記事が20本、30本とたまってきたころ、カテゴリー欄を見て手が止まる。1本しか入っていないカテゴリーがある、逆に半分以上の記事が1つのカテゴリーに固まっている、そして自分でも「この記事はどっちだろう」と迷う。
この記事は、これからカテゴリーを作る人ではなく、すでに散らかってしまった人のためのものです。記事を1本も消さずに、今日30分で直す手順だけを書きます。
先に結論(4行)
- カテゴリーの「個数」から直そうとすると失敗します。直す順番は「数える → 記事ごとに3択で判定する → URLが変わるか確かめる」です。
- よく見る「カテゴリーは3〜5個が理想」に公式の裏づけは確認できませんでした。当サイトが同テーマの記事10本を実際に開いて数えたところ、数を断定していたのは7本、そのうち公式文書を根拠に示していた記事は0本でした(2026年8月12日に確認)。
- 代わりに使う判断軸は「1つのカテゴリーに何本たまっているか」です。数は結果であって目標ではありません。
- 記事は1本も消しません。記事に対してやることは「付け替える・親子にする・育てる」の3つだけです(空になった箱を片づけるのは別作業)。カテゴリーを削除しても、その中の記事は削除されません(WordPress公式仕様)。
直す手順の全体像:5ステップ・所要30分
ブログのカテゴリー整理とは、すでに公開した記事の分類先を、記事本文を書き換えずに付け替える作業のことです。書き直しではないので、1本あたり10秒ほどで終わります。時間がかかるのは「どこに入れるか決める」ところだけです。
カテゴリーを直す5ステップ
どのカテゴリーに何本入っているかを一覧で出す
5つのサインに当てはまるカテゴリーに印をつける
「付け替える・親子にする・育てる」から選ぶ。消すという選択肢はありません
パーマリンク設定を見るだけ。ここで作業が終わる人が大半です
編集画面のチェックを付け替え、未分類を0本にする
まとめると:直す作業そのものは軽いです。重いのは判定なので、判定の基準を先に渡します。
この記事の根拠と、確かめていないこと
カテゴリーの話は、出どころの分からない「べき論」がとても多い領域です。この記事は次のルールで書いています。
この記事のルール(5つ)
- Google・WordPressの公式ドキュメントで確認できたことだけを「公式」と書きます。確認日はすべて2026年8月12日です。
- 「公式に書かれていない」と書くときは、開いたページを出典欄に全部並べます。探していない範囲を「無い」とは書きません。
- 同テーマの記事10本を実際に開いて数えた結果を使います。この10本は当サイトが2026年8月12日に開けたものであり、検索順位そのものではありません。
- 当サイト(AIの教科書)のカテゴリー別の記事数は、WordPressの公開APIから取得した実測値をそのまま載せます。
- 英語版しかない公式ドキュメントを引用するときは、その引用のすぐ横に「原文は英語。訳は当サイトによる」と書きます。
まとめると:この記事で「公式」と書いてある部分は、すべて出典欄のURLで確かめられます。
「カテゴリーは3〜5個が理想」は誰が決めたのか
まずここを片づけます。この数字を信じて既存のカテゴリーを削りにいくと、記事のURLまで巻き添えになることがあるからです。
当サイトは2026年8月12日に、「ブログ カテゴリー 分け方」ほか3つの検索語で出てきた記事を10本実際に開いて、カテゴリー数についてどう書いているかを数えました。結果は次のとおりです。
| 数えた項目 | 該当数 |
|---|---|
| カテゴリー数の目安を数字で断定している | 7 / 10本 |
| ↳ そのうち、公式文書を根拠として示していたもの | 0 / 7本 |
| 逆に「適正な数は無い」と明記していた | 2 / 10本 |
| Google公式またはWordPress公式へリンクしている | 2 / 10本 |
| ↳ そのうちWordPress公式ドキュメントへのリンク | 0 / 10本 |
| カテゴリー別の記事数の実データを出している | 0 / 10本 |

そして、断定していた7本の中身がそろっていません。「3個程度」「3〜4個」「3〜5個」「5〜10個」「3〜6個」と、5通りの数字が並びます。(1本の記事の中で「3〜5個から始めて、5〜10個が目安」と幅を持たせているものもあります。)さらに、数を断定しない立場の記事も2本あります。つまり読者は、どれを信じても別の記事に否定される状態に置かれています。
※この10本は3つの検索語で出てきた記事のうち、当サイトが実際に開けたものです。検索結果に出ていたのにページが存在しなかったもの(404)が2件ありました。日本の検索結果の並び順と一致するとは限らないため、「上位◯位」という言い方はしません。
まとめると:「3〜5個が理想」は経験則として語られてきた数字であり、当サイトが調べた範囲では公式の裏づけを示した記事は1本もありませんでした。数字そのものが間違いだと言っているのではなく、根拠のない数字を基準にして既存のカテゴリーを消すのは危ないという話です。
公式が言っていること・言っていないこと
では公式は何と言っているのか。当サイトがGoogle検索セントラルの11ページとWordPress公式ドキュメントの10ページを開いて確認した結果を、通説と並べます。「確認できず」は「探した範囲で見つからなかった」という意味で、「存在しない」という意味ではありません。
| よく言われること | 公式で確認できたこと | 判定 |
|---|---|---|
| カテゴリーは◯個までにすべき | 数の推奨は、開いたGoogleの5ページのいずれにも見当たらなかった。書かれているのは「論理的に整理する」までである | 数値基準は確認できず |
| 階層は2階層まで/クリック3回以内 | 階層の深さに関する数値の推奨は、開いた範囲では見当たらなかった | 数値基準は確認できず |
| URLを「カテゴリー名/記事名」にするとSEOに強い | Googleは逆のことを書いている(次の引用。eコマース向けガイドでの記述)。サイト構造の把握はURLではなくリンク経由である | 公式は明示的に否定 |
| サイト内で内容が重なるとペナルティを受ける | 重複ページの解説は「正規化の方法」に終始しており、ペナルティや手動対策への言及は見当たらなかった。スパムポリシーの20項目にもサイト内の重複は含まれない | ペナルティの記載は確認できず |
| 1記事1カテゴリーにすべき | WordPress公式は「1つ以上のカテゴリー」と書いており、複数付与は仕様として認められている。1つに限るべきという記述は見当たらなかった | 「すべき」の根拠は確認できず |
| タグは付けない方がいい/付けた方がいい | WordPress公式は、タグは必須ではないと書くのみ(英語版のみのページ。訳は当サイトによる)。推奨・非推奨の記述は見当たらなかった | 公式の推奨は確認できず |
| URLから「/category/」は消した方がいい | 変更はできるが、URLから完全に取り除くことはできないと公式が明記。消すべきかどうかの推奨は見当たらなかった | 仕様上の制約のみ確認 |
公式がはっきり言っている1文
この記事でいちばん重要な公式の記述がこれです。
通常、Google が URL の構造からサイトの構造を把握することはありません。
出典:Google 検索セントラル「e コマース ウェブサイトのナビゲーション構造」(日本語版・最終更新2025年12月18日 UTC/確認日2026年8月12日)。このページはeコマースサイト向けのガイドです。一般のブログ向けに書かれた記述ではない点を承知したうえで引用しています。ただしサイト階層についてのGoogleの明示的な記述としては、当サイトが確認できた中で最も直接的なものです。
同じページには、代わりに何をすべきかも書かれています。
メニューからカテゴリページへのリンク、カテゴリページからサブカテゴリ ページへのリンク、そしてサブカテゴリ ページからすべての商品ページへのリンクを追加します。
そしてSEOスターターガイド(日本語版・最終更新2025年12月18日 UTC)には、こう書かれています。
Google では、主にクロール済みのページからリンクをたどることで新たにページを発見しています。
つまり、カテゴリー設計はURLの設計ではなく「たどれるかどうか」の設計です。URLに何を入れるかで悩む前に、トップページからカテゴリー一覧へ、カテゴリー一覧から各記事へ、リンクで到達できるかを見てください。同じスターターガイドは「サイトの構築時や改装時には、論理的に整理することをおすすめします。検索エンジンやユーザーがページ間の関係を把握しやすくなるからです。」とも書いていますが、「論理的に」の中身として個数や階層の数字は示されていません。
なお、Googleが検索結果から除外するよう案内しているのは、並べ替えや絞り込みのパラメータが付いたURL(同じ一覧の並び順違い)についてです。素のカテゴリー一覧ページをどう扱うべきかについては、当サイトが開いた5ページの中では指示を確認できませんでした。
まとめると:公式が数字で決めているものは、当サイトが確認した範囲ではありませんでした。決まっているのは「リンクでたどれるようにする」という考え方のほうです。
数の代わりに使う判断軸:1カテゴリーに何本たまったか
個数を目標にすると、記事を無理に押し込むか、無理に分けるかのどちらかになります。当サイトが使っている判断軸は本数です。
| そのカテゴリーの記事数 | いまの状態 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 0本 | 存在しているだけのカテゴリー | 年内に書く予定がなければ、空の箱を片づける(中に記事が無いので、消える記事はありません) |
| 1〜2本 | 読者から見て一覧ページが空に近い | 3か月以内に書く予定があるなら育てる。無いなら近いカテゴリーへ付け替える |
| 3〜9本 | 健全 | 触らない |
| 10〜19本 | そろそろ中で話題が分かれ始める | 子カテゴリーの候補を考え始める。まだ分けない |
| 20本以上、または全体の半分以上 | 読者が目的の記事にたどり着けない | 親子構造にして、中を2〜3の子カテゴリーへ分ける |
※この本数の区切りは当サイトの運用上の目安であり、公式の基準ではありません。前述のとおり、公式に数値の推奨は確認できていません。数字を出す以上、出どころが当サイトであることを明記します。
この軸なら、カテゴリーの個数は結果として決まります。記事が何本あっても、扱っている話題が3つなら3個、6つなら6個です。先に「5個にしよう」と決める必要がありません。
まとめると:個数は目標ではなく結果です。数えるべきは箱の数ではなく、箱の中身です。
散らかったカテゴリーを直す5手順(記事は1本も消さない)
手順1:いま何本ずつ入っているかを数える(1分)
WordPressの管理画面なら「投稿 → カテゴリー」に件数の列が出ます。ただ、ログインせずに一覧を出す方法のほうが速いので、そちらを紹介します。ブラウザのアドレス欄に次のURLを入れるだけです。
カテゴリー名・スラッグ・記事数(count)・親カテゴリー(parent)が一覧で返ってきます。当サイトで実際に実行した結果が次です。数字は「2026年8月12日22時時点(この記事を公開する直前)」のものです。
| カテゴリー名(2026年8月12日22時時点) | スラッグ | 記事数 | 親 |
|---|---|---|---|
| 仕事でAI活用 | ai-for-work | 27本 | なし |
| AIの基本 | ai-basics | 13本 | なし |
| 暮らしでAI活用 | ai-for-life | 2本 | なし |
| 未分類(既定カテゴリー) | uncategorized | 0本 | なし |
| 合計 | 42本 |
bpu-ai.com の公開APIから2026年8月12日22時(この記事を公開する直前)に取得した実測値です。同時点の公開記事の総数42本とも一致しています。
そしてこの内訳は、いま読んでいるこの記事が公開された時点で変わります。この記事は「仕事でAI活用」に入るので、27本は28本以上になり、合計42本も増えます。カテゴリーは運用しているだけで日々崩れていく、という記事の主張を、この記事自身が実演している形です。最新の数字は、上のURLでご自身のサイトを数えてください。

この数字を隠さずに書きます。当サイトは前節の自分の基準に照らして、同時点ですでに2か所が引っかかっています。「仕事でAI活用」が27本=全体の64%で偏っており、「暮らしでAI活用」は2本しかありません。前節の表どおりなら、前者は親子構造にする候補、後者は「育てる・付け替える」の判定対象です。基準を作った本人が基準どおりになっていない状態を、そのまま公開します。これが実際のブログの姿だからです。
手順2:直す対象を5つのサインで洗い出す(3分)
当てはまったカテゴリーに印をつけてください
- □ 記事が1〜2本しか入っていないカテゴリーがある
- □ 1つのカテゴリーに全体の半分以上が入っている
- □ 「未分類」に1本でも記事が入っている(自覚がなくても入っていることがあります。後述)
- □ 名前を見ても中身が想像できないカテゴリーがある(「その他」「日記」「雑記」など)
- □ ある記事をどちらに入れるか、自分でも毎回迷うカテゴリーの組がある
最後の項目に当てはまったときは、記事の中身ではなく読者の目的で振り分けてください。同じChatGPTの記事でも「学びたい人向け」と「今日の仕事を終わらせたい人向け」では読者が別だからです。目的の見極め方は検索意図の調べ方で手順にしてあります。
手順3:「付け替える・親子にする・育てる」の3択で判定する(記事1本1分)
記事に対しては、この3つ以外の選択肢を使いません。とくに「記事を消す」は候補に入れません。中身が空になった箱(カテゴリー)を片づけるのは、記事への打ち手とは別の後片づけなので、下の表では「実際にやること」の側に書いています。
| 印をつけた状態 | 選ぶ打ち手 | 実際にやること |
|---|---|---|
| 記事1〜2本・今後書く予定なし | 付け替える | 近いカテゴリーへ移す。空になったカテゴリーは削除してよい(記事は残ります) |
| 記事1〜2本・3か月以内に書く予定あり | 育てる | いま触らない。次に書く記事をここに入れて本数を増やす |
| 1つに20本以上/全体の半分以上 | 親子にする | いまの名前を親として残し、中を2〜3の子カテゴリーへ分ける |
| 2つのカテゴリーの境目を自分で説明できない | 付け替える | 読者の目的が近いほうへ寄せ、片方の名前を具体的にする |
| 中身がほとんど同じ記事が複数ある | この記事の範囲外 | 分類ではなく記事そのものの問題です。ブログリライトのやり方7ステップへ |
「親子にする」を選んだ人へ、公式仕様を1つ。WordPressの日本語公式は「WordPress の投稿は 1つ以上のカテゴリーの下に保存されます。カテゴリーには「親カテゴリー」を割り当てカテゴリー構造内に階層構造を構築できます。」と書いています。そして英語版のドキュメントには、親カテゴリーの一覧を開くと子カテゴリーの記事もすべて表示されると書かれています。
英語版ドキュメントからの引用(原文は英語。訳は当サイトによる)
「訪問者が『Animals』カテゴリーのリンクをクリックすると、『Animals』とそのすべてのサブカテゴリーの投稿が表示されます。『Mammals』カテゴリーのリンクをクリックすると、そのサブカテゴリーの投稿だけが表示されます。」
出典:WordPress公式ドキュメント「Posts Categories Screen」(最終更新2026年6月26日/確認日2026年8月12日)
つまり親子にしても、親の一覧ページが空になることはありません。分けたせいで一覧がスカスカになる心配は要らない、ということです。
カテゴリー名を決め直すときは、読者が実際に検索で使う言い回しに寄せておくと、一覧ページ自体が拾われやすくなります。ただしこの記事では名前の付け方は深掘りしません(1つのカテゴリーに1つの主要な言い回しを対応させる、まで)。言葉の選び方はAIブログのキーワード選定方法にまとめてあります。
手順4:URLが変わるかどうかを1分で確かめる(ここで終わる人が大半)
ここが、多くの解説記事が飛ばしている分岐です。「カテゴリーを変えると評価がリセットされる」と書かれた記事を読んで手が止まった人がいると思いますが、それが当てはまるかどうかは、あなたのパーマリンク設定で決まります。
管理画面の「設定 → パーマリンク」を開いて、いま選ばれている構造に %category% が入っているかどうかを見るだけです。
パーマリンク設定に %category% は入っていますか?
入っていない(記事名だけ、日付と記事名、など)
カテゴリーを付け替えても記事のURLは1文字も変わりません。リダイレクトの準備も不要です。手順5へ進んでください。当サイトもこちらで、投稿のURLは「投稿名」だけで作っています。
入っている(例:カテゴリー名/記事名)
付け替えると記事のURLが変わります。先に次の章を読んでから作業してください。何もせずに付け替えるのは避けます。
※この記事ではパーマリンク設定の変更手順そのものは扱いません(今の設定を変えると、既存の記事URLが一斉に変わるためです)。設定の考え方はAIブログの始め方完全ガイド【7ステップ】にあります。この記事が扱うのは「もう設定してしまった後にどうするか」だけです。
手順5:付け替えを実行し、未分類を0本にする(1本10秒)
記事の編集画面を開き、サイドバーのカテゴリー欄でチェックを付け替えます。WordPress公式のドキュメントには、この欄について次のように書かれています。
英語版ドキュメントからの引用(原文は英語。訳は当サイトによる)
「カテゴリー名の隣のチェックボックスにチェックを入れることで、投稿を1つ以上のカテゴリーに追加します。」
出典:WordPress公式ドキュメント「Page Post Settings Sidebar」(最終更新2024年10月24日/確認日2026年8月12日)
最後に、「未分類」が0本になっているかを必ず確認してください。手順1のURLをもう一度開けば1秒で分かります。ここが0本でない場合、あなたが知らないうちに記事が既定カテゴリーへ落ちています。理由は次の章で説明します。
分類を直し終えたら、次はカテゴリーの中で記事どうしをどうつなぐかという別の作業が待っています。そちらはブログ内部リンクの貼り方と設計のコツにまとめてあるので、この記事では触れません。順番としては、分類を直してからつなぎ方を直すほうが手戻りが出ません。
まとめると:作業は5つだけで、記事は1本も消えません。時間の大半は手順3の判定に使います。
URLが変わる人だけが読む章:カテゴリーのスラッグとリダイレクト
パーマリンクに %category% が入っている人向けです。ここは公式で確認できたことと、確認できなかったことをはっきり分けて書きます。
| 変えるもの | 公式ドキュメントで確認できたこと | 実務での結論 |
|---|---|---|
| 投稿のスラッグ | 古いスラッグから現在のパーマリンクへ転送する仕組みが標準で用意されている(関数 wp_old_slug_redirect) |
標準機能で救われる |
| カテゴリーのスラッグ | 同等の仕組みがあるかどうかは、開いた9ページのいずれでも確認できなかった | 自分でリダイレクトを用意するのが安全 |
| カテゴリーの付け替え(スラッグは変えない) | パーマリンクに %category% を使っている場合、記事のURLに出るカテゴリーが変わる |
記事URLが変わるので同上 |
| 1記事に複数カテゴリーを付ける | パーマリンクに表示されるのは1つだけで、どれが出るかはアルファベット順で自動的に決まる | 自分では選べない。複数付与は慎重に |
英語版ドキュメントからの引用(原文は英語。訳は当サイトによる)
「1つの投稿に複数のカテゴリーを割り当てた場合、パーマリンクに表示できるのは1つだけです。どのカテゴリーがパーマリンクに表示されるかは、アルファベット順で決まります。」
「これらのURLは永続的なものであり、決して変更されるべきではありません。パーマリンクという名前はそこから来ています。」
出典:どちらもWordPress公式ドキュメント「Customize permalinks」(最終更新2025年6月28日/確認日2026年8月12日)。このページの日本語版は探しましたが見つかりませんでした(日本語版に相当するURLは表示されませんでした)。
ここで「404になります」とは書きません。当サイトは公式ドキュメント9ページ(カテゴリー画面・パーマリンク設定画面・パーマリンクのカスタマイズ2種・タクソノミー・関数リファレンス2件・日本語版2ページ)を開いて確認しましたが、カテゴリーのスラッグ変更時に旧URLがどうなるかを明言した記述は見つけられませんでした。実機での検証も行っていません。分かっているのは「投稿には救済の仕組みが公式にあるが、カテゴリーについては確認できなかった」までです。だからこそ、変える側が自分でリダイレクトを用意しておくのが安全という結論になります。
なお、転送の設定そのものについてはGoogleが「リダイレクト先が正規ページになるべきことを強く示すシグナル」と位置づけており、サイトマップでの指定は「シグナルとしては弱いもの」と書いています。サイトマップを更新しただけで済ませないでください。
まとめると:カテゴリーのURLを変える作業だけは、他の手順と難易度が違います。ここが不安なら、無理に進めないでください。そもそもURLにカテゴリーが入っていない人は、この章を読む必要がありません。
当サイトの実例:公開32本のうち20本が「未分類」だった
ここからは、当サイトで実際に起きたことです。

2026年8月5日、当サイトは公開済み32本のうち20本がカテゴリー未設定のまま公開されていたことに気づきました。記事本文はいっさい変更せず、既存の3カテゴリーへ割り当てて是正しました。2026年8月12日に再確認したところ、未分類は0本のまま維持されています。
なぜ20本もたまるまで気づかなかったのか。原因はバグではなく仕様です。WordPressは、カテゴリーを指定し忘れても投稿を公開できてしまいます。
英語版ドキュメントからの引用(原文は英語。訳は当サイトによる)
「既定の投稿カテゴリーとは、投稿を書くときに他のカテゴリーを割り当てなかった場合に、その投稿へ割り当てられるカテゴリーです。」
出典:WordPress公式ドキュメント「Settings Writing Screen」(最終更新2024年6月8日/確認日2026年8月12日)
エラーも警告も出ません。公開ボタンは普通に押せて、記事は普通に表示されます。だから気づけない。これが「カテゴリーが散らかる」の、いちばん多い発生経路だと当サイトは考えています。
ついでに分かった観測事実も書いておきます。当サイトがWordPressに自動生成させているサイトマップには、記事数0の「未分類」が載っていませんでした(2026年8月12日確認・記事の入っていた3カテゴリーだけが掲載)。ただし、これが仕様としてそう決まっているのかは、当サイトが開いたWordPress公式ドキュメントでは確認できませんでした。当サイト1件の観測です。
今日1分でできること
手順1のURLを開いて、uncategorized の count を見てください。0でなければ、その本数だけ「入れ忘れた記事」が公開されています。当サイトは20本でした。
まとめると:散らかる原因の多くは、分類のセンスではなく入れ忘れが静かに積もることです。数えれば1分で分かります。
カテゴリーとタグはどう違うのか(公式仕様だけで整理)
付け替えを考えていると必ず出てくる疑問なので、公式に書いてあることだけを並べます。使い分けの「べき論」は、当サイトが調べた範囲では公式に見当たりませんでした。
| 項目 | カテゴリー | タグ |
|---|---|---|
| 階層(親子関係) | あり | なし |
| 名前・スラッグの重複 | 不可(一意である必要がある) | 不可(同上) |
| 指定しなかった場合 | 既定カテゴリーが自動で付く | 何も付かない |
| 必須かどうか | 実質必須(自動で付くため) | 必須ではない |
| 1記事への複数付与 | 可能 | 可能 |
| URLの既定のベース | category |
tag |
日本語版の公式ドキュメントは、違いをこう書いています。
カテゴリーとは異なり、タグには階層構造はありません。したがってカテゴリーのような『親』->『子』の関係はありません。
出典:WordPress日本語公式「投稿タグ画面」(更新2024年8月29日/確認日2026年8月12日)
そして英語版には「カテゴリーとは異なり、タグは必須ではありません。」と書かれています(原文は英語。訳は当サイトによる。出典は上と同じシリーズの「Page Post Settings Sidebar」)。
当サイトはタグを1つも使っていません。2026年8月12日22時時点(この記事を公開する直前)でタグの登録数は0件、記事42本を3カテゴリーで運用しており、それで困っていないため作っていません。「タグを付けるべき」という公式の推奨は確認できなかったので、当サイトも読者に付けろとは言いません。カテゴリーが散らかっている段階でタグを増やすと、散らかる箱が2種類に増えるだけです。
まとめると:違いは「階層があるかどうか」と「必須かどうか」の2点です。それ以上の使い分けは、公式が決めていない領域です。
それでも迷う人への3択
第1に(記事20〜40本で、カテゴリーが3個以下の人):親子にせず、今日は「未分類」を0本にするだけ
数える → 未分類の記事を既存カテゴリーへ入れる、で終わりです。所要10分。ここだけで見え方が変わります。
第2に(1つのカテゴリーに20本以上たまっている人):そこだけを親子に分ける
全部を作り直そうとせず、いちばん太いカテゴリーの中を2〜3に分けます。親の一覧には子の記事も出るので、一覧が空になる心配はありません。
第3に(記事1〜2本のカテゴリーが複数ある人):3か月の予定で決める
書く予定があるものは残して育てる、無いものは付け替える。迷ったら残してください。付け替えは後からでもできますが、URLの変更は取り返しがつきにくい作業です。
この記事の手順が向いていない人
次に当てはまるなら、いまカテゴリーを触らないほうがいいと当サイトは考えます。
- 記事が10本未満の人:分けるほどの本数がありません。まず書いてください。分類は本数がたまってからでも間に合います。
- パーマリンクにカテゴリーを含めていて、リダイレクトを自分で用意できない人:URLが変わる作業なので、準備ができるまで待つほうが損失が小さくなります。付け替えではなく、カテゴリー名の表示だけを分かりやすくする方法もあります。
- 中身がほとんど同じ記事が並んでいる人:それは分類の問題ではありません。ブログリライトのやり方7ステップが先です。
- 今まさに記事を書いている途中の人:整理は書き終わってからにしてください。整理は成果が見えやすいので、書けない日の逃げ場になりがちです。
よくある質問
| 質問 | ひとことでの答え |
|---|---|
| カテゴリーは何個が正解ですか | 公式の数値基準は確認できていません。本数で判断してください |
| カテゴリーを削除すると記事も消えますか | 消えません(公式仕様) |
| 1記事に複数カテゴリーを付けてもいいですか | 仕様上は可能。ただしURLに影響する設定なら注意 |
| あとから変更しても大丈夫ですか | パーマリンク設定によります |
| 「その他」カテゴリーは作っていいですか | 確認した範囲に禁止の記述はなし。ただし当サイトは作りません |
Q1. カテゴリーは結局、何個が正解ですか
当サイトが調べた範囲では、Google・WordPressの公式ドキュメントに個数の推奨は見当たりませんでした。開いたのはGoogleの5ページ(URL構造・SEOスターターガイド・クロール予算・サイト構造・URL設計)とWordPress公式の各ページです。一方で、同テーマの記事10本のうち7本が数字を断定しており、そのうち公式を根拠に示した記事は0本でした。数ではなく「1つのカテゴリーに何本たまっているか」で判断することをおすすめします。
Q2. カテゴリーを削除したら、中の記事も消えますか
消えません。WordPress日本語公式に「カテゴリーを削除しても、カテゴリー内の投稿は削除されません。ただし削除されたカテゴリーのみに属していた投稿は、「投稿設定」画面での定義に従いデフォルトのカテゴリーに設定されます。」と明記されています(確認日2026年8月12日)。つまり、消したカテゴリーにしか入っていなかった記事は「未分類」に落ちます。削除する前に付け替えるのが、この記事の手順3で先に判定させている理由です。なお、既定カテゴリーそのものは削除できないと公式に書かれています(原文は英語。訳は当サイトによる)。
Q3. 1つの記事に複数のカテゴリーを付けてもいいですか
WordPressの仕様としては可能です。公式は「1つ以上のカテゴリー」と書いており、編集画面もチェックボックス形式です。ただしパーマリンクに %category% を使っている場合は注意が必要です。URLに表示されるカテゴリーは1つだけで、どれが出るかはアルファベット順で自動的に決まると公式が明記しています。自分では選べません。
Q4. カテゴリーはあとから変更しても大丈夫ですか
あなたのパーマリンク設定によって答えが変わります。「変更すると評価がリセットされる」と一律に書いている解説を見かけますが、URLが変わらない設定の人には当てはまりません。まず設定画面を見てください(手順4)。
%category% が入っていない → 記事のURLは変わりません。リダイレクトも不要です。
%category% が入っている → 記事のURLが変わります。リダイレクトの用意が必要です。
Q5. 「その他」カテゴリーを作ってもいいですか
当サイトが開いたWordPress公式ドキュメントの範囲では、カテゴリー名についての禁止事項は見当たりませんでした。ただし当サイトは作りません。「その他」は、判定を先送りするための箱になりやすいからです。当サイトが2026年8月5日に見つけた未分類20本も、まさに「判定していない記事の置き場」が自動的にできてしまった結果でした。入れ先に迷った記事こそ、読者の目的で判定してから入れてください。
まとめ
- カテゴリーの「個数」を先に決めないでください。当サイトが同テーマ10本を数えたところ、7本が数字を断定し、そのうち公式を根拠にした記事は0本でした(2026年8月12日確認)。
- 公式が数字で決めているものは、当サイトが確認した範囲ではありませんでした。Googleが書いているのは「論理的に整理する」「リンクでたどれるようにする」までです。「通常、Google が URL の構造からサイトの構造を把握することはありません。」とも明記されています(eコマース向けガイド)。
- 使う判断軸は1カテゴリーあたりの記事数です。1〜2本なら育てるか付け替える、20本以上または全体の半分以上なら親子にする。個数は結果として決まります。
- 記事は1本も消しません。記事に対する打ち手は「付け替える・親子にする・育てる」の3つだけです(空になった箱を片づけるのは別作業)。カテゴリーを削除しても記事は削除されません(公式仕様)。
- 「カテゴリーを変えるとURLが変わる」が当てはまるかは、パーマリンク設定に
%category%が入っているかどうかで決まります。入っていない人は、リダイレクトの心配なく今日作業できます。 - 当サイトは2026年8月12日22時時点で42本を3カテゴリーで運用しており(この記事の公開後は増えます)、2026年8月5日には公開32本のうち20本が未分類でした。エラーが出ない仕様なので、数えるまで気づけません。
今日やることは1つだけ
ブラウザに https://あなたのサイト/wp-json/wp/v2/categories?per_page=100&_fields=id,name,slug,count,parent を入れて、カテゴリーごとの記事数と、未分類の本数を見てください。ログイン不要、1分で終わります。判定はそのあとで構いません。
分類が落ち着いたら、次は記事1本の中の構造です。見出しの組み立て方はAIブログの見出し構成の作り方にまとめてあります。
この記事が確かめた範囲と、出典
確かめたもの(すべて確認日2026年8月12日)
- Google 検索セントラルの日本語版ドキュメント11ページ(URL構造/SEOスターターガイド/パンくずリスト/正規URL/noindex/ファセットナビゲーション/クロール予算/eコマースのサイト構造・ページ分け・URL設計/スパムポリシー)
- WordPress公式ドキュメント10ページ(カテゴリー画面/タグ画面/パーマリンク設定画面/パーマリンクのカスタマイズ2種/投稿設定画面/編集画面サイドバー/タクソノミー/関数リファレンス2件)と、その日本語版3ページ
- bpu-ai.com の公開API(カテゴリー一覧・タグ一覧・投稿総数)とサイトマップ
- 同テーマの記事10本を実際に開いて読了し、カテゴリー数の記述を集計
確かめていないもの:カテゴリーのスラッグを変更したときの挙動の実機検証(本番サイトでの検証は行っていません)。WordPress公式ドキュメントの全ページ。したがってこの記事は「公式に存在しない」とは書かず、「開いた範囲では確認できなかった」と書いています。


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