比べるときは税抜・税込の表記を混同しないでください。

まとめ

  • DS検定★とG検定は、どちらも受験資格の制限がない選択式の試験ですが、証明できる内容(データ側かAI活用・倫理側か)が異なります
  • 受験料はDS検定★が税抜10,000円、G検定が税込13,200円で、表記のルールが違うためそのまま比べられません
  • DS検定★は2026年6月の第13回からスキルチェックリストver.6が適用され、G検定は2026年からG2026#1以降、出題数145問程度・試験時間オンライン100分/会場120分に変わりました
  • 合格率(DS検定★約42%、G検定83.08%)の差は、受験者層や出題範囲の違いがあるため、単純な難易度の差とは言えません
  • 次回はDS検定★第14回(試験2026年11月7日〜22日・個人申込9月21日〜10月23日)、G2026#6(2026年11月6・7日・個人申込9月11日〜10月29日、この回は会場試験なし)です

出典(すべて2026-09-08確認)

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